星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
遅刻なバレンタインネタもあと少し!(>ω<)
マルチにサガが皆とべた甘なお話を書きたかったのですが、どうも糖分が足りない感じです。
黒サガがシュラに跨りながら口移しにチョコを渡すようなのは来年頑張ろう…
バレンタイン当日にチョコを買っても、全国各地に散ってる聖闘士(シベリアとか行方知れずの一輝のとことか)に渡せるのは、テレポート能力を持つ黄金聖闘士ならではですよ!
一輝などはこっそり放浪してるつもりなのに、瞬やシャカがいきなり現れてチョコ置いてったり、サガからの菓子が降ってきたりして、内心びびると良いと思います。
マルチにサガが皆とべた甘なお話を書きたかったのですが、どうも糖分が足りない感じです。
黒サガがシュラに跨りながら口移しにチョコを渡すようなのは来年頑張ろう…
バレンタイン当日にチョコを買っても、全国各地に散ってる聖闘士(シベリアとか行方知れずの一輝のとことか)に渡せるのは、テレポート能力を持つ黄金聖闘士ならではですよ!
一輝などはこっそり放浪してるつもりなのに、瞬やシャカがいきなり現れてチョコ置いてったり、サガからの菓子が降ってきたりして、内心びびると良いと思います。
====================================
『スノードロップ』
サガが麿羯宮へ菓子を置いていったのは1時間ほど前のことだった。
アテナの膝元で、黄金聖闘士ともあろう者が異教のイベントに参加しているのもどうかと思われるが、どうもアテナ自ら一緒にこの日を楽しんでいるらしい。
シュラは手元に置かれた菓子を見た。綺麗な布でラッピングされたそれは、市販の包装には見えず、恐らくサガが自分で飾りつけたのだろう。
そのサガは、アフロディーテやシオンにも菓子を届けるのだと言って、十二宮を上っていった。
菓子を詰めた籠を片手に下げ、法衣姿で石段をのぼっていく姿を見て、シュラは何故か童話の赤ずきんを連想していたが、流石にそれは黙っていた。
リボンで巻かれた包装を解くと、中からはチョコの箱が現れた。
甘いものがそれほど得意ではないシュラにも食べやすそうな、カカオ成分の高い種類のものだ。
箱をあけると、1つずつ銀紙に包まれた塊が綺麗に並んでいる。
食べるのが勿体無い気がして、そのままじっと見ていると、ふいに声がかけられた。
「何だ、まだ食っておらぬのか」
気を緩めていたとはいえ、声の届く至近距離までの侵入に気づかなかった事に慌てて振り向くと、そこに居たのは黒髪も艶やかな紅い瞳のサガだった。
「サガ!通る時は事前に声くらい掛けて下さいと、いつも言っているでしょう」
「守護宮への侵入に気づかぬお前が悪い」
黒サガは悪びれる事もなく返す。
確かに一理あることなので、シュラはそれ以上は追求するのを止めて、話題を変える。
「もう上の宮への用は済んだのですか」
「ああ。配るよりも途中で受け取った数の方が多かったようだがな…アレもマメなことだ」
「貰ったものはどうしたのです」
「異次元経由で先に双児宮へ送った」
「!!。サガ、十二宮では異次元経由の空間転移も禁止されています!」
「アレ並に細かい事を言う男だ…」
明らかに聞き流している風の黒サガを見ても、手にしているのはシンプルな花束だけだ。
いや、花束というよりはただ白い花を数本まとめて手にしているだけというような代物がそこにあった。
サガが受け取るにしては地味な贈り物だなと思いつつ、誰から貰ったのかが気になる。
気になりつつも聞けないでいると、シュラの視線に気づいた黒サガが、その花束をシュラに向かって放り投げてきたのだった。慌てて落とさぬようにその花を受け取る。
「気に入ったのなら、お前にやろう」
「い、いやしかし、貴方が貰ったものをオレが貰うわけにはいきません」
黒サガの気持ちは嬉しいが、ささやかではあっても、贈り主の気持ちを無碍にするのは良くない。
しかも、サガに贈られたものを自分が受け取るのは気分も良くない…気がする。
だが、黒サガの口から洩れたのは意外な言葉だった。
「貰い物ではない」
え?という顔でシュラが黒サガの顔を見つめ返した時には、もう黒サガは出口へ向かって歩き出した後だった。
「この時期に、あまり花は咲いていないものなのだな」
はっと気づいてシュラは黒サガの足元をみる。
行きには綺麗だった法衣の裾周りが、少し汚れていた。
そして、上宮への道行きには持っていなかった花。
この花は、彼が道すがら摘んできたものなのだ…そう気づいた時に、シュラは花束をとっさに卓上へ置き、黒サガを追いかけると背中から抱きしめていた。
「何だ、暑苦しい」
呆れたように言う黒サガの髪へ、シュラは顔を埋めた。
「すみません、気づかなくて」
「フン、バレンタインなどどうでも良いが、アレだけがお前に何かを贈るというのも業腹というだけだ」
そう言いながらも黒サガは片腕をまわして、シュラの頭をそっと撫でた。
====================================
とってくる花は水仙にしようかと思ったのですが、西洋水仙の開花時期はもう少し遅かったので没に…
ギリシア語で冬の花と呼ばれる蝋梅も良いかなと思いましたが、中国原産ですし、十二宮のあの高山ぽい場所で咲いてますかね…ということでこれも没に。結局無難なスノウドロップです。
検索で花について見ていたところ、クリスマスローズの学名がHelleborus nigerで、ギリシア語の地獄に由来するという説明に勝手に萌えていたのでした。
以下拍手御礼なのです!
