星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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某A様よりとんでもなく有難いお申し出を頂き、嬉しさにごろごろ中。今ならAさんの足を舐めろと言われたら舐めますね!

そんなわけで今日もタナトスとサガ。でも統合サガなので逆転ぎみ。
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「おい、サガ」
長椅子へ尊大に腰をかけているタナトスが、何やら思いついたようで、サガに声をかけた。サガはといえば来客用の茶菓子を用意しようとして見つからず、隠してあったカノンの酒で賄おうとしているところで、酒杯とともにそれを銀盆に乗せタナトスの元へ戻る。
「なにか?」
カノンの酒ならば上質であろうと勝手にあたりをつけて、サガはそれをテーブルへと置く。カノンには後でつまみでも追加して買い直して謝れば良いと考えているあたりが、いつものサガではない。
タナトスもそれは分かっているものの、しかし己の側の態度を変えるつもりは無く、逆にいつも以上に隷従を強いた。
「もてなすつもりなのであれば、酒などよりも、跪いてオレの足を舐めろ」
さらりと無茶をいうのがタナトスである。
しかしサガはその手の定型句に疎かった。微妙な顔をしながらも、タナトスの足元へ屈みこみ、履いているサンダルを脱がせ始める。当然タナトスが突っ込んだ。
「舐めろといったら、履物の上からにきまっておろう」
「外履きなのだぞ、汚いではないか。そもそも自分の靴を舐められて嬉しいのか?」
サガも直球で疑問を零す。タナトスに対しても遠慮がない。
「そこを敢えて舐める事によって忠誠の高さを示すという様式美だ!」
言葉に出して説明すると、とても間が抜けてしまうが、説明しただけタナトスにしては親切だろう。だがこのサガは空気も読まない。
「わたしの忠誠先はお前ではないし、たとえ女神であろうと靴先は舐めない。私の忠誠は、そんな方法では測らせない」
「お前は善の半分に習って、もう少し歯に衣を着せることを覚えろ…こら、足をくすぐるな!」
そう、今日タナトスを目の前にしているのは珍しく白のサガではなく、統合しているサガなのだった。
機嫌を悪くしかけたタナトスの足からサンダルを外し、くすぐって弄んでから、その足先へと軽くサガは口付ける。
「靴の中身ならば、もっと存分に舐めても構わぬが」
低い声で笑い、長めの前髪の間から見上げてくるサガの瞳を覗いたタナトスは、何となく身の危険を感じ、黙ったまま自分でサンダルを履き直した。

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拍手御礼は夜にさせて下さいね!いつも大感謝なのです!
いつもの精神的タナサガ
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死の神の来訪にも最近は慣れ、女神のお目こぼしに感謝しつつ迎え入れる。タナトスは双児宮を『とり小屋』と称しながら、来客用のソファーの真ん中にふんぞりかえるのが常だ。エリシオンの離宮の数々に比べれば確かに狭いかもしれないが、もともと戦闘用の守護宮に仮住まい用の施設がついているだけなのだから、これでも充分広いほうだと思う。そう伝えたら『広さだけの話ではない。お前という鳥が飼われている場所だからだ』と返された。『うさぎ小屋と言い換えても良いぞ』と提示されたが、お断りする。どうもタナトスの中でのわたしは、動物とそう変わらないように思う。
タナトスが望むので、わたしもソファーの端へ腰を下ろして膝を貸す。一体、誰かに膝枕などをした記憶を探るには、何年遡らなければならないだろうか。まだ黄金聖闘士たちは子供ばかりで、純粋に女神をお守りすることを目指していた遠い昔。あの頃まで遡っても、膝を貸すほど親しかった相手は…ほとんどいない。そのうちの一人は汚名を被せて殺してしまったし、もう一人は水牢に閉じ込めて追いやってしまった。聖戦後に皆生き返ってはきたものの、全てが元通りとなるわけではない。多分、もうわたしに触れてくるものなど居ないと思う。
「サガ」
タナトスがわたしの名を呼び、膝から見上げる瞳と視線が絡む。
かの神の瞳には瞳孔が無く、不思議な銀色の意思が満ちている。
「オレを前にして、他のことなど考えるな」
その言い分がまるで人間のようで、知らず微笑みが零れた。
全てを想いの外へ置き、死だけを見つめる。
「生きていた頃のお前に優しかったのは、死(オレ)だけだろう」
そんな事を言うタナトスの頬を静かに撫で、わたしは心の中で蘇生後何度目かの生へのさよならを告げる。今しばらくは黄金聖闘士の手も必要だろうが、そろそろ体制も戻りつつある。
聖域が再建されたのちには、そっと彼の元へ帰ろうと思った。

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周囲が見えていないサガパターン。
そして、今日もパチパチありがとうございます(^▽^)日々の糧です!

