Σ(゜◇゜)他所様サイト放浪で気づいたのですが、明日から夏コミですか!?
管理人は盆もコミケも仕事ですが、皆様が素敵な本を入手できるよう祈っております。
にしても暑いですね(><;)暑すぎて本日2回目のブログ書き込み!
今日、過去の最高気温を更新したとの報道がありましたが、全くもって「カミュ!カミュはおりませんか!」な気分です。イベントへ出かける皆様が熱中症になりませんように…
そして牛師匠&子サガシリーズの続きを漸くアップいたしました。
拍手で頂いた皆様のアルデバランへの愛あるコメントから派生した妄想のため、ネタはとっくに出来上がっていたのですが、それを打ち込む時間がなかなかとれず…
遅くなりましたが拍手を下さった皆様に改めて御礼申し上げる次第です。
今日はアイオリアの誕生日なので、誕生日ネタも書きたかった!
誕生日ネタといいつつ、きっとまた兄弟とか男同士でベタベタしてるような話になるに違いないんですけど!
サガリアサガなどもいいなあと妄想する熱帯夜です。
シャカ+サガ→リア←ロス+シュラというのも幸せだなあ!(私が)
帰宅してばったり横になったら朝になってました。
拍手お返事を書くと言っておきながら申し訳ありません(><;)
今日はアイオリアの誕生日です。おめでとうアイオリア!
ハーデス編で生き返ってきたメンバーを見て、アイオリアがほんの一瞬「もしかしたら兄さんも」って会える期待をしてしまうんだけど、直ぐに「いや兄さんが嘘でもハーデス側につくわけない」とかって考えるような事があったらいいなあ。
関係ないんですが、弟の買ってきた『となりの801ちゃん』という四コマ漫画に「腐女子はこじらせると全員受けに見えてくる」という台詞がありました。
私は自分のことを年食ってカップリングや受け攻めの許容範囲が広がったのだと思ってたんですけど、単にこれですか(T▽T)
教皇宮の控えの間で、サガが執務用の消耗品をそろえていると、アイオロスが扉を開けてひょっこりと顔を出した。
「どうしたのだ?この時間は修養時間のはずだがサボリか?」
サガが首を傾げると、アイオロスは頬を膨らませた。
「ちゃんと今は休憩時間!君こそ、執務室に居ないと思ったらこんなところで雑用か?従者に任せれば良いのに」
「自分で使うものくらいは、自分で用意する。で、休憩時間のお前が何の用だ」
「君に会いに」
そんな事を真顔で言うものだから、サガは苦笑して作業の手を止め、アイオロスを部屋の外へと連れ出す。
そしてそのまま手を引いて、教皇宮の横あいにある庭へと案内した。
教皇宮は高台にあるため、そこからは十二宮が一望出来る。
そのなかでも眺めの良い場所を見つけると、サガは木陰を選んで腰を下ろした。
「気晴らしをしたいのだろう本当は」
アイオロスを見上げ、指でくいくいと座るよう促す。
友人が同じように腰を下ろすと、サガは引き倒すようにして無理やりその頭を膝に乗せた。
突然の行為にアイオロスは驚き、そして赤くなる。
「英雄と呼ばれる期待はキツいだろう」
罪人と呼ばれるよりも、との言葉は胸の中だけに秘め、サガはアイオロスをいらえる。
「たまにはお前も私を頼ってくれ」
「結構、甘えさせてもらってる」
笑いながらも、サガに見えぬようアイオロスは膝に顔を埋めた。
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たまにはアイオロスだって誰かに寄りかかりたいときはあるよね!
というか推敲のまもなく出勤時間に。帰宅したら書き直したーい(><)
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で、仕事が終わって帰宅してすぐ机に向かったのですが23:50ですよ(遠い目)
終電で帰ることが出来てよかった。
もーSS書いた時点で「筋肉で硬い男の膝枕が癒しだとう!?」とセルフ突っ込みしてましたが、なにせ出勤3分前に書き終わったので、推敲どころかブログ投稿ボタンしか押せませんでした(フ)
でもって結局SSはそのままに…
我が家では男の膝枕は正義ってことにします。
膝に顔を埋めるのは、股間に顔を埋めるのと似てますが、それもまた正義。
拍手お返事は明日に!(>▽<)ノ嬉しいコメントありがとうございます!
