今日から観光関連の当職場では、夏休み対応ということで大忙しです。
…いいなあ連休の皆様。
サガはバカンスどころか、まともな旅行もした事がなさそうです。
13年間は教皇として過ごしていましたし、その前は修行や任務をこなす毎日で、カノンの存在もありますから優雅にどこかで骨休みなどというのは難しそうな。
もちろん聖闘士として、身体を休めて万全にするのも職務のうちですから、休暇はちゃんとありそうです。そんなときのサガは図書館で興味のある本を読んだり、近場の美術展にいったり、部屋の掃除をしたり、質素に過ごしていたイメージで。
聖戦後はアイオロスがどこかへ連れ出してレジャーの楽しさを教えてくれるといいな!カノンでもいいよ!
7/19 M様>毎度萌えパワーが倍になって打ち返されてくるような、そんな素敵コメントをありがとうございます(>▽<)お、大人気ない不器用シュラへの温かいお言葉が嬉しかったです。多分、黒サガもそちら方面の感情には疎いので、全く正しく伝わっていないと思われます。「白に相談する黒」というコメントに萌え転がっておりましたが、拙宅での白サガはもっと疎いので、余計駄目な方向へ行きそうな気がします。↓
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「…と、このような事があったのだが」
サガの半身である黒い意識が、もう半身である白の意識へ相談をするなどということは、10年に1度もないと思われる。
『シュラが突然やってきて、唇を奪ってモノも言わず去っていったのだな』
白い方の意識が状況を整理する。脳内会議というやつだ。
「何か怒っていたようにも思うのだが、原因が思い当たらん」
『シュラの行動の意味を知りたい…と、そういうことか』
「ああ」
三人寄れば文殊の智恵という。二人いれば文殊とまでは行かずとも、何かしら視点が広がっても良さそうなところだが、この二人は所詮同じサガの二人格。からっぽの引き出しから有用な情報が取り出せるわけも無い。
白サガが首を傾げた。
『キスというのは好きな相手にする行為のはず』
「13年間をともにしたシュラが、私を嫌っているはずはなかろう」
『大した自信だな。まあ、ならばそこは問題あるまい』
「確かに、では何故怒っていたかのほうが問題ということか」
『勅命帰りのようであったゆえ、任務先で怒るような何かがあったのではないか?それで疲れていたとか』
「仕事の八つ当たりをされたということか」
『他に理由が思い当たらぬ』
「…まあ、疲れていたのであれば1度くらいの八つ当たりは許してやろう」
そう呟く黒サガへ、白サガは目を丸くした。
『珍しいな、お前が謂れの無い不利益を受け入れるなど』
「あの男には世話になったからな」
そう答える黒サガへ白サガは花の綻ぶような微笑を見せた。
しかし二人の脳内会議が終了しても、シュラの感情は全く正しく理解されてはいないのだった。
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こんな惨状。
ほか拍手を下さった皆様に御礼申し上げます!