星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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誕生日おめでとうシュラ!
連休はずっと仕事の上、今日はそのまま仕事後お出かけして帰宅しないので誕生日当日にSSアップ出来ないのが心残りです(>ω<)でもシュラ黒チャットに少しだけ参加出来た!わーい。

ロスシュラで考えた場合、ロスシュラ←サガ(ロスに片思い)という設定は割と多いと思うのですが、ロスシュラ←サガ(シュラに片思い)というのもアリだよね!と妄想しました。節操ないです。

「お前の手でアイオロスを殺させたというのに、まだお前の心はあの男にあるのか…」みたいなサガ。でもサガって人を愛したら死ぬほど情熱的っぽいくせに、自分の好意には疎そうなので、捏造度アップしないとナカナカそんな風にならないですね(汗)黒サガは野望の方に夢中そうですしね。むーん。
ていうか、それ以前にそんな理由で殺させていたら余計シュラに嫌われるか哀れまれるに決まってるのですが、そういうのが理解できない黒サガです。

シュラはたとえサガに忠誠を誓っていても心の片隅にはアイオロスへの尊敬があり、逆にアイオロスが太陽として心の中にあったとしても、それとは別にサガの理想と信念への同調がある、そんな感じがします。だからロスとサガが反目するとどちらへも揺れますが、サガとロスが両雄として並び立てば惑い無く二人に尽くすような、そんな印象。

恋愛感情の関わらない普通の愛憎によるシュラと黒サガ・白サガのバトルシーンも見てみたいなあ。白サガ(壊れかけ)とシュラの戦闘は凄く壮絶になりそうな気がします。黒サガとの戦闘が正統派の技のぶつかり合いになるとすれば、壊れかけの白サガは精神攻撃と幻覚を容赦なくぶつけてきますよ。普段は白と黒で戦闘方法が逆なのにという妄想。

シュラとロスリア兄弟と双子のもだもだ人間関係大好きなのですが、やっぱり全員が幸せになって欲しい。今日もなんだか繋がり無く言いたい事だけ呟くブログです。

あとあちこちのサイト様でロスサガストーリーと噂のXMENファイナルディシジョンをちょっぴり見てみたいココロ。

いつもパチパチありがとうございます!
シュラ黒で誕生日前日!9日SS続き
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「いくら気に入ったからと言って、腹を壊すまで食すことはあるまい」
黒い髪をかきあげながら、サガが紅い瞳に呆れの色をのぼらせている。
シュラは麿羯宮の寝台からそれを見上げた。
昨日の山羊煮を気に入ったわけでも、食べ過ぎたわけでもないのだが、それを告げる勇気はない。
アイオリアと白サガの共同制作であるその山羊煮は、二人とも「シュラのために作ったのだから」と言って自分たちは手を出さず、処理作業はシュラの単独担当となったのだ。
血と内臓で作られたチーイリチーの匂いは凄まじく、1日たった今でもまだ麿羯宮にその痕跡を残していた。見かねたアフロディーテが匂い消しにと大量に薔薇とハーブを持ってきてくれたくらいなのだ。
「アレの手料理はそれほど良かったか」
どこか拗ねたような顔をしながら、黒サガは片手に持っていた蝋燭をサイドテーブルに置いた。
そこはきっぱり否定したほうがいいのか、あの破壊的な料理の腕前について気遣った方がいいのか、シュラが逡巡しているあいだに時は過ぎ、返事をするタイミングは流れていく。
ふと鼻腔をくすぐる慣れぬ匂いに気づいて、シュラはサガの持ってきた蝋燭をみた。
「それは…いつもの聖域支給の蜜蝋ではないですね」
話題を逸らすつもりはなかったが、黒サガは片眉をわずかに上げた。
「…獣脂蝋燭だ」
「珍しいものを」
独特の匂いはグリセリンであろうと思われる。キャンドルの語源ともなった獣脂蝋燭は、昨今あまり見かけない。揺らめく灯りも蜜蝋とは微妙に異なり、サガの表情を陰影深く照らし出す。
黒サガは口元を子供のようにへの字にしてから、ぼそりと吐き出した。
「それは山羊の獣脂で作ってある」
「…そ、そうなのですか」
彼まで山羊尽くしに参加するつもりなのかとシュラは目を瞬かせる。
「アレとアイオリアが祝っただけで充分のようだな」
「いえ」
今度は思うより早く言葉が飛び出した。それだけでなくサガの法衣の袖を掴んだ己にシュラは驚く。はっと気づいて慌てて手を離したものの、持て余したその手のひらをどうすればいいのか。
黒サガは何も言わず、宙を彷徨うその手を取った。
暫しの無言のあと、黒サガが口を開く。
「早く体調を万全にしろ。明日は私の供をさせるつもりなのだからな」
明日はシュラの誕生日だった。
シュラは黒サガの手をぎゅっと強く握り返した。

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めるへん。

サガとアイオリアがシュラのために協力しあうのって、なんか可愛い気がします。共同作業の合間に13年間に関する会話などもあって、いろいろ互いへの理解と許容も深まるという一石二鳥。

そんなわけで、リアとサガでシュラ誕前祝い。
サガシュラアイオリアだと一層私が美味しいです。
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遠地での勅命から戻ってきたシュラは、麿羯宮へ戻る途中で双児宮を覗いてみた。サガが居れば挨拶をして通り抜けるつもりであったのだが、どこかへ出かけているのか人の居る気配が無い。
多少残念な気持ちになりながら十二宮の一本道を登っていくと、すぐ上の巨蟹宮では、デスマスクが何やら気の毒そうな表情を浮かべて「がんばれよ」などと言ってきた。「いや、仕事はもう済んだ」と返しても、友人はひらりと手を振るばかりだ。
首をかしげて宮を登っていく。ギリシア在住のはずのアイオリアも留守で、次に声をかけられたのは人馬宮だった。
「お前はいいなあ…」
聖域の英雄が、珍しく溜息なんぞをついている。何が良いのか判らなかったが、羨ましそうな視線が微妙に痛い。とりあえずシュラは先輩に頭を下げその宮も通り抜けた。

