白サガとタナトスで捏造関係築いている拙宅ですが、黒サガはヒュプノスとの方がいろいろ楽しい会話になりそうな。
拙宅黒サガが信頼もしていない相手の前で眠るのは通常ならありえないのですが、眠りの神であるヒュプノス相手なら状況によっては!
穏やかな眠りを与えられるのでも、悪夢を与えられるのでも、どちらも黒サガにとっては半分屈辱で半分望みどおりという微妙SM。
今週もロストキャンバスはカルディア様語りですよ!あとラダ。
シュラ黒←ロス(二人狙い)
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「俺が教皇になったら、サガがその地位でやりたかった事を、代わりに全部やってあげる。だから俺の補佐にならない?」
そう言ってニコニコと見つめるアイオロスへ、黒サガは負けずに笑顔で返したが、その視線は鋭い刃のようだった。
「傀儡政治の誘いとは面白い事を言う」
「いや実権を渡すつもりはないけど」
「『私』が執行せぬ権力に何の意味がある」
「世界平和の実現なんて、誰が実行しても同じだと思うけど」
黒サガは目を細めた。
「私が世界の平和を望んでいると思うのか?」
「ああ」
アイオロスは少しも迷わずに答える。
「サガはそういう男だよ。だから右腕に欲しい」
「他を当たれ。女神の命ならばまだしも、貴様に従う気は無い」
黒サガの返事も早かった。
ここのところ、毎日のように双児宮へやってきては、手を変え品を変え黒サガを誘うアイオロスだったが、戦果は今ひとつだ。現状はその掛け合い自体を楽しんでいるところもあり、断られても全く気にしていないものの、少し戦法を変えてみようかと次期教皇は目算した。
「他を当たれ、ね…じゃあ誰が適任だと思う?シュラとかどうだろう」
山羊座の名が出た一瞬、黒サガが表情を硬くしたのをアイオロスは見逃さなかった。
「シュラを、貰ってもいい?」
「私に答える権限はない。それはあの男が決める事だ」
にべもなく切り捨てるも、その声には僅かな戸惑いが混じる。
(ぶっちゃけ、二人とも補佐に欲しいんだけどね。さて、どう攻略したものか)
落とし甲斐のある獲物を目の前にして、射手座の主は楽しそうに相手の急所へ狙いを定めた。
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上手くやれば一石で二鳥落とせる感じ。
今日もぱちぱち有難う御座います(^^)返信は夜にさせて下さいね。
まめたさんにリクエストした作品を頂いてきました!まめたさんには珍しい、若干グロ表現のある異形ネタのお話です。幸せ…(ほわ)
サガも外面が整ってるだけで大概異形な存在なんですが、プラトニックも行き過ぎると異形化するといいますか、谷崎氏の春琴抄におけるテーマが盲愛なのか純愛なのか考える事の無意味さを感じるといいますか、でも敢えて感情を線引きして分類してみたいという欲求にかられるといいますか、とにかくサガと異形は似合うよなあという主張です。特に白サガ。
美女と野獣では外面に捕らわれない精神愛が提示されますが、
1)相手の外面に捕らわれない
(見た目や入れ物が変わってもOK)
↓
2)相手の言葉に捕らわれない
(言葉による疎通が出来なくとも気持ちが通じればOK)
↓
3)相手の精神の形に捕らわれない
(人格が代わっても根底が同じならOK)
↓
4)外面にも内面にも捕らわれない
(何であろうと自分の心の中にある相手を投影して愛する)
という深度で考えると、もう最後の方では愛ってなんだろうプラトニックは危険だなあとも思うわけです。でも何が危険なんだと言われると別に危険でないような気もする不思議。
ロスサガの場合のアイオロスは、白サガが黒サガへと変貌したとき、見た目も中身も大分異なるそのサガをどう認識しようとするのかなあと考えると、いい暇つぶしになります。
私の中で、十二宮編のシャカはあんまり正義や女神のためには戦わない印象です。冥王などの神が完全に地上を滅ぼそうとする分には、それを防ごうと戦いますが、人間同士の諍いは放って置き、その結果がどうあろうと流れに任せるような感じで。
それでいて慈愛がないかというとそんな事は無く、ものの見方が俯瞰的なだけなのですが、スケールが大きすぎて誤解されやすいというタイプ。
その後のハーデス編でのシャカは凄く人間の20歳ぽくて新鮮でした。
シャカと黒サガも話が合いそうな気がするんですよね。
拙宅では、黒サガがわりときちんと聖域を通じて社会情勢のコントロール(平和)を図ろうとするのに対して、シャカはもう少し人間を放置しても良いのではないかねという感じのスタンスの違いです。