星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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サガから頼りにされたなら、カノンは凄い幸せを感じると言うか、満足しそうですよね。「ようやくサガから男として、双子座として認められたのだ」みたいな。
一方カノンから何か頼まれたサガは幸せかというと、まあ幸せではあるけれども、その状態は当たり前な感じです。
誰かのために何かをするのは博愛&お兄さん気質のサガのデフォなので、むしろカノンが一人でもしっかりと仕事をしている場面を見たときなどに幸せを感じそうかなあと。「あの悪事ばかりしていたカノンが立派になって…」みたいな。おかんのようだ。
なので、サガは海界でカノンが筆頭海将軍としてバリバリ指揮をとっている姿などを、物凄く幸せそうに眺めていたりしたらいいな!でもって、カーサ辺りと「授業参観日の母親のような顔をしていた」「そ、そうだろうか」みたいな会話をしてください。

夏も終わりなので、誰かが無条件に可愛がられているようなお話を読みたいです。いやもうお話なくてもいい。その場面を妄想するだけで和みます。カノンがサガに膝枕されているようなのでもいいし、サガがタナトスにメロメロしているようなのでもいいですし、シュラが黒サガに引っ付かれているのでもいいですし、アイオロスがヒュプノスに気に入られているようなのでもいいです。ってどれもピンポイントだ!(>ω<)

こう、サガがエリシオンへ行くときの供にシュラが巻き込まれてくれないかな!
タナトスが現れると、サガの中から白サガだけ抜いて連れて行き、残った黒サガの面倒をお前が見るがいいみたいな感じでシュラが預かるわけですよ。シュラはこの状態は良くないのではないかと思いつつも、黒サガと二人で過ごせるので、状況に流されてしまうという、シュラ流され系。

サガ絡みでアイオロスを眠りの神様が誘惑するような妄想も止まりません。双子神様はがんがん素敵な悪事を働くべきですよ!

「夕飯なんだが、生きてる魚の刺身とかあるじゃろ、ビチビチ動くやつ」
「活造りでございますね」
「あれが苦手なので、夕飯から外してくれんかね」
「お客様がお申込みのバイキングプランのメニューに、活造りはございませんのでご安心ください」

バイキングメニューのプランなら、たぶん日本全国大半のホテルで安心して良いと思いますお客様…!

それはさておき帰宅したらLCのDVD-VOL.2が届いてました!もうそんな時期ですか!わーいわーい!
パッケージの表紙は童虎とシオンです。裏側にはハーデスの配下にさせられたケルベロスたちがいます。な、なんだかこの白銀たち可愛い!聖闘士の冥闘士化が大好きという駄目管理人なので、このシーンは非常に楽しみです。次のお休みにでも大事に観させてもらいます!

そんでもって海界での双子妄想
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兄は無理をしているのではないか。
カノンがそう思ったのは、ソレントの何気ない一言からだった。

「貴方の兄上は、何だかいつもキラキラしていますね」

半ば感嘆、半ば呆れながらの発言にソレントの視線を追うと、そこには海闘士たちに囲まれるサガがいた。
キラキラといっても、別に物理的に光っているわけではない。彼の発する独特の雰囲気を形容すると、そういった表現になってしまうのだ。

サガが現れるとその場の空気が変わる。他者を圧倒し、それでいて包み込む穏やかな小宇宙が静かに広がっていく。『神のような』と言われた過去は伊達ではなく、いまも他界陣営の人間ですら簡単に惹きつける。
カノンは眉をひそめた。その『キラキラ』が、聖域に居るときに比べると、随分と増大しているように思えたのだ。

あのキラキラは偽善による外面の取り繕いであるというような、表面的なものではない。もっと壮絶な、サガの内面を常に切り裂く相克あってのものなのだ。己の中の闇を抑える為に、光もまた強くあろうと輝く。輝くほどに闇は濃くなる。深部の大渦はギリギリのところまで拮抗し、その拮抗が表面上の平穏と煌きを作り出す。
二匹の龍が絡み合いながら天を目指すごとく、相反しつつも高みを目指した二人のサガのありかたを、気高いとすらカノンは思う。

だからこそ、もしも馴れぬ海界で隙を見せぬよう振舞っている結果、あのようにキラキラしているのならば、気を張る必要はないと言ってやりたい。海界で自分の傍にいるときくらい、寛いで欲しいのだ。

