「きんちゃんの好きなアイオロス?を出そうと思ったけど蠍だった」
「蠍欲しい!(>▽<)こっち売ってないから!」
「じゃあ他のも大人買いしてみる。むーとか出しそうなきがする」
「い、いや、大人買いまではしなくていいから!高いし!」
今回販売分は双子のは入っていないらしいとの事で、それでアイオロスを狙ってくれたみたいです。
えへへ、嬉しいなあ。
昨日・一昨日のブログの「ゲゲゲの鬼太郎の話をロスサガで説明する」後編
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巧妙に調査の手をかいくぐる犯人の手口に、二人は考え込みました。
「これはもうアレしかないな…」
「オレは嫌だよ」
「私だって嫌だ」
突如、二人は光速ジャンケンを始めます。
これはもう囮捜査をするしかないって事なのですが、二人とも自分が囮役になるのは避けたいのです。
拳で決めずにジャンケンで決めるところが、聖闘士にしては文化的です。
ジャンケンに負けたサガは、しぶしぶセーラー服を着て、犯人の現れそうな道を練り歩きました。
三つ編みにしたおさげに白のソックス、学生かばんを持って歩くサガは、どこからどうみても身長188センチのガタイの良い素敵な女子高生です。28歳ですけど。
嫌がっていても、やるからには完璧を目指すのがサガらしいところでした。
旅先でキングサイズのセーラー服を手に入れるのは一苦労だと思われますが、そこは次期教皇たるアイオロスの外交手腕が発揮されました。
そのアイオロスはこっそりサガの後をつけながら、犯人が現れるのを待つという寸法です。
頼もしいですが、一見すると単なるストーカーのようです。
(女子高生サガの姿を見れば、犯人でなくたって引き寄せられるに決まっている!)
アイオロスは、犯人以外まで集まってきたら囮捜査の意味がないことは忘れていました。
しかしそんな穴だらけの計画でも、ちゃんと犯人は現れたのです。
サガの前に立ちふさがったのは、ポセイドンの矛を持つ海将軍姿のカノンでした。
やはりカノンが犯人だったのかと衝撃を受けている二人の前で、カノンが矛を振るいます。
カノンであればサガに傷をつけないだろうと思っていたアイオロスは慌てて叫びました。
「サガ姫、逃げろ!」
スカートをひらめかせて攻撃を避けるサガ姫と、彼を姫と呼び助けるアイオロス王子。
彼らは二人だけの世界を構築し、何か別のプレイをしているかのようでした。
危機的状況だというのに、黄金聖闘士二人の脳内はお花畑です。
しかし、流石に海神の神器の前では押され気味になってきました。
カノンが笑いました。
「サガよ、お前からも奪ってやろう」
その台詞を最後まで聞かずに、アイオロスを置いて光速で逃げ出すサガです。
カノンは『声を』奪うぞと言ったつもりだったのでしょうが、サガは何か別のモノを奪われる危機感を覚えたのです。
サガは鈍感ですが、黄金聖闘士だけあって防御本能だけは無駄に発達しておりました。
残されたアイオロスは果敢に戦ったものの、矛の力によってスニオン岬に封印されてしまいました。
「ウワーハハハハハ!」
勝利に高笑いするカノンの笑い方は黒サガそっくりで、確かにDNAが同じなのだと言う事を実感させられます。
そこへ、どこからか魚の焼けた良いにおいが漂ってきました。
思わずにおいを辿っていくと、七輪でサガが魚を焼いています。
サガはこちらを振り返ると、何事もなかったようにニッコリ微笑みました。
「お前も食うか?」
白魚のような指で、串にさした焼き魚を差し出してきます。そのサガの微笑みの優しく神々しいことといったら。
「あ、ありがとう」
思わずカノンが片手の矛を離してその串を受け取ったとたん、サガはその矛を奪い取りました。
「ククク、簡単に人を信じるとは馬鹿め!」
いつの間にかサガの髪が漆黒に変化しています。
長い髪を潮風にたなびかせ、黒サガは矛でカノンの頭をしばき倒しました。
弟にも容赦ありません。流石サガ。
焼き魚を口にする事も無く昏倒したカノンは、黒サガの足元で姿を変えていきました。
「…愚弟ではなかったのか」
そこに現れたのは、リュムナデスのカーサでした。
矛の力によってスニオン牢に飛ばされたアイオロスは、その中でカノンを見つけていました。
カノンはアイオロスに送られてきた手紙を先に目にして、自分の身に降りかかった濡れ衣をはらそうと、一足先にこの港町へ来ていたのです。
しかし、逆に矛の能力によって、アイオロスと同じようにスニオン牢へ閉じ込められてしまったのでした。
