沸石(ゼオライト)の一覧を見ていたらポルクス石という名前があり、なになに双子座に由来する名前ですか!?ってことはお兄さん石もあるよね!ってことで検索してみたところ、ペタル石(カストール石)という鉱物と名前がペアでした(>▽<)
そんだけのことで朝からテンションがあがるお手軽体質です。
テンションがあがると下ネタが沸いてくるのも困りものということで、以下4/1タナサガネタなミーノス+ラダマンティス+サガ
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まれに三巨頭もタナトスの離宮を訪れる。こちらは純粋に仕事でだ。
タナトスは冥界軍の立場としては彼らの上位にあたるが、三巨頭は双子神の部下のつもりはなく、冥闘士をゴミのように扱われてきた過去から、あまり良い感情は持っていない。
しかし、結婚してから多少丸くなったタナトスを見て、一体どういう新婚生活を送っているのか、興味津々ではあった。何せ相手は人間かつ聖闘士かつ男である。いろんな意味で突っ込みどころしかない。
離宮でサガに茶を出されたミーノスは、さっそく嫌がらせを兼ねたリサーチを開始した。
「意外なことですねえ。かつては嫌々ハーデス様の走狗をしていたと思っていたのですが、まさかその貴方がタナトス様の軍門に下るとは」
「軍門に下った覚えは無い」
さすがにそこはきっぱりと否定したサガだ。彼は聖闘士であることを放棄したつもりはなかった。
「では本当に個人的な好意で結婚をしたのですか?それほどあの方はうまいんですか」
ほとんどセクハラである。
受け答えるサガの方は赤くなりつつも、先日カノンの薫陶を思い出していた。
『新婚者に下ネタ会話を振ってくる奴がいるのは当たり前と思え。幸せを分けてやるくらいの気持ちで下ネタも明るく流せ。ただでさえ冥界は娯楽が少ないからな。楽しい話題で冥界と聖域の結びつきを示すのも外交ポイントになる』
という、カノンなりのアドバイスだ。
確かに恥ずかしいが、そういうものなのかもしれない。猥談などしたことのないサガは照れを押し隠しながらも馬鹿正直に答えた。
「美味いかと聞かれるとよく判らないが、まずくは無いと思う…」
「誰も味覚の話はしていませんよ技巧の話ですよ」
二人の隣で1番の被害者ラダマンティスが、非常にいたたまれない様子で聞こえないフリをし続けているのだった。
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朝から申し訳なく…
昨日は大勢の方にお越しいただき、御礼申し上げます。
当サイトの4/1は、すっかり私が思う存分タナサガ捏造話を書きなぐる日になってまいりました。小話を6話ほどアップしておりました。昼間に用事で出かけたりしなければ倍は書けたと思います。
準備期間はほぼなかったのですが、昨日が自宅待機を割り振られた日で良かった!(>▽<)ノ←
しかして、4/1バージョンは、ほぼ全キャラが駄目人間設定なのは申し訳ない感じです(汗)そのうち夜のなれそめや黒ロスも書きたいココロ…
他所様の企画も楽しませていただき、暗い話題の多い昨今ですが、めいっぱい充足いたしました。
超嬉しかったコメントのご返信は明日させて下さいね!
そろそろサガも新妻としてあぶらがのってまいりました!
タナトスとサガのらぶらぶっぷりを、今年も綴りまくる予定です(>ω<)
そのわりに夜の新婚生活を全然書けていないことが最近の不満です。
現在内臓CD/DVDドライブも壊れてるので、これを機に交換してしまおうかなと思っています。お金ないんですけど(>ω<)なにげにCDを挿入できないと困ることが多いんですよね。サガは壊れててもきっと誰かが挿入するんですけどね!
そんなことよりもシオン様おめでとうございました!また1日遅れですみません。
シオンもそろそろ自分の年齢とか忘れてそうですが(サガに殺されていた間のブランクもありますし)、星空を見あげればちゃんと今日が何年の何日かわかるんですね。星見の専門家ですから!サガもわかります。アイオロスはまだ年と季節までしか判らないので、早く正確に星の周期と位置を覚えろって、シオンにしごかれてますよ。
あと、シオンとムウだけは聖衣年齢?も見れそうです。年輪をみるように、聖衣が何年ものかとか、どんな風に使われてきたかとか、痛み具合とかを総合的に見て修復。LC経由のシオンなら、持ち主の人生まで読み取れますよ!