また、大勢に慕われるサガの様子は、13年前のただひたすら輝かしい兄を思い起こさせた。人々に好かれること自体は悪くないのだが、あの頃サガを取り囲む他人が増える分、カノンからは遠ざかって行った。
今は違うのだと判ってはいる。それでも昔と同じ感情が顔をだしてしまう。

「おいサガ」

思わず声をかけると、サガは海闘士たちへ会釈をして会話を切り上げ、こちらへと歩いてきた。小首をかしげて『何だろうか?』という顔をしている。
カノンは己のささくれが癒されるのを感じて、僅かな時間その感覚を噛み締めた。
呼びさえすれば、サガはカノンを選ぶのだ。人前でサガを呼ぶことの出来ぬ昔はその事が判らなかった。そのせいで、いつでもサガが自分より他人を、聖域を選んでいるのだと思い込んでしまっていたが。

去来する想いを一旦横へ置き、カノンはサガへ視線を合わせる。
「お前さ、聖域に居る時と少し違わないか?」
指摘すると、サガはきょとんとした顔をして、それから「ああ」と言った。
「海界では少しだけ普通にさせてもらっているからな」
「ふつ…う?」
疑問符を浮かばせたカノンへ、サガは目を伏せ遠慮がちに告げた。
「聖域では罪人たる私が目立つと傷つく者もいるゆえ、出来るだけ己を殺し、小宇宙も抑えて控えめにしている…しかし海界で同じように振舞うことは出来ぬ」
「何故だ」
「私が偽教皇だったからだ」
サガはきっぱりと言い置き、苦笑した。
「卑屈に身をかがめた結果、海界の者たちに『聖域はあの程度の男でも教皇が務まったのか』と思われるわけにはいかないのだ。私ではなく聖域の名誉に関わる。それゆえ気は引けるが、こちらでは多少楽にさせてもらっている」
「……」
どうやら心配の方向は逆だったらしい。
サガは海界で無理をしているのではなく、聖域の方で抑圧を強いられているのだ。そして、過去の罪を思えばそれは避けられぬことだ。贖罪から逃げろとは言えない。
それなら、自分はもっとサガを甘やかそうとカノンは思った。
「お前もっと海界に遊びにこいよ」
「カノン…」
「海界では、少なくともオレの領域の北大西洋のエリアでは遠慮するな」
「…ありがとう」

カノンの言葉を素直に受け入れたのか、キラキラが更に強まっていく。
間近でサガの小宇宙をうけ、カノンは気づいた。この輝きはかつての相克で磨かれた小宇宙ともまた別のかたちだった。サガの中の光と闇の和解による平安の輝き。
相身互いに削りあうことなく、なにも抑えることなくサガが本領を発揮したならば、『キラキラ』はもっと凄いことになるのだろう。

「遠慮しないのは結構ですが、うちの海闘士たちは純朴なんですから、そういうのは二人だけの時にやってください」

隣から釘をさすソレントの声が聞こえ、抱き合おうとしていた双子は我に返ると慌てて互いにその身を引いた。

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今週のLC感想!ネタバレっぽい部分もありますのでご注意ください。

毎回思いますが、パンドラ様がハーデス軍の指揮をとってくれているおかげで、アテナ陣営が勝ててる気がします何となく。ありがとうパンドラ様。ポセイドンのオリハルコンの時といい、今回の女神の聖衣といい、先読みだけはしているんですがね…ていうか、聖域陣営があんまり知らない女神の聖衣を、敵陣営の方が把握している件。

ラダ陣営の冥界っこ達がどんどん出てきますね!ラダマンティスは相当慕われてます。
とりあえずラダ軍団の二本槍はシルフィードとバレンタインであることが判明しました。ていうかラダ軍団の精鋭たちにとって、ラダは上司でなく「主人」なのですね(byパンドラ発言)
「二人はプリキュア!(・ロ・)人(・_・)」をバレンタインとシルフィードで見れる日が来るとは思いませんでした。部下に恵まれてますよラダマンティス。童虎一人で勝てますかね。アテナ側の人材が人数的に足りなくないですか(汗)