「サガごときひとりの邪悪に倒されるような女神であれば それはどうあってもニセ者」とは童虎の言葉(ムウ経由)ですが、サガを邪悪と評する童虎と「彼の本質は善」と評するシャカとでサガ談義をしてみて欲しいココロ。

もっとも、童虎とムウはニセ教皇をサガではないかと思いつつも彼の二重性を知らず、シャカは邪悪部分に気づきつつも(でも本質は善なのでほっといた)サガとは気づかなかったという状態なので、全てを知った後ではまた出てくる言葉も異なるかもしれませんね。

それにしてもサガレベルの実力者に対して「サガごとき」と童虎が言ってしまえるのは、やはり前聖戦で神々の凄さを目の当たりにしてるからなのかなと思います。LCではヒュプノス・ハーデスとは直接会ってますし。
そしてそのこととは別に、直接サガに会っていないので色々見くびっていた部分もあるんじゃないかなとも思います。伝聞として童虎のところへ伝わっている情報は「神のように心の清らかな男」「かつての教皇候補者」「聖域の簒奪者」といったような外郭内容ですし。
シャカはニセ教皇としてのサガ個人のことは、近くにいた分童虎よりも知っている感じで。近かった分逆に見えなかった部分もあるというような。

聖戦後に童虎がちゃんと白サガや黒サガと話す機会があったなら「なかなか面白い男じゃの」とか思う予感。サガはニセ教皇時代にも童虎には一定の敬意を持って接していたので、わりと頭が上がらない予感。

黒サガをひよっ子扱いする童虎とか見たいんですが!(主文)
若童虎(身長170㎝)に頭を撫でられたりして、黒サガ(身長188㎝)が物凄く反応に困ればいいよ!

そして今日もぱちぱち有難う御座います(>▽<)
今日は仕事が終わったら素敵サイトさんへのリンクを貼らせて頂くんだ…!

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「タナトスは血と暴力を好む」
とヒュプノスは言った。サガは首を傾げる。
「死の神であるのにか?」
「死の神だからこそだ」
「血も暴力も生の最たるところだと思うが」
「そうだな、あれはどこかで命を好んでいるのだろうよ」
なるほどとサガは呟き、また転寝の中へと戻っていった。

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タナトスは格好いいし可愛いし性格は悪いしで美味しいキャラですよね!ヒュプノスがまた美人だし格好いいし車田版の彼の性格は今ひとつ謎ですがそこもまたいい!LC版ではタナトスを短慮呼ばわりするくせに、自分は何の功績も挙げていないところがやる気あるんだか無いんだか謎でいい!

双子神はひきこもり神ハーデス様よりはフットワークが軽そうなので、あちこち出歩いてくれると良いですよね。あと、どっかの政財界のパーティーなどで、サガとカノンの双子を両脇に従えた沙織さんと、ヒュプノスとタナトスを両脇に従えたハーデス(全員人間に化けてる)などが鉢合わせしたら、物凄く絵的に映えると思いました。

そんな公式の場でサガがタナトスにデレて、あとでカノンと女神に怒られる話も書きたいココロ。

以下、今週のLCネタバレ注意。

アルラウネの性別は謎のままというコンセプトのモヨウ。登場時の顔はどうみてもシュラの女装版でしたが、腰つきは女性っぽいんですよね…。とりあえず私の中では男でいこうと思いました。男なのに胸つき冥衣だと面白いという理由だけで!でも男顔の女性というのでも可愛いですよね。

アルラウネは血に対する嗅覚が優れているようで、友ゴードンの血、童虎の血、そして小瓶に入った女神の血の匂いまで嗅ぎ分けています。女神の血が女神聖衣復活の鍵となるかもしれないなと教えてくれる親切さ!でもその小瓶を取り上げて割っちゃうんですけどね!
デフテロスが託した大事な女神の血なのに童虎ったら失うの早!

しかして、それに反応するかのように童虎の心臓が早鐘を打ちます。童虎復活のために使われた女神の血によって、ハーデスの血を受けたラダマンティスと同じような暴走現象が起こっているのです。
滾るパワーで放った廬山百龍覇でアルラウネを倒す童虎。
それを見て、お前も神の血をその身に隠しているのかと毒風で童虎を包むバジリスク。

ええと、この流れですと、女神の聖衣を復活させるには、もう童虎の身体に埋め込まれた女神の血を使うしかないってことですか。でもそれだと童虎が女神の聖衣とその復活方法を200年後に知らないわけがないしなあ。どうなるんだろうなあ。聖衣は復活できてもその聖衣を女神のもとまで運ぶのがまた大変そうです。

1番の大穴は、この時代では女神の聖衣の復活が出来なくて女神聖衣は使われませんでした、でも勝てましたパターン!
来週は車田先生のNDも再開!楽しみです(>▽<)
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