星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
パソコン汚染バージョンその2。色々といつものように強引です。
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サガのシステムを手中に収めたオレは得意満面だった。
「兄さん。これからは、オレの言う事だけ聞いていれば良い」
コマンドプロンプトも叩き潰してある。サガはもう自分で処理を実行する必要はないのだし、こんなものいらないだろう。他人が兄さんに命令するのも不快だ。オレだけが兄さんに成すべき事を囁くのだ。
メモリ使用率を強制的に100%近くまで上げられたサガは、オレの腕の中で動く事も出来ずぐったりとしている。もう少し余裕を持たせてやるか。どうせ兄さんの動向は、トラフィックを通じてオレに筒抜けなのだから。
シュラのアップデートを防ぐため、アンチウイルス系のHPには繋げないよう細工は済んでいる。あとはサガに囁いて、幻朧魔皇拳効果のある迷宮を双児宮へ展開させるだけだ。そうすれば、双児宮を訪れた者もサガと同じ運命を辿る。
もう怖いものは何もない。
勝利に浸るオレの耳に、それまで黙っていたシュラの声が聞こえた。
「…サガ」
兄を呼ぶその声色には、微妙に先ほどまでと違う感情があった。
その声と共に、ざわりと空気が変わる。
異変はシステムチェックをするまでもなく目の前にあった。
サガの髪が、ゆっくりと漆黒へと変わっていく。
オレは目を見張った。サガのセイフティーモードが立ち上がったのだ。再起動もしていないのに。再起動自体、オレの支配下で出来るはずもないのだが。
サガが顔をあげた。その瞳は紅く、強い意志と傲慢なまでのプライドが垣間見えた。
「カノンよ、随分と好き勝手にしてくれたようだな」
静かな怒りに気おされそうになり、僅かに怯む。
「な、何が悪いのだ。兄さんのスペックとオレの感染力があれば、世界の支配など容易いだろうが!」
サガはオレの顔を長い間じっと見つめていた。
それから視線を移し、護衛の名を呼んだ。
「シュラ」
ただそれだけだと言うのに、シュラは頷き、そしてサガの身体へむけて手刀を放つ。
「な…なんだと!?」
オレは叫んだ。シュラはこともあろうに、ルーターの回線を物理的に切断したのだ。サガの方はご丁寧にも、ISDNドライバを消去している。
「馬鹿な、それではネットに繋げなくなってしまう…他の者を感染させることが出来なくなる!やめろ、サガ!」
慌てるオレに反比例するかのように、サガは楽しそうに笑った。
こんな時でもサガの笑顔は綺麗だった。
「私のカノン…お前には、私だけが居れば良かろう?」
傷ひとつない両腕が伸ばされ、オレの首に回される。
サガの世界に閉じ込められたオレは、呆然と抱きしめられていた。
(※文中の表現はイメージです)
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サガのシステムを手中に収めたオレは得意満面だった。
「兄さん。これからは、オレの言う事だけ聞いていれば良い」
コマンドプロンプトも叩き潰してある。サガはもう自分で処理を実行する必要はないのだし、こんなものいらないだろう。他人が兄さんに命令するのも不快だ。オレだけが兄さんに成すべき事を囁くのだ。
メモリ使用率を強制的に100%近くまで上げられたサガは、オレの腕の中で動く事も出来ずぐったりとしている。もう少し余裕を持たせてやるか。どうせ兄さんの動向は、トラフィックを通じてオレに筒抜けなのだから。
シュラのアップデートを防ぐため、アンチウイルス系のHPには繋げないよう細工は済んでいる。あとはサガに囁いて、幻朧魔皇拳効果のある迷宮を双児宮へ展開させるだけだ。そうすれば、双児宮を訪れた者もサガと同じ運命を辿る。
もう怖いものは何もない。
勝利に浸るオレの耳に、それまで黙っていたシュラの声が聞こえた。
「…サガ」
兄を呼ぶその声色には、微妙に先ほどまでと違う感情があった。
その声と共に、ざわりと空気が変わる。
異変はシステムチェックをするまでもなく目の前にあった。
サガの髪が、ゆっくりと漆黒へと変わっていく。
オレは目を見張った。サガのセイフティーモードが立ち上がったのだ。再起動もしていないのに。再起動自体、オレの支配下で出来るはずもないのだが。
サガが顔をあげた。その瞳は紅く、強い意志と傲慢なまでのプライドが垣間見えた。
「カノンよ、随分と好き勝手にしてくれたようだな」
静かな怒りに気おされそうになり、僅かに怯む。
「な、何が悪いのだ。兄さんのスペックとオレの感染力があれば、世界の支配など容易いだろうが!」
サガはオレの顔を長い間じっと見つめていた。
それから視線を移し、護衛の名を呼んだ。
「シュラ」
ただそれだけだと言うのに、シュラは頷き、そしてサガの身体へむけて手刀を放つ。
「な…なんだと!?」
オレは叫んだ。シュラはこともあろうに、ルーターの回線を物理的に切断したのだ。サガの方はご丁寧にも、ISDNドライバを消去している。
「馬鹿な、それではネットに繋げなくなってしまう…他の者を感染させることが出来なくなる!やめろ、サガ!」
慌てるオレに反比例するかのように、サガは楽しそうに笑った。
こんな時でもサガの笑顔は綺麗だった。
「私のカノン…お前には、私だけが居れば良かろう?」
傷ひとつない両腕が伸ばされ、オレの首に回される。
サガの世界に閉じ込められたオレは、呆然と抱きしめられていた。
(※文中の表現はイメージです)
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5/20 16時頃 こんばんは。双子、山羊のウィルス話~様>あわあわ、このような自己満足話に反応があるとは思いませんでしたので凄く嬉しかったです(>ω<)私も機械音痴ですので、テキトー設定なのがお恥ずかしい内容なのですが、「カノンがサガを侵食する」という一点で萌えまくっております。でもGENOは早くウイルスソフトで対応出来るようになって欲しいココロ…私のノートン先生も超頑張れ!
このような中、お越しくださっただけでなくコメントまでお送りくださり、本当に有難う御座います。元気を頂きました!
5/20 21時頃 K様>連打有難う御座います(>▽<)メールでも擬ぱそだけでなく、エロ百物語にまでお言葉を頂けるとは…!お返事はゆっくりメールでさせて下さいね(^^)(注)私の「ゆっくり」は本当にゆっくりですので先に謝罪させて頂きます(ぺこぺこ)
ほかパチパチ下さった皆様に心より御礼申し上げます。
いつも以上に拍手が身にしみます(^▽^)
このような中、お越しくださっただけでなくコメントまでお送りくださり、本当に有難う御座います。元気を頂きました!
5/20 21時頃 K様>連打有難う御座います(>▽<)メールでも擬ぱそだけでなく、エロ百物語にまでお言葉を頂けるとは…!お返事はゆっくりメールでさせて下さいね(^^)(注)私の「ゆっくり」は本当にゆっくりですので先に謝罪させて頂きます(ぺこぺこ)
ほかパチパチ下さった皆様に心より御礼申し上げます。
いつも以上に拍手が身にしみます(^▽^)