そして、今週のラダマンティスの言動を見てもまた思うのですが、彼がハーデスに与している理由が分かりゃーん(゜◇゜)!
LCのラダマンティスは、自ら戦場を求め、己を常に戦いの中へ置く根っからの軍人タイプのように見えますが、でもハーデスが勝ってしまったら、世界は死の世界に包まれてしまいますよ。二度と戦う相手もなく、まあ死人相手を多少いたぶれるのかもしれませんが、ラダマンティスの望む環境からは程遠いと思うのです。ある意味彼にとっては永遠に続く渇きの地獄ですよ。

己に相応しい戦いは望むけれども、戦いが終わったあとのことは考えていないのかもしれません。軍人だから。
対して女神側は…少なくとも女神や教皇にあたる位置の人間は、戦いが終わった後のことも考えないといけないので、勝てば何でも良いってわけには行かないんですよね。

アテナ側は誰か一人は必ず生き残って、次代に聖戦について伝え、聖域を維持していかなければならない(前回聖戦まではまだハーデスを封じる方法はあっても、本体を倒す方法は見つかっていないので)。
生き残ったシオンと童虎は頑張ったのだなあ…としみじみ思います。

レグルスが生き残って教皇になっていたら、それもまだ人の心を学びきらないうちに教皇になるしかなかったりしたら、また別の聖域の形になっていたのかもしれないと思うと、また妄想できゅんきゅんします。
超空気の読めない教皇!でも超可愛い教皇!私の中でまだレグルス×デフテロスですけど!(←原作で出会ってもいないのに)

