星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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今週のチャンピオンはロストキャンバスも冥王神話も熱かった!
またしてもネタバレ満載なタワゴトなので感想は以下に隠します(^-^)

雪とカミュが似合うのは当然として、サガと雪も似合いますよね。
とくに黒サガ!黒と赤と雪の白ときたらアレですよ!スノーホワイト!白雪姫!

サガは王子様なんだけど姫。攻めでも受けでも男らしいのにあの姫っぽさは何。
隣で眠っているサガの動く気配で、アイオロスもまた目を覚ました。
そっと身体を起こして、サガを見る。
彼の眼下でざわりとサガの気配が揺らいだかと思うと、その髪が徐々に黒く染まっていった。
変化していく過程を目の当たりにするのは流石に初めてで、アイオロスは目を見開く。
「サガ?」
完全に髪が黒くなった頃を見計らって、そっと声を掛けてみる。
黒サガはまだ頭がはっきりしていないのか、面倒くさそうに視線をあげ、アイオロスに気づくと無言で固まった。
「…やあ」
どう声をかけたものか悩み、少し間の抜けた挨拶を向けたものの、黒サガは黙ったままだ。
怒り出すかと思ったら、何も言わぬまま背を向けて、布団を被りなおしている。
(猫のようだ)
アイオロスは思った。それも失敗をしたときの猫だ。
何かドジをやらかして固まった時の猫は、涼しい顔で失敗を誤魔化す。素知らぬ顔をしていれば、何も無かった事にできると思っているかのように。
(それでも、寝台に留まってはくれるのだな)
蹴り出される覚悟はしていたなどと言ったら、サガは怒るだろうか。
そんな事を考えていたら、見る間にサガの黒髪は薄まり、もとの色を取り戻していった。

黒サガが逃げずに(一瞬だが)閨を共にしてくれたことを喜んでいたら、翌日シュラが『黒サガは寒がりなので冬の夜中はまず布団から出ない』と教えてくれて、複雑になったアイオロスだった。
パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない、パラ銀行けなければ通販頼めばいいじゃない。

という事で順番に片端から通販申し込みをしているのですが、ちょっとの差で通販が終了してしまっていたり完売なさっていたり、うああああん!な事がしばしばです(現在進行形)シュラ黒本…(>M<)

うう、ちょっとの差で女神救出に間に合ったアイオロスを拝んであやかろう…

サガが光との人という印象だというのは昨日書いたのですが、アイオロスは正義の人です。
シュラが紫龍に自分が死んでの勝利に何の価値があるのだと言う様なことを言っていますが、アイオロスを念頭にしての言葉ですよね。

アイオロスは死んでしまったけれども、彼の遺志を継ぐ者にアイオロスの正義は受け継がれていき、最後には女神や星矢となって戻ってくるわけです。シュラは紫龍や女神たちのお陰で、それを理解出来たのだろうなと。
十二宮編は美味しいなあ!

でもそんな正義のアイオロスや改心したシュラが黒サガと仲良くする妄想も大好きです。
彼らに諭されて揺らぐ黒サガも、揺らぎ無くゴーイングマイウェイな黒サガも両方イイ。

今日も勝手に美化した妄想を語り捲くりますよ!(>▽<)ノ

私の中で、サガは悲劇の人であると同時に光の人です。
敬愛し守るべき地上の女神へ刃を向け、その代理人である教皇を殺し、仲間に罪を着せ、理由あってのこととはいえ弟を幽閉し…普通の人間であれば、この時点でもう「どう足掻いても、私の本性は悪なのだ」と諦めてしまい、己の半身である黒サガに委ねてしまうと思うのです。

この段階で光と闇の比率は半々どころか1対99%のようなもの。

それでも、サガは「仕方が無い」とはしませんでした。
どんなに取り返しのつかないことを自らの手で行なってしまっても、決してそれを是とはしなかったのです。黒サガの言うように「いつでも肝心なところで邪魔をして」、世界を黒サガ=自分の物とする事を拒み続けました。

そんなことをしても、殺した者は戻らないし、女神が帰ってくるかもわからない。誰が褒めてくれるわけでもない。いつまで待てばいいのかも判らない。黒サガは拒否しつつも聖域は守らねばならない。偽善と知りつつその為に嘘を重ねなければならない。
でも、白サガは黒サガを最後まで否定したのです。

個人的には、黒サガは黒サガで理があったのだろうと思いますが、そのようなわけで私の中での白サガは、パンドラの箱の中のちいさな希望のような、最後の最後で踏みとどまる人間の強さの象徴です。
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