人馬宮を出た辺りから、奇妙なケモノ臭が漂い始めた気がして、シュラは眉を顰めた。階段を上がっていくにつれ、それはハッキリとした異臭として鼻に付いた。
見上げれば麿羯宮の窓から、煙が立ち上っている。異臭の発生源もどうやらそこらしい。
シュラは慌てて自分の守護宮へむけて走り出した。
光速で駆け込んだ自宮のなかで彼が最初に見たものは、にこやかなアイオリアとサガの共同作業だった。
「おかえりシュラ。早かったのだな」
アイオリアがさわやかに振り向けば
「疲れたろう、お前のためにささやかながら夕食を用意しておいた」
とサガも神のような笑顔で出迎える。
しかし、シュラは動けない。出迎えてくれた二人の笑顔と裏腹に、麿羯宮内は惨状としか呼べない状態だった。
「こ、これは一体…」
青い顔で呟くシュラへ、アイオリアが多少はにかみながら答える。
「シュラはもうすぐ誕生日だろう?」
「ああ」
「その、シュラの誕生日を山羊尽くしで祝おうと思ってさ」
ギリシアには誕生日を祝う習慣はない。そのため、ギリシア人であるアイオリアとサガは自力で祝い方を考えたのだった。
「ま、まさか、この匂いは…」
「山羊だ」
にこにことサガが言い添える。アイオリアも付け足した。
「チーイリチーといって、山羊の血と内臓を煮込んだものだそうだ。サガが調理してくれた」
「山羊を掴まえてきてくれたのは、アイオリアだろう」
「……」
ただでさえ壮絶に臭い野生の山羊肉を、匂い抜き処理なんぞ知らなさそうなサガが調理したのでは、下手なテロの工作よりも異臭が発生するはずだとシュラは眩暈がした。
「山羊のチーズに山羊刺しも用意したんだ。チーズケーキも山羊のチーズの特注なんだぞ。山羊のミルクを飲むのにはこの角杯な」
アイオリアに手渡された、おそらく山羊製であろう角杯を受け取りながら、シュラは「ありがとう」と言うほか無かった。
宮の壁に目を向ければ、これまた山羊製であろう毛皮の掛け物と、立派な角をもつ雄山羊の首の剥製が飾られている。良く見ればこまこまと山羊のオーナメントも飾られている(これはクリスマスツリーの使いまわしだろう)。二人で飾り付けをしたのであろう場面を想像すると微笑ましいが、生憎サガもアイオリアも装飾センスはあまり持っていない。
そして宮の裏ではおそらく二人が捌いたであろう山羊の血が飛散し、肉の残りが干してあるのだろうなとシュラは予測した。
(異教のサバトのようだ…)
シュラがちょっぴり涙ぐんだのは、強烈なヤギ臭と煙が目に染みたせいだけでもなかった。

「少し早いが」
「ハッピーバースデー、シュラ」

それでも二人から祝われると、シュラの胸に温かいものが流れる。
有難い事にアンゴラヤギのセーターというまともなプレゼントもあり(山羊煮の匂いが染み付いていたが)、シュラは勅命帰りの体力を、全部このあとの食事会で使い果たす決意をした。

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内臓処理をきちんとしないチーイリチーは超絶に臭いらしいですよ

今日も素敵な頂き物をUP予定!(>▽<)
そして今週もLCにやられまくりなのです。LC感想を以下へ隠したので、拍手コメントへは次回ブログでお返事させて下さい♪

家に帰ったら聖闘士星矢映画DVD初回生産限定が届いてました。ワーイ!
これ聖闘士聖衣体系サジタリアスクロス星矢バージョンがオマケ(といっても面積の半分を占める)でくっついてくるのですね。知らなくてびっくりしました。

昨今のマイスを見た後ですと「こ、これはないわぁ…(^▽^)」な造形なんですが(当時の商品企画者さんごめんなさい。胸筋が素敵です)、パッケージの星矢イラストは超格好良くてクラクラします。これは星矢が総モテになるわけですよ。
どんな絵かといいますと射手座聖衣着用で弓をつがえかけているシーンでして、拙宅サガだったら確実にノーガードでいつでも射って下さい状態になる事は必須。いやまあサガはアイオロス相手でも、最後の最後には自ら射られそうなんですけれども。

とりあえず今日は枕元に置いて寝ます。良い夢みれそう!

全然話は変わって以下いつものキモイ双子語り。
カノンは女神の愛に触れて改心したわけですが、その前に愛に触れた経験がないかっていうとそんな事は無いと思うんですよね。気づかなかっただけで。父性的な厳しく真摯な愛に対して、受け入れる引き出しが無かった予感。サガのことですけど。
ではサガの愛は無駄だったのかというと、そんな事は無かったと願いたい。

女神の愛で目覚めたあとのカノンのふんばりに役立ったのは、かつてサガが必死に伝えようとしてきた厳しさの中にある部分なのだと思うのです。
あの頃のサガの叱責や説教はちゃんとカノンの中に残っていて、カノンがそれに気づいた時に花を咲かせて実を結んだ…という形だといいなあと妄想してしまうのです。
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