全然話は変わって、車田原作の超くそ真面目な少年アイオロスが、聖戦後のサガの色香(…)や黒サガの意地悪に翻弄されて困るような妄想がとまりません。アニメやエピGなどですと凄く砕けた明るい感じのアイオロスですが、原作の真面目な彼もいいですよね。
黒サガ濃度の多い統合サガ状態のときにでも、14歳アイオロスを邪気なく誘惑してみて欲しいココロ。あれ、これもサガロス…?
1度はつっぱねたものの、そのサガが星矢に同じように構っていたりして、星矢は全然平気な顔でワンコがじゃれるように一緒に仲良くしているのを見たアイオロスが、内心でもやもや納得行かなくて、そんな風に考えた自分に更に納得がいかなくて思春期全開状態になるといいです。
夏が終わる前にロスサガも!
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「なあサガ、夏だし花火を見たいとは思わないか」
サインを終えた書類から顔をあげ、アイオロスは同じ執務室の中で仕事をしている黒サガに話しかけた。
「夏と花火の因果関係が分からん」
当然のように黒サガはそっけない。そもそもアイオロスの前に黒サガ状態で現れること自体、サガのアイオロスへの距離感と遠慮を表しているのだが、アイオロス側はそんなことにお構いなしだ。
「日本には納涼という言葉があるのだそうだ。空いっぱいに花火が打ちあがったら、それは綺麗で涼しげだろうね」
「ギリシア・ヒオス島伝統の花火戦争のようなものか」
「普通の打ち上げ花火でだ。たしかにロケット花火乱射祭りのほうが君は好きそうだが…」
言いながらアイオロスは、次の決済書類に手を伸ばす。予算に関わる文面を一読し、またサインを入れようとしてその手が止まった。何かを思いついたのだ。
「なあ、聖域で花火大会しないか」
「…は?」
アイオロスの提案にサガの手も止まる。
「聖域の皆にも、たまには息抜きや楽しみが必要だと思うのだ。女神も戻られて聖域も安定している今、多少の娯楽はあっても良いんじゃないかな」
サガはアイオロスの顔を見て、それでも無視をすることなく冷静に尋ねた。
「予算項目は?」
「遊興費」
「……違うだろう」
「……ええと、福利厚生枠」
言いなおしたアイオロスだが、黒髪のサガは冷たくあしらった。
「フン、まだそちらの方が通しやすいだろうが、駄目だな」
「何故だ?城戸財閥のバックアップ体制が出来てから、予算には多少余裕があるぞ」
「余裕はあろうが、聖域に火薬の持ち込みは許されていない」
初めて聞く内容に、アイオロスの目が丸くなる。
「確かに火薬は武器につながるものとして聖域には不要というスタンスだったけど、禁止とまではされていなかったんじゃないか?」
「わたしの施政下で禁じた」
黒サガは止めていた手を動かし、再び書類の整理を始めた。パラパラと資料をめくっては、内容ごとにより分けてファイルにまとめている。アイオロスはまだ目を丸くしていたものの、納得して頷いた。
「なるほど、君の統治に不満をもつ者たちが火薬を手にしたら、聖闘士相手の攻撃力としては脅威にはならないかもしれないが、力のない者まで簡単に派手な器物破壊活動が出来るようになり、人心を動揺させやすくなる。いや、統治支配以前の問題として、手軽な破壊力を目にした聖闘士候補生が、肉体や精神を鍛えるよりも道具へ走りやすくなる…潰せるリスクの芽は事前に潰して置くのは賢いやり方だ」
「そういうことだ」
「まあ、火薬の持ち込み禁止自体は問題ない気がするな。聖域の理念的には正しいし、聖闘士の力があればダイナマイトも必要ないし」
でも、とアイオロスは食い下がった。
「多少の融通はきかせようよ。教材用はOKとかさ…そうだ、原子を砕く仕組みを教えるように、酸素を要さない酸化の原理を実感してもらうのには丁度いいんじゃないか?物質を燃焼させたり爆発させたりする小宇宙の扱い方を学ばせて、そのあと花火を見てもらって効果の一例を…」
呆れたように聞いていたサガが、途中でふーと溜息をついた。
「……そんな無理矢理感ただよう言訳をつけずとも、特例を設けやすいイベントが、来月の頭にあるだろう」
「9月あたま…?あっ、アテナ聖誕祭か!」
「そうだ」
「そうか、女神を祝うための花火なら文句も出ないし自然だな!」
アイオロスは立ち上がり、サガの傍へ寄っていくと、その頭をぎゅーっと抱きしめた。
変わらずサガはにべもない。
「そういうことは、もう一人のわたしの時にやれ」
「あ、もう一人の君になら許可してくれるんだ?」
「フン、『わたし』は関わりたくないだけだ」
アイオロスの腕の中で、豊かな黒髪が色を変えていく。闇夜の中から月が輝くように、美しい銀髪が現れると、射手座はぎゅうと再び双子座を抱きしめた。
「その時は、一番良い席で一緒に花火を見よう」
表に出てきたばかりの白サガは、それでも話は聞いていたようで、もぞもぞ腕の中で身じろぎながらもキッパリと告げる。
「駄目だ」
「ええ!?」
予想外の否定に、反駁しようとしたアイオロスの唇をサガの指が押さえた。
「一番良い席は、アテナ用だろう」
目を瞬かせたアイオロスが、次の瞬間至福の笑顔を見せる。
そのまま腕の中のサガに口付けようとしたものの、しかしそれは業務中ゆえに許可が下りなかった。

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夏ときたら花火ネタですよね。王道のお祭りデートネタも書きたい。
今日もぱちぱち有難う御座いました!日々の癒しです!
「死んで償え」はアイオロスの台詞ですが、この言葉からみても、聖域では死による償いという内容はスタンダードな、しかるべき詫びの方法なのかなという感じがします。戦士的なんですね(現代的な感覚による是非論は横へおき)

サガはその言葉どおり死んで償った(死後も償い続けた)人ですが、アイオロスとアイオリアの間で12宮編あたりの思い出話になったとき、アイオロスは自分のその言葉をどう片付けるのかなとか妄想します。
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「あのとき『死んで償え』と、兄さんの魂は俺を叱ったんだよな」
他愛もない会話のさなか、アイオリアがふと零した。
「本当に死んでしまえと思っていたわけではないぞ」
アイオロスが返す。言葉に出さずとも伝わっているだろうけれども、出しておいた方が良い形もある。
「分かってる」
アイオリアは組んでいる指をもぞもぞと動かした。
そして小さな声で付け足す。
「サガは本当に死んで償った。あの時兄さんの言葉を思い出した」
「……」
「兄さんとサガは似ている」
アイオロスは黙った。
否定も肯定もしない兄をみて、アイオリアもまたそれ以上の言葉を呑み込み、沈黙を味わう。
(俺は大切な人が罪を犯したとき、兄さんのように死のけじめを求める事が出来るだろうか)
考えても、まだ答えは出なかった。

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