星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
サガが壊れてアイオリアをアイオロスと思い込んでしまうお話も良いですが、逆も良いですよね(^▽^)アイオロスをアイオリアとしか認識しないサガ。
悲恋大好き。
しかし、アイオロスが壊れてサガをカノンとしか認識しなくなった場合、サガは甘んじてそれを受けそう。弟とロスへの間違った贖罪パターン。
とりあえずロス+サガバージョン。
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サガの部屋は、いつも整えられて塵一つ落ちていない。
心が壊れてしまっても、そんなところは変わらないのだなと俺は感心する。
部屋に入ってしまってから、俺は横手で形だけのノックをした。サガがようやく来訪者に気づいて振り返る。
昔のサガであれば、こんな至近距離になるまで他人に気づかないなんて、ありえなかったのに。
「アイオリア」
サガが嬉しそうに俺の弟の名を口にした。
俺と弟は確かに似ているけれど、双子のサガとカノンとは違い、識別できないほど似通っているわけじゃない。
単に、サガの中で俺という存在が消されてしまっているだけだ。
サガは座っていた椅子から立ち上がると、おぼつかない手つきで来客へ茶を出そうとしている。選んだ紅茶は、アイオリアが好むものだった。
俺は黙ってそれを見ていた。
サガがどこか調子の外れた声で、歌うように呟く。
「まだ、私を殺さないのか?」
それは、ごく当たり前の挨拶のように、サガの唇から紡がれる。
「私はお前の大切な兄を殺してしまった。だから、お前には私を殺す権利があるのだよ」
そうしてサガは、俺には決して見せることのなかった柔らかな親愛の笑みで、今日も『アイオリア』を見る。
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悲恋大好き。
しかし、アイオロスが壊れてサガをカノンとしか認識しなくなった場合、サガは甘んじてそれを受けそう。弟とロスへの間違った贖罪パターン。
とりあえずロス+サガバージョン。
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サガの部屋は、いつも整えられて塵一つ落ちていない。
心が壊れてしまっても、そんなところは変わらないのだなと俺は感心する。
部屋に入ってしまってから、俺は横手で形だけのノックをした。サガがようやく来訪者に気づいて振り返る。
昔のサガであれば、こんな至近距離になるまで他人に気づかないなんて、ありえなかったのに。
「アイオリア」
サガが嬉しそうに俺の弟の名を口にした。
俺と弟は確かに似ているけれど、双子のサガとカノンとは違い、識別できないほど似通っているわけじゃない。
単に、サガの中で俺という存在が消されてしまっているだけだ。
サガは座っていた椅子から立ち上がると、おぼつかない手つきで来客へ茶を出そうとしている。選んだ紅茶は、アイオリアが好むものだった。
俺は黙ってそれを見ていた。
サガがどこか調子の外れた声で、歌うように呟く。
「まだ、私を殺さないのか?」
それは、ごく当たり前の挨拶のように、サガの唇から紡がれる。
「私はお前の大切な兄を殺してしまった。だから、お前には私を殺す権利があるのだよ」
そうしてサガは、俺には決して見せることのなかった柔らかな親愛の笑みで、今日も『アイオリア』を見る。
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