星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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まだひっぱるΩネタ
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サガの拳が一閃したかと思うと、闘技場の片隅に置かれた大岩が小石と化して崩れ落ちる。彼の放った技の衝撃によって砕かれたのだ。
周囲の雑兵たちからは感嘆の声がこぼれたが、拳を見つめるサガの表情は浮かぬままだ。
「まだ大分早いか…」
肩を落としている兄の横で、呆れの色を隠さないのがカノンだ。
「な、判ったろ?お前には無理だって」
サガの鍛錬につき合わされているのだろうが、それにしてもどうでもよさそうな態度である。
「いや、もう少し頑張れば」
「拳速をハイパーソニックにも落とせてねえじゃないか。まずは1秒間に100発程度の音速から始めてみろよ」
「こう…か?」
心もとない返事と共に、砕かれていた小石の山が砂礫となった。二回目の挑戦の結果だ。
だが、カノンの指摘はきびしい。
「何だそのきっかり0.01秒間隔パンチは!メトロノームか!ランダムに放たなければ、すぐに読まれて避けられちまうだろ!」
「まずは1秒に100発の感覚を計ってみたのだ。しかし、思った以上に遅い…。なあ、カノンよ。考えてみれば光速で撃ってもいい気がするのだが。むしろ光速拳が完成形の気がする」
「駄目だ。まずは基本の形をしっかり身体に叩き込めというのは、お前がいつも言うことだぞ。あと力の篭め具合がピンポイントすぎて、パンチというより生ぬるいスカーレットニードル乱打ぽくなってる」
やる気はなくてもカノンは黄金聖闘士であった。雑兵では目で追う事もできぬサガの拳を正確に捉えている。
サガの修練アドバイザーとしては最適の人間だ。
「時間の余裕があるぶん、つい、破壊点を絞りたくなってしまうのだ」
「もっと大雑把でいいと思うぞ。変なところで融通きかないなお前は」
「…そもそも100発放つのならば、確実に1発当てて倒せば良いのではと思ってしまう」
「ああ、そうだろうさ。お前は一撃にパワーをこめるタイプなんだよ。ちまちま連発する性格じゃないんだから、変な癖がつく前に諦めろって」
カノンの指摘にもサガは頷かない。
「わたしとて星矢の流星拳を放ってみたい」
「それは判ってるよ!お前パラドクスに変な感心をしていたからな!どうせ実戦で使わないんだから、もう今のやつでいいだろ。お前のそのテキトー拳でも、そのへんの一般ブロンズの必殺技より強そうだしさ」
青空の下、響く双子の言い合いの横から、アイオリアがそっとたしなめる。
「なあ、真面目な雑兵たちのモチベーションが下がるので、お遊びは他所でやってくれないか」
カノンはもっともだと同意し、サガは顔を赤らめた。

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サガはやっぱり大技系が向いている気が…!流星拳をマスターしても、妙に小奇麗できらびやかな流星拳になる予感。同じ技でも各自の小宇宙の乗っかり具合で雰囲気が変わるのではないかといろいろ捏造妄想しているのですが…(汗)

それはさておき、コンビニ版のアカギを買ったら、巻末にグッズ案内があったんです。そのなかのキャラクターつきマグカップが「アカギ(主人公男)と鷲巣(ライバルおやじ)のめおとマグカップ」という表記になってて目が点になりました。本当にこれが商品名なんだろうか(>ω<;)
わかってます、めおとの形容詞はマグカップにかかってるんですよね。
ちみメガの星矢とサガのあの二人並んだ絵柄のマグカップがもしあったら、わたしはそれに「星矢とサガのめおとマグカップ」と命名させてもらいます(`・ω・´)
この場合、めおとの形容詞は当然マグカップの方ではなく、サガと星矢にかかりますのでよろしくお願いします。

今日もぱちぱち有難うございます!D様お気遣いありがとうございます!ご返信は次回にさせて下さいね(>▽<)
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