サガがカーサから矛を取り戻したことにより、スニオン岬の牢が開き、二人はサガのもとへ瞬間移動します。
そこにいたのは、既に黒サガによって叩きのめされたカーサでした。
カノンは海将軍筆頭として責任を感じ、アイオロスやサガに代わってカーサに尋ねました。
「何故このような悪さをしたんだ」
気絶から目を覚ましたカーサは、項垂れつつ訳を話します。
「町の連中と仲良くしようにも、ここではシードラゴンの昔の悪行のせいで、海将軍は悪者だと嫌われているんでさ…それならいっそシードラゴンの振りをしてトコトン暴れてやろうと思って」
アイオロスとサガがカノンを見ます。犯人ではなかったものの、ちょっぴり要因はカノンにあるようです。
カノンはちょっと考えてから、アイオロスとサガを振り返り、爽やかに言い放ちました。
「勝手な言い分だが、カーサを許してやってくれないか。こいつは単に寂しかっただけだと思うんだ」
誤魔化す気満々です。
「ま、まあ、反省しているようだし、良いのではないか…?」
普段カノンに厳しいくせに、お願いされると弱いサガは、さっそく許しています。
「オレもサガの珍しい格好見れたから満足かな」
アイオロスも私情丸出しです。
「きみの生きる場所は海の中だったんだ。二度と陸へあがってきてはいけないよ」
そんなわけで、アイオロスとサガはカーサを海へ流しました。
カーサは許されてホっとしながらも、この二人が聖域の次期教皇とその補佐かと思うと、少しだけ地上の未来が心配になるのでした。
「さて、デートの続きをしようかサガ」
「ちょっとまて貴様。オレのサガとデートとはどういう事だ」
「カノン。お前こそ、この兄を置いて冥界のラダマンティスとデートに行くといったまま、行方知れずになっていたではないか…」
浜辺に残った三人が小宇宙全開で繰り広げた聖闘士的スキンシップによって、カーサよりもよほど大きな物理的被害が出たのはまた別の話。
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おおまかにこんな話でした。ねずみ男のセーラ服姿を見たのは初めてでした。
以下拍手御礼です。
1/28 ニコ様>ねずみ男役がサガなんですけれど、それでも許して頂けますか(>ω<;)鬼畜っぷりを見せつつちゃんと弱者を助ける鬼太郎と、何気に優しいと思わせてやっぱり調子の良いねずみ男をみていたら、なんか結構似たもの同士の良い友達じゃないか…と思った途端、ロスサガを書きたくなりました。就業前に何やってんだという感じです(汗)暖かいニコ様の言葉にいつもやる気を頂いております!
1/28 まめた様>まめたさんも今週の鬼太郎をご覧になったのですね!アイオロスを置いて光速で逃げる黒サガというパターンも萌えますね(>▽<)でも本当にアイオロスが倒れてしまうと、何気なくそのあと助けに戻るといいなあと妄想してしまいます。「貴様が不甲斐ないからだ!」とか言いながら。ねずみ男と違って攻撃力のある黒サガはアイオロスより容赦なく敵の妖怪(…)を叩きのめしそうです。
1/28 23時頃 その発想はなかったわ~様>何にでも星矢を当てはめてしまう腐女子脳ですが、応援のお言葉をありがとうございます。鬼太郎は普段みていないので、今回ラダを当てはめた鳥っぽい妖怪の名前がわかりませんでした(汗)TVでは逆にかわうそに尽くさせまくりの鳥妖怪みて、こんな風にカノンの我儘につきあってくれるラダマンティスも良いなあと、こっちはこっちで妄想です。また宜しければお言葉をかけてやってくださいね!
1/29 A様>鬼太郎とねずみ男が一緒にドライブ旅行に出かける時点でびっくりですよね!?友達だということすら知りませんでした。ねずみ男が毎回裏切ったり企んだり殺そうとしたりしてくるというのに、平気でお友達を続けている鬼太郎を見たら、一回反逆しただけで反省するサガなど可愛いモンだとアイオロスは考えるに違いない!…多分。
それで、もしもサガが何度も裏切るような困ったタイプだったらどうだろうと妄想してみたのですが、どうもねずみ男(の鈍くささと優しさ)+峰不二子(の男殺しの魅力)+両者の調子の良さが合体したようなサガになってしまい封印しました。サガは戦闘以外では鈍くさい感じですよね(笑)恋愛も慣れていないのでA様おっしゃるとおり前のめりで。でも不器用。
そしてこっそり通販問い合わせさせて頂いたのは私です。いつも不審者で申し訳なく…今後もこちらこそ応援させて下さい。ご来訪ありがとうございました!
ほかぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます(^^)