急遽家の用事で出かけることになり何も出来なかった休日…今日からまた6連勤がんばるぞ…OTZ そろそろ原稿もせねばならない予感。あわあわ。
バカンス妄想へいただいたコメントの中で、やしがにの種類を知らないサガが大きなヤシガニを捕って、大喜びでカノンのところへ持っていくと、毒のある奴だー!毒の無い奴はこーいうやつ!みたいに怒られてしょんぼりするという素敵ネタがありまして(るりさん有難う御座います!)、それで拗ねたサガが、ひとり毒ヤシガニのハサミに色んなモノを挟ませて遊ぶという、あまりに可愛い図をご提示頂き、もう悶えまくっておりました。
ちょ、一人遊びするサガ!
サガが拗ねるというのも、カノンの前でだけですよね。アイオロスやシュラの前ではキリっとしているサガですので。それだけカノンには心を許しているのです。
うう、今朝ももう出勤時間に!返信がまだ全部出来ておりませんがまた夜に…!
昨日は幸い夜には雨がやんでいて花火大会が行われました。今日もお客さんが花火を見れますように!
花火ネタも書きたいココロ。夏のバカンスネタは、毎年書いても読んでも飽きないです。多分バカンスネタは糖分や幸せ成分が高いからだと思います。双子はお休みを南の無人島で二人でイチャイチャして過ごせばいいよ!ホントの無人島だと大変なので、シードラゴン所有の拠点の1つとかだといいですね。あおいうみひろいそら。1年生の国語の教科書か。
南の島では、サガが獲ってきたヤシガニやタコに、カノンが獲った魚を加えて美味しい料理が作成されますね。勿論調理者はカノンですね。
あつあつの料理を綺麗に皿に盛って用意したカノンを見て、サガが心の中で幸せを噛み締めればいいよ!…ココロの中でといいつつ、サガは幸せすぎると気づかないうちに泣きそうだからなあ。外からバレバレです。カノンが夕飯の支度を終えてふとサガを見ればサガがだーっと泣いてて「ど、どうしたんだよ」状態。サガも泣いてるのは無自覚なので「わたしは泣いていたのか」状態。
で、サガが「お前の料理に感激して」などと言おうものなら、カノンのツンデレ発動ですよ!「阿保か、料理がしめっぽくなるだろ!」なんて言いながらも、内心照れまくりのカノン。表面上はぶっきらぼうです。サガはニコニコ「美味しい」と褒めまくりです。それほど沢山食べる方ではないサガが(小食でもないんですけれど)、めいっぱいカノンの手料理を堪能しますよ!
夜は砂浜で星を見ながら、お互いの13年間の出来事を語り合えばいいですよ。80年代青春テイスト万歳。
またお返事するする詐欺になっていて申し訳ありません…明日はお休みだからお返事かけるはずです…(>x<;)
今日と明日は花火大会なのですが、この雨だと中止かなあ…花火目的旅行のお客様もいるので、夜には晴れて欲しいココロ。
そして昨日の妄想の続き。こんなですがサガよりしっかり者の弟です。
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「あれっ?」
いつものように、四畳半の自室へ入ろうとした星矢は足を止めた。後ろから歩いてきたサガもまた、ぶつからぬよう立ち止まる。
「どうしたのだ、星矢」
「いや、中にもサガが…あれ?」
サガが星矢の肩越しに部屋を覗き込むと、中にはサガと寸分たがわぬ姿の青年が、胡坐をかいて星矢の漫画を読みふけっている。
「カノン!」
サガが叫ぶのと、来訪者が顔をあげて片手をひらりと振るのは同時だった。
「突然で驚いたぞ。来るのならば前もって知らせを入れなさい」
「そりゃオレとて連絡したかったが、お前はこの時代の連絡ツールしか持ってないだろ。しかも、使いこなせていないという噂だし」
「う…携帯電話の電話機能は使えるようになったのだが…」
「携帯電話で電話機能が使えなかったら、文鎮と変わらん」
カノンと呼ばれた青年は、サガと同じ顔立ちをしているにも関わらず、その印象はまったく異なるものだった。星矢が恐る恐る口を挟む。
「サガ、この人は?」
「ああ、すまない。わたしとした事が家主に身内を紹介もせず。カノンは私の…」
言いかけられた台詞をさえぎり、青年が自ら名乗る。
「オレはサガの妹のカノンだ、よろしくな、小僧」
「…え?弟じゃなく?」
星矢が思わず聞き返す。しかしカノンは馬鹿にしたように言い放った。
「お前は服を着た猫の性別を一瞬で見分ける事が出来るほど、猫の生態に長けているとでも言うのか」
「いや、どうみても…」
「どうみても妹だろう」
押し切られた星矢は黙るしかなかった。心が女性のロボットだとしても、口調その他に全くその気配が感じられない。ついでに猫にも見えない。
遠い目になっている星矢をよそに、サガが苦笑しながら言った。
「カノン、お前は自宅警備員のわたしと違って頭がいいのに、まだそんな事を言っているのか」
「雄同士ではサガと結婚出来ないからな。それならオレは妹でいい。製造記録も書き換え済みだ」
「結婚届の方を偽造すればいいと思うのだが」
「嫌だね、オレは愛の証はきちんと手続きを踏みたいタイプなんだよ」
「なあサガ…未来ロボット的には妹なら兄弟でも結婚できるのか…?」
隣で星矢がさらに遠い目になっている。星矢には22世紀のロボット工学倫理観はちょっと難しかったようだ。
