今日こそは月曜日!そして忘年会!また食いすぎる予感…
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向かい合わせに二人で座るデスマスクとカノンの前には、それぞれスープ皿が置かれている。中にはよそいたての野菜スープが、温かそうに湯気をたてていた。
デスマスクが呟いた。
「思うにサガは、一生懸命やりすぎるんじゃねえの?」
「一生懸命なのは良いことだろう」
「無意識に渾身の小宇宙を篭めすぎて、食材が化学反応を起こすのではないかと思っているんだが…」
「人の兄の料理に文句つけるなら食うな」
そう言ってカノンはスプーンをスープ皿に突っ込んでいる。
普通にそれを口へ運んだカノンの男気に、デスマスクは感心した。
「毎日食ってるのか、サガの料理」
「毎日ではないな。オレが作ることもあるし、従者が用意する事もある。サガも忙しいし、こうして手作りで朝食を揃えてくれる日というのは、なかなか貴重なのだ」
「だから尚更サガが一生懸命やりすぎるわけだな」
「黙って食えよ」
そんなやりとりをしていると、サガが台所の方から焼きたてのパン(らしき焦げたもの)を小皿に積み上げて持ってきた。テーブルへそれを置くと、神妙な顔でカノンに尋ねている。
「味はどうだろうか」
「まあまあだ」
そっけなく答える双子の弟へ、それでもサガは嬉しそうに「お代わりもあるぞ」などと告げている。
デスマスクは自分も一口スープを飲んでみて、カノンの愛の深さを痺れた舌先で実感することになった。
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そんなサガの手料理をわざわざたまに食いにくるデスマスクも、何だかんだでサガ好きです。いつもぱちぱちありがとうございます(^▽^)創作意欲の源です。