「おいサガ、どういうつもりだ!突然教皇宮へ呼び出して職務を手伝えなどと!」
怒鳴るカノンのことなど気にも留めぬ顔で、執務席ではサガがペンを走らせている。
目線は卓上の書類に向けたまま、彼はやんわりと答えた。
「先ほど、お前に用のある海界の使者がきたと白羊宮から連絡が来てな」
カノンはバン!と机を叩いた。
「知っている!アイザックだろう?用があるのならば直ぐにここへ通せ」
「『残念ながら、双子座のカノンは多忙ゆえ、1時間ほどお待ち願いたい』…使者どのにはそうお伝えした」
「どういうつもりだサガ、海界のことで邪魔立てをするのならば、お前とて許さん」
珍しく兄に対して毛を逆立てる弟の小宇宙に、ようやくサガは顔を上げた。
「今日はアフロディーテが出かけていて宮におらぬ」
「それが今の話と何の関係がある!」
「ムウがクラーケン殿に用件を伺ったところ、決裁書類に海将軍筆頭のサインがいるというだけで、期限は今日中であれば構わないらしい」
「だから何だ」
「教皇宮に一番近い双魚宮の主がおらぬゆえ、彼にはその下の宝瓶宮でお待ち頂くことになっている」
「…カミュのところか」
サガは執務席に座したまま、真っ直ぐにカノンを見上げた。
「そうだ。それで、何か不満があるか?」
「………ちっ」
カノンは口にしようとしていた文句を押しとどめ、どっかりと隣の席に腰を下ろした。
「回りくどいんだよお前は!で、手伝って欲しい仕事というのは何だ!」
サガはにっこり笑って分厚い書類の束を差し出した。
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サガは弟の世話になった(&迷惑かけた)海界には無条件で優しいといいな!
そして、いつも拍手下さる皆様に今日も大感謝なのです(>ω<)
元気をいただきつつ、お盆も関係なく今日も仕事に行ってきます。
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「サガって真っ直ぐなんだよな」
アイオロスがジェラードをスプーンで行儀悪く突付きながら呟いた。
ジェラードはアイオロスが弟である獅子宮の主に持ち帰った土産だ。
木製の粗末なテーブルを挟んで、アイオリアとアイオロスは氷菓を口に運んでいる。
兄がサガのことを語るのを、アイオリアは複雑そうな面持ちで聞いていた。
「人格が白い方へ傾いても、黒い方へ傾いても、ベクトルが逆なだけで、どっちも自分の気持ちにとても真っ直ぐで純粋だ。純粋であるために二つに分かれているのかもしれないけれど」
「…黒い方は野望に正直なだけな気もするが」
「正直だね。正直すぎて不器用なタイプだ」
「まあ、二重人格なだけで、個々では裏表の無い人だとは思う…」
二重人格を心の弱さであるかのように思うのは、うつ病が心の弱さによる甘えだという誤解と同じであることをアイオリアは知っている。
確かにサガは心身ともに強く、真っ直ぐだ。
だが、流石にアイオリアは、黒サガに対して兄のようには論ずる事が出来ない。
それは、過去の黒サガの仕打ちを振り返れば無理もないことだった。兄が汚名をきせられた事による被害は、全て弟であるアイオリアが被ったと言っても良いのだから。
「お前には苦労をかけた」
スプーンを持ったまま、アイオロスがニコリと笑う。
この笑顔が曲者なのだとカノンがその場に居たら言うだろう。全ての闇を洗い流すような太陽の笑み。
その微笑も、ある意味で神のような笑顔であるわけだが、アイオロスは別にその笑顔で誤魔化そうとしているわけではない。サガと同様に心からのものだ。
ただ、どちらもそれを見た弟が、その笑顔に負けてしまうだけで。
「兄さんが帰ってきてくれたから、もういい」
アイオリアはぶっきらぼうに答えると、自分もジェラードを黙々と口に運んだ。
アイオロスが目を細める。
「お前は素直で嬉しいよ。サガの弟くんは素直でも正直でもないからなあ」
そこが可愛いんだけどねと平然と言う兄に、アイオリアは口に入れたばかりの氷菓を盛大に噴出しそうになる。
「それ…本人の前で言わない方がいいと思う」
弟の心配をよそに、こともなげにアイオロスは続けていく。
「カノンのあれは、偽るのが習いになってるんだろうね。海神を騙していたという頃は自分の心すらも騙していたのだろう」
ポセイドンとの戦いを経験しているアイオリアは、その言葉には頷いた。
直接は戦いに参加していないものの、その時の海将軍たちとのやり取りは、星矢たちから話を聞いていた。
13年間を憎しみで生きるなどという事は、自分を騙さなければ無理だろう。
(俺が同じだけの期間、逆賊と言われた兄さんを心から消そうとしても、最後までは憎みきれなかったように)
アイオリアは海の底でのカノンを想像した。
13年前に兄を亡くした自分とは違い、13年たってから兄の死が訪れたカノンでは、兄に対する憎しみの昇華の仕方も、気持ちの区切りも、また異なったに違いないとアイオリアは思った。
ただ、それも想像でしかないが。
「しかし、今のカノンは真っ直ぐだと思うよ兄さん。それに強い」
「そうだな、特にサガの前では。サガや女神の事になると素を見せてくる。あれが本来のカノンなのだろう」
アイオロスは残りのジェラードをひとくちで口に放り込んだ。
そしてまた笑みを浮かべて弟を見る。
「お前も、実はカノンと同じくらい兄想いだよな」
予期せぬ言葉に、今度こそアイオリアは食べていたジェラードを噴出した。
「おっ、俺はブラコンじゃない…あそこまでは」
反論するも、最後はごにょごにょと小さく付け加え。
今は弟よりも年下であるアイオロスは、にこにこと『それこそカノンの前で言わない方が良い』と返し、サガと同じ兄としての顔を見せるのだった。
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