その星矢をじろりとカノンが睨む。
「サガとてアカデミー創立以来の天才と言われていたのに、こんな小僧のお守りなど」
突然お鉢が回ってきて星矢は目を白黒させた。しかし、その言葉にはサガが反論する。
「失礼なことを言うな。こう見えて星矢は凄いのだぞ。射撃などは世界でも三本の指に入る腕前だ」
「そうなのか。だが聖闘士は武器の使用を禁じられているだろう」
「…あやとりの才能も素晴らしい」
「……ほお」
自分から矛先を逸らすため、星矢は慌ててカノンに尋ねた。
「カノンは何でまたここへ?」
「ああ、そうだった」
手に持ったままだった漫画本を戸棚に戻し、カノンは立ち上がる。
「あのねずみ野郎がこの時代に向かった形跡があった。だからサガのことが心配でな」
「ねずみって、もしかして昨日来たアイオロスのこと?」
「なに、1日遅かったか!あの野郎、痕跡を偽装していたな。くそ、何もされなかったろうな」
サガの顔が曇り、星矢は慌ててフォローを入れる。
「だ、大丈夫!いまのところ何も無かったよ」
「あの男は油断ならん。だいたい兄さんの猫耳はオレが落そうと思っていたのに」
この人、返事のしにくいことばかり言うなあと星矢は思った。
カノンは眉間に縦じわを寄せ(そうするとさらにサガに似ていた)暫し考えたあと、星矢の肩をがっしりと掴んだ。
「サガの安全が確保できるまで、しばらくオレもここで暮らすので宜しくな」
「ええええっ!?」
「1日1回はおやつにメロンパンを用意しろよ」
星矢の返事もまたず、カノンは押入れを開けると、早速下の段を居住用に改造し始めたのだった。
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サガのブラコンぶりもカノンに負けず劣らずということを、まだ星矢は知らないという。押入れを開けると上下段両方に双子がいるというのは、少し暑苦しい気がしないでもないです。ちなみに押入れはサガによって双児宮と名づけられました。
すみません、今日もコメント返信を書くまえに出勤時間になってしまい…夜には必ず!ほかパチパチ下さった皆様に心より御礼申し上げます(>ω<)日々の癒しです。
わあ、寝坊したのでSSとお返事を書く時間が(>x<)
夜にネコ型ロボットの妹のカノミも書けるといいなあ…自称妹ですけど弟です。ちなみにサガは超お高い特級オイル使ってるんですが、使用前にオイル缶を放置しっぱなしだったためにオイルが上澄みと濃い部分に分離していて、それを使ったために二重人格です。
カノミはそのオイルの濃い部分だけ使ったので、悪の心しか持たないと嘯きつつも優秀ですよ!でも超ブラコン。
なんかもう自分だけ楽しい妄想ばかりでいつもすみません。今日も頑張って仕事する!
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また来るからねとアイオロスが去っていった後には、へたり込んだサガと、サガを慰める星矢が残された。
「大丈夫か、サガ。あいつは一体何者なんだ」
「…彼はねずみだ」
「ねずみ?」
「正確にはねずみ型スパイロボット…猫の駆除対象の1つ」
未来科学の発展方向が、いまひとつ理解できない星矢であったが、今はそんなことよりもサガのことが心配だった。
「いつも冷静なサガがあんなに怖がるなんて、一体何があったんだよ」
落ち着かせるように、サガの背中を撫でながら尋ねると、サガは自嘲気味に零した。
「みっともないところを見せてしまったな…家を守る立場にありながら、ねずみをあれほど怖がるなど、わたしは猫失格だ」
「みっともなくはないぞ、ちょっと驚きはしたけど」
星矢の知るサガはいつも大人びていて、何事にも動じず、神のようなという形容に相応しい完璧さを誇る青年だった。それでいて奢ることなく、誰にでも優しい。そんなサガの事を、星矢は大好きだった。
そのサガは憂いに満ちた面差しでうち萎れ、睫毛を震わせている。
「昔、わたしもまだ若くて…仲良くしようと言う奴の甘言に乗ってしまったのだ」
「甘言て…騙されたの?」
「仲良くするどころか、奴は散々わたしを噛んだ後に、あんなことを…」
「………」
「猫耳は落ちてしまい、わたしはねずみに懐柔された駄目猫の烙印を押された。ねずみと猫が仲良くなれるわけがなかったのだ」
「…それ、あのひと的には仲良くしたつもりだったんじゃ…」
あまり深く追求するとやぶ蛇になりそうな予感がして、星矢は曖昧に突っ込む。
しかし、サガは何も言わず溜息をついた。
整った指先で床へ転がったままになっている三笠を拾い上げると、ぱく…とそれを口にしている。
(あ、それでもお土産は食べるんだ)
複雑な顔をしている星矢の前で、サガは黙々と三笠を食べ続けている。
覚えた胸の痛みを持て余しながら、星矢はサガが食べ終わるまで、ずっと黙ったまま隣でそれを見つめていた。
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ぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます(>ω<)日々の栄養剤です。
コメントの返信は次回にさせて下さいね!