2/18 沙紀様>性悪射手座はめちゃめちゃツボでした(>▽<)よ、宜しければぜひぜひ、本家サイト様のほうもお教え頂きたく!拙宅など最初は100質やキャラトークとタナサガSSがあるだけという状態でした(フ…)
サガは嫉妬しても自覚が薄くて、自分で気づかなさそうですよね(笑)気づいても「何かモヤモヤするような気がするのだが…」程度で。早く妬いてる自分に気づけるほどの関係を誰かと結ばせたいものです。ところで『××は××に××されていた』の××にはやっぱり卑猥な単語しか思い浮かびません。例えば『サガはロスに××されていた』と当てはめてみると、××にどんな単語を入れても妄想が沸きそうです…。
2/19 ニコ様>アイオロスは上手に子供っぽく甘えれば、遠慮しがちなサガに簡単に付け込める気がしてまいりました。こう、格好良くサガを包み込もうとするとサガはドキドキしながらも「私など…」と逃げて行ってしまうので、サガの世話焼き気質を上手く利用して、子供っぽい態度で油断させておきながら、サガの側からアイオロスに構わせようという作戦で!
そのうちサガがアイオロスの世話をするのが当たり前になった頃に、ひょいとサガをひっくり返して頂いてしまえばいいよ!…という苦しい妄想を展開しています(><)
ニコ様から頂いたリクエストを形にしたい!と常日頃もだもだしつつ(い、一応忘れてないのです)サガがロスに男を感じるシチュエーションは夢が広がりすぎて逆に時間がかかって申し訳ないです…
そしてブログでに「フェチ」がどのような内容なのか今から楽しみにしております!どなた様のどんなフェチなのだろう(ドキドキ)
ほか拍手を下さった皆様に御礼申し上げます。毎日の励みとなっております(^▽^)!
『スノードロップ』
サガが麿羯宮へ菓子を置いていったのは1時間ほど前のことだった。
アテナの膝元で、黄金聖闘士ともあろう者が異教のイベントに参加しているのもどうかと思われるが、どうもアテナ自ら一緒にこの日を楽しんでいるらしい。
シュラは手元に置かれた菓子を見た。綺麗な布でラッピングされたそれは、市販の包装には見えず、恐らくサガが自分で飾りつけたのだろう。
そのサガは、アフロディーテやシオンにも菓子を届けるのだと言って、十二宮を上っていった。
菓子を詰めた籠を片手に下げ、法衣姿で石段をのぼっていく姿を見て、シュラは何故か童話の赤ずきんを連想していたが、流石にそれは黙っていた。
リボンで巻かれた包装を解くと、中からはチョコの箱が現れた。
甘いものがそれほど得意ではないシュラにも食べやすそうな、カカオ成分の高い種類のものだ。
箱をあけると、1つずつ銀紙に包まれた塊が綺麗に並んでいる。
食べるのが勿体無い気がして、そのままじっと見ていると、ふいに声がかけられた。
「何だ、まだ食っておらぬのか」
気を緩めていたとはいえ、声の届く至近距離までの侵入に気づかなかった事に慌てて振り向くと、そこに居たのは黒髪も艶やかな紅い瞳のサガだった。
「サガ!通る時は事前に声くらい掛けて下さいと、いつも言っているでしょう」
「守護宮への侵入に気づかぬお前が悪い」
黒サガは悪びれる事もなく返す。
確かに一理あることなので、シュラはそれ以上は追求するのを止めて、話題を変える。
「もう上の宮への用は済んだのですか」
「ああ。配るよりも途中で受け取った数の方が多かったようだがな…アレもマメなことだ」
「貰ったものはどうしたのです」
「異次元経由で先に双児宮へ送った」
「!!。サガ、十二宮では異次元経由の空間転移も禁止されています!」
「アレ並に細かい事を言う男だ…」
明らかに聞き流している風の黒サガを見ても、手にしているのはシンプルな花束だけだ。
いや、花束というよりはただ白い花を数本まとめて手にしているだけというような代物がそこにあった。
