年の差ロスサガ?
====================================
「その奥のいちごとラムレーズンのジェラードを1つずつ。ドライアイスは1時間分ほどでお願いする」
聖域用の買出しで共に街へ降りたサガが、横で珍しく自分用の買物をした。
あんまり嬉しそうに氷菓を頼んでいるので、つい俺は尋ねる。
「サガってそんなにアイス好きだっけ?」
「私ではなくカノンが…」
言いかけてサガは俺の顔を見た。そして店の奥へ再度声をかける。
「すまない、チェリーブランデーと白桃のを1つずつ別箱で追加してこの男に」
「えっ、いや別に請求したわけじゃないぞ」
慌てて横から口を挟むが、サガはこちらを見て笑いながら片目を瞑った。
「たまにはお前も、弟のアイオリアへ土産を持って帰ってやれ。それに私もお前の目の前で、自分達の分だけ買うのは気が引けるのだ」
こういうときのサガはすっかり兄の顔をしている。
いやでもサガとカノンは双子で同い年なんだけどな。
そんな俺の内面を知ってか知らずか、サガがニコニコしたまま話しかけてくる。
「なあ、アイオロス」
「何だ?」
「二人分買えるというのは、いいな」
それを聞いて、一瞬言葉が詰まった。
何かを買うときに、当たり前のように兄弟分を買ってきた俺達と違い、双子であることを隠してきたサガとカノンは、物を買うのにも細心の注意を払ってきたのだろう。
サガの上機嫌の理由が判った気がして、俺はわずかな嫉妬を追い払う。
こんな笑顔をされたら何も言えない。
思わず俺も微笑み返す。
でも、それはそれとして、少しぐらい俺がこの状況に便乗したっていいよな?
「次は俺とサガの二人分で、何か奢って欲しいなあ」
サガが呆れたような可笑しそうな顔で返事をする。
「まったくお前は…奢られる事が前提なのか」
「あ、それなら今回のお返しに俺が奢ろう。今度どこかへ遊びにいかないか」
さりげなくさりげなく、デートのお誘いを持ちかけてみる。
「そうだな…お前の奢りというのは怖い気もするが、久しぶりに二人で職務と関係なく出かけるのも楽しそうだ」
多分サガはデートなんてつもりは無いのだろうが、了承をとりつけた者勝ちだ。
一番の難問は、14歳と28歳でどこに出かけるのかという事だった。
まあ蘇生後の年齢差のおかげで、サガの俺へのガードが緩んでいるわけだけど。
逆を言えば年下扱いで、俺の望む関係からは距離が遠ざかったともいえる。
店員からジェラードの入った箱を受け取りながら、離れていた13年間がアイスのように溶けて流れてしまえばいいのにと思った。
====================================
年の差カップルも萌え…でもサガはそんだけ年が離れると相手を保護対象とか弟扱いにシフトチェンジしてしまう気も…茨道!
管理人は平気で自分ひとり用に3個でも4個でもアイス買いますが(>▽<)
最近美味しかったのはサボテンソフトクリームです。
そして毎日ぱちぱちして下さる皆様に大感謝です!潤ってます!
…(゜◇゜)お、面白いですよ!
しかもちゃんと最後まで話がまとまってますよ!
神を信じていないくせに救いと贖罪のために嘘をつき続ける神父が、虚無主義でありながら真理を求める哲学者と対決したり、屋根の上でバイオリン弾いたり、敵と主人公がチューしたり、しかもその時の台詞が「おまえのその輝きが…わたしは欲しい」だったり、数学による怪しい戦闘があったり、メカと人間の愛や友情があったり、敵の道化者の軌跡が王道なようで深かったり、きんのすけ的にハート打ち抜かれまくりです。メタてんこ盛り。
何組もの兄弟姉妹による肉親因縁も兄弟愛好きの管理人にはたまりません。
主人公からして、世界のためじゃなくてお兄さんの為に戦ってます。
ネーミングもイイ!ジュテームとかマドンナとかサファイアとかエロイカとかアミーゴとか流石車田先生!他のキャラもちゃんとキャラクターに合った素敵名前です。主人公の兄(ロボット工学の超天才)の「鋼太郎」という名前はぴったりすぎる。
何より驚いたのは、車田作品なのに普通に女性が男性と戦っていることです。
しかも女性が勝っちゃったりしてますよ!?
華蓮という女性キャラが出てきますが、この人は女性版アイオロスとでもいうような人で、世界を救うために組織から反逆者として追われながらも、逃亡先で主人公を戦士へと育て、最後には希望を見出すキーパーソンです。
女性だけど英雄。そんでもって華蓮を討伐に来たラダマンティス似の男=メタルフェイスにも勝ってしまう(この男もいい味出してますよ!このタイプの顔は、片思いでありつつ微妙に報われる顔なのか!?)。
英雄に弱い管理人はそれだけでクラクラです。
いい買物しました!この熱は語りつくせないので、またそのうちポロッと呟く予感!
暑さに茹だりつつ、7/25のブログを書いたあと原作をもう1度見てみました。
魔鈴さんの台詞だと死ぬか聖闘士になるかの二択は「日本に戻れる方法」についてなので、聖闘士にならずとも雑兵として聖域に残れば死ななくてすむ!?(゜▽゜)
というか、ひょっとしてその厳しい二択は魔鈴さんの弟子限定ですか(汗)
ただでさえグダグダ妄想が暑さでさらにグダグダです。
でも1巻で星矢を魔鈴さんに引き渡したフード被った人がこっそりサガとかだったらいいのにと強引な妄想をしました。
弟子を割り振る方法は結構適当なのかなあ?
一輝は瞬と修行地を交換していますが、デスクイーン島へ瞬が行ったら、瞬の方がエスメラルダとご対面だったわけですよね。逆にアンドロメダ一輝とか想像できません先生!
