星矢&サガ+瞬&カノンという組合せもすっごく可愛い気がするのです。
星矢&サガはいつものごとくとして、瞬もサガと同じ優等生タイプだから、カノンとしては得意分野ですよ!何だかんだ言って、カノンは面倒見良いですしね(その面倒の見方がぞんざいだとしても)
そもそも星矢&瞬の組合せが可愛いので、この4人で遊園地とかに行って欲しいなあ!
===============================
「カノン、そういうわけで今から遊園地とやらへ行く事になった」
突然サガが話しかけてきた。
先ほどまで双児宮へ押しかけていたペガサスとアンドロメダの二人は、いつの間にか帰ったようだ。そういえばさっき挨拶をされたような気がする。ガキの相手は面倒なので、本を読んでいるフリをしておざなりにしか返さなかったが。
「ガキどもとか?あいつら、帰ったんじゃないのか」
「出かける準備をしに、宿へ一旦戻っただけだ」
「そうか、この炎天下にご苦労なこった」
ソファーへごろりとまた横になろうとしたら、サガがオレの手を掴んで無理矢理引き起こした。
「何を他人事のように。お前も一緒に行くのだ」
「は?なんでオレが」
「話を聞いていなかったのか。先ほど星矢と瞬がお前にも『後で宜しくお願いします』と挨拶していただろう」
「……」
話を聞いていなかったのは確かなので、反論ができない。
「私達は彼らの引率役だ。私が星矢の面倒をみるから、お前は瞬の面倒をみるように」
「勝手に決めるな!大体お前、一般社会のスキルなど無いだろう!むしろ星矢がお前の面倒みるのが目に見えるわ!」
「まるでお前にはそのスキルがあるような言い分だな、カノン」
「当たり前だ。冥界での引率に比べれば、遊園地でなど楽勝」
「ほぉ、ならば問題なかろう」
乗せられたと気づくも後の祭り、サガはウキウキと外出用の準備をし始めている。サガは子供好きなので、特にお気に入りのブロンズたちと出かけるのが嬉しいのだろう。
しかし引率などというが、最終的にオレが三人分の面倒をみることになるに決まっているのだ。
横でサガが当たり前のように聖域支給の軽装服を取り出したのを見て、オレは早速服指導から始める羽目になった。
===============================
子供二人+大きな子供(遊園地では)の三人に炎天下振り回されるカノン。
ぱちぱち拍手も有難うございます(^-^)一服の清涼剤です。