サガが受け取るにしては地味な贈り物だなと思いつつ、誰から貰ったのかが気になる。
気になりつつも聞けないでいると、シュラの視線に気づいた黒サガが、その花束をシュラに向かって放り投げてきたのだった。慌てて落とさぬようにその花を受け取る。
「気に入ったのなら、お前にやろう」
「い、いやしかし、貴方が貰ったものをオレが貰うわけにはいきません」
黒サガの気持ちは嬉しいが、ささやかではあっても、贈り主の気持ちを無碍にするのは良くない。
しかも、サガに贈られたものを自分が受け取るのは気分も良くない…気がする。
だが、黒サガの口から洩れたのは意外な言葉だった。
「貰い物ではない」
え?という顔でシュラが黒サガの顔を見つめ返した時には、もう黒サガは出口へ向かって歩き出した後だった。
「この時期に、あまり花は咲いていないものなのだな」
はっと気づいてシュラは黒サガの足元をみる。
行きには綺麗だった法衣の裾周りが、少し汚れていた。
そして、上宮への道行きには持っていなかった花。
この花は、彼が道すがら摘んできたものなのだ…そう気づいた時に、シュラは花束をとっさに卓上へ置き、黒サガを追いかけると背中から抱きしめていた。
「何だ、暑苦しい」
呆れたように言う黒サガの髪へ、シュラは顔を埋めた。
「すみません、気づかなくて」
「フン、バレンタインなどどうでも良いが、アレだけがお前に何かを贈るというのも業腹というだけだ」
そう言いながらも黒サガは片腕をまわして、シュラの頭をそっと撫でた。
====================================
とってくる花は水仙にしようかと思ったのですが、西洋水仙の開花時期はもう少し遅かったので没に…
ギリシア語で冬の花と呼ばれる蝋梅も良いかなと思いましたが、中国原産ですし、十二宮のあの高山ぽい場所で咲いてますかね…ということでこれも没に。結局無難なスノウドロップです。
検索で花について見ていたところ、クリスマスローズの学名がHelleborus nigerで、ギリシア語の地獄に由来するという説明に勝手に萌えていたのでした。
以下拍手御礼なのです!
2/18 沙紀様>性悪射手座はめちゃめちゃツボでした(>▽<)よ、宜しければぜひぜひ、本家サイト様のほうもお教え頂きたく!拙宅など最初は100質やキャラトークとタナサガSSがあるだけという状態でした(フ…)
サガは嫉妬しても自覚が薄くて、自分で気づかなさそうですよね(笑)気づいても「何かモヤモヤするような気がするのだが…」程度で。早く妬いてる自分に気づけるほどの関係を誰かと結ばせたいものです。ところで『××は××に××されていた』の××にはやっぱり卑猥な単語しか思い浮かびません。例えば『サガはロスに××されていた』と当てはめてみると、××にどんな単語を入れても妄想が沸きそうです…。
2/19 ニコ様>アイオロスは上手に子供っぽく甘えれば、遠慮しがちなサガに簡単に付け込める気がしてまいりました。こう、格好良くサガを包み込もうとするとサガはドキドキしながらも「私など…」と逃げて行ってしまうので、サガの世話焼き気質を上手く利用して、子供っぽい態度で油断させておきながら、サガの側からアイオロスに構わせようという作戦で!
そのうちサガがアイオロスの世話をするのが当たり前になった頃に、ひょいとサガをひっくり返して頂いてしまえばいいよ!…という苦しい妄想を展開しています(><)
ニコ様から頂いたリクエストを形にしたい!と常日頃もだもだしつつ(い、一応忘れてないのです)サガがロスに男を感じるシチュエーションは夢が広がりすぎて逆に時間がかかって申し訳ないです…
そしてブログでに「フェチ」がどのような内容なのか今から楽しみにしております!どなた様のどんなフェチなのだろう(ドキドキ)
ほか拍手を下さった皆様に御礼申し上げます。毎日の励みとなっております(^▽^)!