シオンもムウも聖衣たちに愛されたり怖れられたりしているのですが、そういえば唯一修復と関わらない特殊聖衣がいました。完全自己再生するフェニックスの聖衣です。
ムウがシャカに「一輝が羽を落としていったら拾っておいて下さい。調査したいので」って一輝の目の前で頼むと、シャカはシャカで「必要ならば、いま毟りとろう」なんて返事をするので、一輝は速攻で逃げて行ってしまいました。ムウは聖衣を破損させてまで入手するのは聖衣修復者の理念に反するので、それは断るんですけどね!
で、蘇生後にシオン様はムウの修行成果を見に来るんですね。今まで手がけた聖衣のデザイン画なんかも目を通すんですけど、ムウ様オリジナル改変の青銅バージョンを見てちょっと無言に。
サガにあたりますよ。
シオン「貴様のせいでムウのデザイン感覚を育ててやれなかったではないか!」
サガ「…申し訳ありません。しかしムウのセンスは悪くないと思いますが…」
ムウ「シオン様の感覚が古いんですよ」
シオン「なんだと!?」
サガもムウも生来のセンスは悪くないんですけど、気合入れて本気出しちゃうと独特な方向になってしまうだけなんですよね。でもムウ様はサガよりは客観性があるので、サガのセンスと自分のセンスが同じだったことにショックを受けて、少しシオン様とデザイン関連の勉強をしなおすことにしました。聖域の宝物殿とか美術館を、貴鬼と一緒に巡ります。
なにげに貴鬼が物凄くセンス良かったりすることが判明したりしますよ!
あと、全然話は変わって、デフテロスがアスぷの姿を常に持っていたいということで、念写する妄想をしたんですけど(聖域は科学が進んでいるので、当時から写真の概念はばっちりです)、「こんなに鮮やかな念写はみたことがない」とセージに言わせるくらい、精密で輝かんばかりの発色で、アスぷの周囲に花なんかも飛んでいたりして、もうCGの域。渾身の1枚を大事に大事にデフは持ってますよ!
まあ普段は直接ストーカーするので必要ないんですけどね。
13年前の白黒サガ
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『いくらお前が偽ったところで、真実をくつがえすことは出来ない』
愛おしくも小うるさい我が半身が、性懲りもなく今日もわたしを諌めようとする。
「そうでもないぞ」
窓の外には花々が咲き誇り、暖かな風が春眠を運んでくる。
冬にはアイオロスが死んだばかりだというのに、世界はのどかに季節をうつしてゆく。
「事実など簡単に書き換えることが出来る。アイオロスは女神殺害を試みて脱走したのだと、ただ大量に発信しつづければいい。メディアリテラシーなどというものは、比較する情報があって初めて成せるもの。真実を閉ざし、それでも信じぬ者には擁護の方向性を少しいじってやればいい。『アイオロスの反逆が事実か否か』を論じさせるのではなく『反逆者アイオロスの黄金聖闘士としての功罪』のような、一見バランスの取れた捌け口を提供して論じさせてやるさ。みていろ、弟のアイオリアですら、じきに兄を信じられなくなってゆく。事実などその程度よ」
そう笑うと、半身は心の中で首を振った。
『アイオロスにいっとき罪を負ってもらうことについては、もう止め立てせぬ。こうなった以上、聖域をまとめてゆくには、そうするほかない』
「わかっているではないか」
『それでも、誰が知らずとも、わたしたちが知っている。この身が恥知らずであるということを。わたしたちはもっと畏れるべきなのだ』
「神すら殺そうとしたわたしが、一体何を今さら畏れよと?」
『わたしの未だ知らぬ、矮小なわれらなどを超越した何かを』
「フン」
わたしはまた哂った。
「お前もその何かとやらを知らぬのだろう。お前もわたしなのだからな!」
『…何かは知らない。けれども確かにそれはあるのだということを、わたしは、アイオロスに教えてもらったのだ』
名も知らぬ何かを畏れるなど、ススキに幽霊をみて怖れるようなものではないかと思うのに、半身は譲らない。
アイオロスが死をもって遺した何かが、13年にわたってサガを侵食していくことになるのを、そのときのわたしは知る由もなかった。
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昔の黒サガは畏れという感情自体を知らない予感。でなきゃ自分が神になるとか言いだしませんよね…