手代木版セイントセイヤの先週号タイトル 「散華」って仏教用語ですよね。こう、仏教用語が混ざってくると車田っぽいなあと思う管理人です。
郊外デパートへ行ってきたら、もうバレンタイン特設会場が出来ていて毎年の事ながらその早さにびっくりです。手作りショコラセットとか自分用に買っちゃおうかと思いました。でも絶対にパッケージ写真のように可愛く美味しく出来ないに決まってる。
バレンタインデーは恋人の日なので、普通に考えればサガもカノンも何もしなさそうですが、日本の風習のごとく、日ごろの感謝を込めて世話になった相手や友人に…くらいの感覚で特殊行動は何かあってもいいですよねと思う腐女子心。
拙宅ではカノンとサガは兄弟以上恋人未満だから、イベント起こしても平気かな…でも、あくまで兄弟愛という言い訳(痛)。
ロスは普通にサガに花を持ってきそうです。アフロもロスとは意味は違えとバラを持ってきます。デスマスクもさらりと酒とチョコを持ってきそうです。
そんな中でシュラは堅物だから何も用意がない…押しの弱い男め。
でも、シュラには逆にサガの方が何かあげそうな気がするのです。どうしてだろう(汗)
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「アテナエクスクラメーションという聖闘士の技があるそうだな!」
どこから聞きつけてきたのか、アイアコスが残りの三巨頭に話を振ってきた。
「ああ、黄金聖闘士が三人で小宇宙を合わせるという…その破壊力は小規模ながらビックバンにも匹敵すると言われているそうだ」
ラダマンティスは聖戦時に部下のミューから報告を受けているので、さすがに詳しかった。
「小宇宙を合わせでもしないと我らに対抗する力も無い、女神の犬らしい技ですね。それが何か」
ミーノスがどこか浮かれているアイアコスに目を向けると、アイアコスは子供のように目を輝かせながら主張した。
「オレ達も三人いるよな!」
「………」
「………」
遠い目になる二人を残してアイアコスは語り続けた。
「ハーデス様はケチ臭い女神と違って、三人で戦おうが禁止はしないと思うのだ」
「それはそう思いますよ。それで?」
「それに、三人集まれば文殊の知恵というものな!」
「どこから突っ込めば良いのだ俺は」
「試してみたくないか?ハーデスエクスクラメーションを」
アイアコスは思いつきのままに、突飛な攻撃論やアイデアを繰り広げることが多いのだが、たまにそのセンスが役立つこともあるので、聞くだけは聞いてみることにしている二人だった。
「アテナエクスクラメーションは基本的に禁止技だそうですので、気にすることは無いとも思いますが、万が一の為に対抗策は練っておく必要があるかもしれませんね」
「思えば我ら三人が力を合わせたことなど無かったか」
「オレは真ん中がいいなと思うんだけど」
「アイアコス…貴方の後ろに立つと羽が刺さりそうですが」
「お前の後ろとて翼が邪魔だろう」
「ラダマンティス、翼面積の多い貴方に言われたくありません。おまけに貴方の冥衣こそ鍵爪にも肩パーツにも刺されそうですよ」
「なあなあ、別にポーズとかは聖闘士の真似をしなくてもいいのではないか?いっそ三人で向き合って魔女ッ子ぽく!」
「アイアコス。貴方の脳内のイメージがさっぱり判りません」
「右に同じく」
「じゃあ、ガンダムの黒い三連星っぽく!」
「全然判りません」
「右に同じく」
まず配置も決められない三人だった。
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