星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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今日は23日です。23の数字を見て「にいさん…兄さんときたらカノンだね!」とスグサマ連想してしまうくらい本日も双子萌え。
瞬も兄さん兄さん言っていて素敵ですが、カノンは双子でありながら時折狙ったように「兄さん」と囁くのが良いのです。

カノサガとロスサガ話が書きたくてうずうずしています。
忙しい時に限って妄想したくなるのは、学生の頃から変わりませんね(^^;)


8/22 19時頃 ちょっと続きが読みたいと~様>(>ω<)嬉しいコメントを有難うございます。いっつも趣味に走りすぎた妄想ダダ漏れな拙宅ですので、そのようにおっしゃって頂けると勇気が沸いてまいります。サガは天然なところがある人の気がします(車田キャラは皆そうかもしれませんが・笑)。今まで「あの潔癖そうなサガに言い寄ったりしたら嫌われるかも」なんて遠慮していたサガの周囲の男性陣も、男との経験があるサガの過去がバレたら、雑兵から黄金聖闘士まで「自分も!」と張り切る人が出るのではないかとか、またさらに突っ走った妄想を燃やしています(笑)続きを書いた折には、宜しければぜひまたお付き合い下さい。

8/23 ako様>こちらこそ素敵なお言葉に大感謝なのです(^▽^)絶対アイオロスは気が気ではないですよね!サガの発言内容もですが、それ以前にサガが酔っているという時点で、彼に虫が寄って来ないようカノンと一緒になにげなく牽制しまくっていたに違いないと勝手に妄想設定しております。カノンはカノンで、翌日サガが起きたら追求しそうですよ…というわけで書いてみました。拍手SSのオマケです。
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「兄さん、ちょっとそこへ座りなさい」

早朝の双児宮、カノンがサガへ話があると告げた。
窓の外には晴れやかな空が広がり、鳥の声も聞こえてくる。その爽やかさとは対照的に、サガはといえば、まだはっきりしないボンヤリとした表情で、いかにも寝起きの様相をみせていた。
珍しく髪も乱れていて、常の身だしなみ整った彼からは程遠い。

「朝早くからなんだ。それはいつもの私の真似のつもりか…悪いが声を抑えてくれ、頭に響く…」

サガはだるそうな素振りで頭を抑えた。見るからに二日酔いだ。
カノンは言われたとおり声を穏やかに抑えたものの、引く気は一向になさそうだ。

「お前はむかし、二日酔いするほど飲むのは自制が出来ぬ証拠だと、酔って朝帰りしたオレに説教したろう。いや、今はそのような事はどうでもよい。昨日のアレは本当なのか」
「アレとは何だ…それよりみずが欲しいのだが…」

弟はため息をついて、用意していた水差しからグラスへと冷えた水を汲んでやる。
サガは動きだけは優美にそれを受け取ると、ゴクゴクと一気に飲み干した。もう一杯とカノンにねだり、注がれたそれを半分ほど喉へ流し込んで、ようやく落ち着いてカノンの顔を見る。
十三年間のサガは正体を無くすほど飲むような隙は作れなかった。そのように気を許して飲めるのは、ある意味幸せな状況だとはカノンも思う。しかしだ。

「何だ、じゃあない。お前…本当なのか」
「だから何がだ」
「お前が男と寝たことがあるというアレだ」

サガは目をぱちくりとさせた。

「何故お前が知っているのだ」
「覚えていないのか!自分で言ったんだろ!」
「大声を出さないでくれ、響く…」

またサガが顔をしかめて頭を抑えた。そして軽くため息をつく。

「酒というのは恐ろしいな。まったく覚えておらぬが、この私がつまらぬ私事を酒の肴に提供するような愚行を犯したということか。此度の事で酒量もわきまえたことだし、今後は控える事にする」

自省はしているものの、それほど深く捉えている様子には見えぬ兄の反応に、カノンはあっけにとられた。

「寝たことの否定は、しないのか」
「別に隠すような事でもあるまい…?」

不思議そうにサガが答えるので、カノンは更に絶句した。どうもこの兄は世俗に疎いだけあって、一般的な感覚を理解していないようだ。反応がズレている。それとも故意なのか。

「いつだ!シュラ達が知らなかったってことは、オレが不在の頃の聖域での事ではないだろう。まさかその前か!?」
「カノン、また声が大きくなっている…」

サガは自ら水差しを手にして、またグラスに水を注ぎ足した。

「流石にそこまで幼い頃に経験など無い…しかし、何故そのようなことを気にするのだ。兄弟とはいえ、お前に話さなくてはならぬような事でもあるまい」
「っ…それは、そうだが」

ぐっと拳を握り締める。
それでも知りたいのだ、とカノンは表情と視線だけで伝えた。
サガは冷えた水の入ったグラスを頬に当てている。ひんやりとした感触が心地よいのだろう。目を閉ざして…上手くカノンの視線から逃げた。

「サガ!」

思わずカノンの声が荒くなる。
サガは目を閉ざしたまま『冥界で』と答えた。

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即日カノンが冥界のラダマンティスの城へと押しかけて、事情を知るために翼竜を問い詰めたため、その日はラダマンティスの部下達が大変苦労をしたというオマケつき。
…こんな妄想ばっかりの拙宅ですが、呆れずまたお越し頂ければ幸いです(><;)

ほか、ぱちぱち押してくださった皆様に御礼申し上げます!
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