帰省してきた弟がやっとドラクエを持ってきてくれました。
これで噂のククールが見れるよ!勇者はさっそくロスと名づけました。
うう、しかしプレイ出来るようになるのは世間様のバカンス期間が終わってからかな…
でも某サイト様のラダカノらぶらぶゲームは早速励んでます。
英雄ロスとラスボスサガは非常に萌えるわけですが、
意外と英雄サガ&ラスボスロスってのもいいなあ!
カノンがどう関わってくるか妄想すると、仕事で尽きた気力も復活しますよ!
でも何の関係もないデス・ロス・サガの三人小話
====================================
蘇生後。
アイオロスは相変わらず真っ直ぐで堅物だ。
「サガ、今度こそ君を守ってみせる」
サガはサガで真面目かつ色気がないっつーか。
「気持ちは嬉しいが、むしろ教皇となる君が守られる立場ではないのか?」
こいつらはある意味似たもの同士だ。
色恋沙汰からは何光年も遠い場所にいやがるのに、アテられている気分になるのは俺のせいじゃないと思うわけよ。
「守るという字はケモノヘンを付けると狩るという字になるな」
つれづれなるままに心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく口に出してみると、二人から困ったような呆れたような目を向けられた。
「けものへんは犬という字を崩したものだな…それは私が女神の犬としてサガを狩るんじゃないかという揶揄か?」
「私の中の獣がアイオロスを狩ることへの牽制だろうか、デス」
こんな二人でもやっぱり13年前のアレがトラウマなのかもしれない。
連想内容が微妙に暗いぞ。
「お、さすが黄金年長組は東洋のコトバにも詳しいね。だが別に他意はねーよ。それに守りあうより狩りあう方が楽しそうじゃん」
「なんだか黒い方のサガみたいな台詞だね」
「えっ?アイオロスの中でもう1人の私はそんなイメージなのか?」
「しなやかで美しい野生の獣っぽい感じ?」
「私は逆に、アイオロスの方が気高い獣の印象がある」
…。
やっぱりアテられている気がするのは俺の思い込みじゃねえと思う。
ま、これも平和な証拠だと俺は生あくびを噛み殺す。
====================================
====================================
弟と寝る夢を見た。
何故そんな夢を観たのかは判らないし、どうして自分がカノンの求めに応えていたのかも判らない。
ただ、無性に気持ちよくて充足したのは覚えている。
夢の中で私は、弟と自分を幽体離脱したような第三者として映画のように眺めていた。
黒サガとの分裂ともまた違った、夢ならではの現実味ある多角視だ。
普段の私であれば、血の繋がったカノンと寝る事に躊躇するに決まっている。
なのに、夢の中ではとても自分とは思えない行動でカノンと繋がった。
思い出して顔が赤くなる。
あれは無意識の私の願望なのだろうか。
いやいやそんな筈は絶対に無い。
絶対にないが、何だか不安になって図書館から夢分析の本を借りてきた。
「なに読んでるんだよ、サガ」
「なっ…なんでもない、ちょっと夢について調べ物があってな」
こんな時に限ってカノンが興味を寄せてくる。
普段は私の読む本になど見向きもしないくせに。
「夢調べんのにユングとかフロイトとかでなく、夢占い本…?」
カノンが呆れたような顔をしている。私だって恥ずかしいが、真面目に調べるのはもっと恥ずかしかったのだ。
「た、たまには良いだろう!」
「サガは占いを信じるタイプじゃないのに?」
「星占いも星見も似たようなものだ」
「まがりなりにも教皇経験者がそんな事言っていいのかよ。まあいいや、どんな夢を見たんだ?」
言えるわけがない。
「お前には…」
関係ない、と続けようとして口ごもる。そう言っては嘘になる。
このような些細なことであっても嘘は嫌だった。嘘はあの13年間でもう十分だ。
「オレが何だよ、途中で途切れると気になるだろ」
「うっ。その、お前の事を調べようと思って」
これなら嘘ではない…と思う。
カノンはふぅんと納得したようなそうでないような顔をしながら、私から本を取り上げた。
「オレもちょっと見てみようかな」
「お前が何を調べるというのだ」
「兄さんのことを」
ニヤリと意地悪く笑いながら私を見る。
ポーカーフェイスでいるつもりだったのに、意図せずして顔が赤くなった。
あんな夢のせいだ。
カノンは私に構わず頁をめくっていたが、見つけたらしい項目に目を通すとパタンと本を閉じた。
「何が書いてあった?」
「兄弟姉妹ってトコロを見てみたんだがな…」
肩をすくめてカノンは本を放り投げてくる。
「夢に出てくる兄は父や恋人の象徴だってさ。ホントかっての」
そんなことを言われるとますます意識してしまう。
後日、あの夢は黒サガの見せた嫌がらせだったと判明した。
しかし黒サガも私である事を鑑みると、やっぱり自分の願望である気がして、その度に私はその考えを水面下へと押し込めるのだ。
====================================
暑いので今日はカキ氷を食いまくりました。今日は和風蜜でしたが、やっぱりイチゴシロップも欲しいなあ!
食いつつ脳内でカキ氷を食う星矢キャラをさっそく妄想しました。
星矢はカキ氷が凄く似合いそう。美味しそうに食べる星矢をほのぼのしながら見つめるサガとか、一緒にサクサク味わう14歳アイオロスとか和みます。
カキ氷でカップルの王道「スプーンで掬ったものを相手の口元へもっていってアーンと食わせる」もやりたいなあ(イタタタタ)
クーラー無いので卓上ミニ扇風機も買いました。現在稼動中。
風の力は絶大です(>▽<)