星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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カノンに憑依するタナトスだって美味しいと思うんですよ。
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「お前の知らぬサガの顔を、見せてやろう」
口角をゆるりと歪めてタナトスが哂った。
カノンは黙ったまま唇を噛みしめる。ふざけるなと一喝して席を蹴ればいいだけなのに、それが出来ない。
「双子座の片割れよ、お前の魂と身体を俺に貸せ」
そうすれば、サガは決して我らを拒めまいとタナトスは言う。
「この俺に…神に対してすら抗うあの男の精神を、崩してみたい。お前も本当はそう思うだろう?」

カノンは海皇・アテナというオリンポス十二神のうちニ神の守護を受けている上、双子座の不死ポルックスの宿星を持つという類まれなる人間だった。それゆえ本来は死の神が付け入る隙はない。
しかし、タナトスはカノンの唯一とも言える弱点を理解していた。

「お前にはサガを変える力がある。そして俺には自殺者の魂を縛る力がある」
タナトスはカノンに対して手を差し伸べた。
「お前の身体と心を使い、望むとおりにサガを手に入れてやる。悪い契約ではないと思うが」

カノンはじっとその手を見つめた。
答えはもう決まっているような気がした。

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カノンとタナトスが合体したら、ホントにサガは拒めない予感。

ミロおめでとう!そして誕生日謎ですけどカルディアおめでとう!

ミロは正統派黄金聖闘士のイメージです。出身も修行地もギリシア。
生粋の黄金聖闘士ときたらギリシア出身で修行地聖域のサガ・ロス・リアという感じですが、この三人が生粋すぎて反逆者・英雄・反逆者=英雄の弟という役割を負わねばならなかったのに比べ、ミロは健全な意味で正統派の黄金聖闘士な印象といいますか。

サガとロスが消えた後、聖域をまとめるのは無論教皇(偽)であるわけなのですが、聖闘士の最高位である黄金聖闘士かつギリシア在住(ミロス島ですが・笑)のミロが、聖闘士を現場で正の意味でまとめる統括的な地位にきてしまうのは必然の気がします。アイオリアも聖域にいますが、反逆者の弟という意味で立場は弱いですので…
年中組は勅命であちこちに飛びつつ、時折聖域に顔を出しては現場の裏の方をまとめている感じで。

そう考えると、教皇(偽)であるサガと聖域現地聖闘士代表ミロとではいろいろ接点があってもいいような気がするんですが(星矢の授与式を見る限り、サガはふらふら聖域内も教皇として見て回っていたようなので)、ミロの教皇への感想が「謎のお人よ」だからなあ…教皇と部下という接触しかなかったのかなあ。ここはここで捏造し甲斐のありそうな関係なのになあ。

カルディアとミロの似て非なる点もそのうちつらつら並べたいココロ。
 

闘衣ネタの続きを書いてUPしました。
それとは全く関係なく今日のBGMはアリプロのGOD DIVA。サビの部分の歌詞の一部を黒白もしくはタナ白サガで展開したくって仕方ない今日この頃。

白サガに向かって、自分こそが救済そのものだと告げる黒サガ。お前は黙って身を任せればいいと甘く嘯くカタストロフィ。でも白サガが選んだのは黒サガと共に昇る孤高ではなく、自裁という死=タナトス。またいつものメタな痛妄想になってまいりました。

かつて白サガへ突きつけたカタストロフィを、今度は己が受ける羽目になる黒サガの因果応報話を深く書きたい。裁き役はアイオロス。でも許しを与えるのはアイオリアの気がする。すみません、自分の中では凄い筋道ついてる相互関係なんですが、訳わからない文章ですよね(>ω<;)

人様のサガ話を凄く読みたいです。読み捲くってますがまだまだもっと沢山拝読したいです。書いた方の心のカオスやリビドーや秩序や光が文面に溢れ出ているようなサガ話が大好きです。サガはホント書き手のリトマス紙だと思うココロ。

そんでもって車田先生の公式HPにあったロストキャンバスっぽい歌詞(車田先生作詞)の制作写真は一体…何らかの形でLCに動きがあるってことでしょうか激しくドキドキドキ。
今週もロストキャンバス感想ネタバレ注意(>ω<)
いつもの勝手設定でタナ×白前提のタナVS黒
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自ら死を選んだサガは、他の人間よりもタナトスとその影響に弱い。
しかし、サガの中でも黒の意思を持つほうの人格は死を選んでいない(ある意味死んだ事もない)ため、タナトスの影響を受けなかった。
相反する性格そのままにタナトスを拒絶する黒髪のサガを、タナトスは怒るでもなく面白そうに眺める。
「相変わらずお前の方は、色気のないことだ」
「そう思うのであれば、私に構うな」
紅く燃える瞳で睨み返すも、タナトスは動じない。それどころか、なおもからかうように顔を覗き込む。
「半魂を私が捕らえているのが許せぬか」
「……」
その問いを無視した黒サガの反応そのものが、タナトスへの回答であった。
「クッ…ハハハ!」
「…なにが、おかしい」
怒りを押し殺した声を黒サガが吐き出すと、タナトスは嘲笑の色を浮かべた。
「アレを俺へと差し出したのは、お前ではないか」
「なんだと」
「もう一人のお前は本来光の側にいた。だがそれを影の側へと突き落としたのは誰だ?お前の野望のために払われた犠牲の前で、あの者がどれだけ死を望んだか知っているか。それでもアレは死ぬ事が出来なかった。女神が戻るまでは聖域と地上を守り、万が一にも女神が戻らぬときには、己が聖域を率いて聖戦に備える義務があったからだ。13年間かけて、胸の奥でアレは俺に焦がれ続けた。女神の前で自死を選んだ時、アレにとって死は歓喜と同義であった」
「違う。あの歓喜は女神に対するもの」
「同じだ。『サガの死』によって、小娘は真の意味で聖域の女神となったのだから…忌まわしい事だがな」
だから、とタナトスは続ける。
「お前が俺に今更腹を立てるのは、滑稽なうえに勝手であるとは思わぬか」
黒サガは、ただ唇を噛みしめるしか出来なかった。

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たぶん拙宅黒サガはすぐ「それはそれ、これはこれ」という心の棚を作成しますよ…
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