星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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たまには自分アピールする黒サガシュラ
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肘枕でソファーへ寝転がった黒サガが、遠い目でシュラを見上げている。
「それでその蒟蒻とやらがどうした」
「蒟蒻と言うのは、コンニャクイモに含まれる多糖を利用して加工されますが、本来は白いのです。それにわざわざ海草を混ぜて黒くしているのです。そのほうが人気だからです」
「……」
「アテナのいらした日本では大人気の食材です」
力説している磨羯宮の同僚へ、黒サガはさらに遠い目で話しかけた。
「…シュラよ、お前がわたしを慰めようとしているのは何となくわかる。しかし、一つにはその話で何が慰められるのか全くわからぬ。二つには、わたしは別に慰められる理由がない」
「えっ、しかし先ほどから何か悩んでいるようだったではないですか」
驚いた顔でシュラが語りを中断する。黒サガはこめかみを押さえながら説明した。
「カノンが置いていった作り置きの夕食を、風呂の前に食うか、風呂の後に食うか考えていただけだ」
「すみません、そんなどうでも良いことであんなに真剣な顔をしていると思いませんでしたので…」
「……」
何気に爆弾発言の多い元部下であった。黒サガが反駁する。
「どうでも良いことで悩むのが贅沢なのだと、あの小娘が言っていたからな」
この場合の『小娘』は、アテナを指す。
シュラは納得したようなそうでないような顔で、手に持っていた箱をサガの前へ置いた。
「ご飯は風呂前に食べてください。そうしたら風呂後に俺の持ってきたデザートを一緒に食べましょう」
「なるほど、良い解決策だ…わたしがデザートになっても良いぞ?」
黒サガはソファーから起き上がり、あっけにとられたシュラをその場にのこして、夕食をとりに台所へ向かった。

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でも多分冗談だと思われてるよ!
しかも(貴方をスイーツ扱いするのは無理があります)とか思われてるよ!
今日もぱちぱち有難うございます!御礼は夜にさせて下さい(^▽^)

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