星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
ジュリアンの身体を借りたポセイドンが、ソファーで寛ぐカノンの髪に手を伸ばす。指先にほどよく絡めて遊び、そのまま圧し掛かろうとしたところで、カノンの腕がその行為を制した。
「それはジュリアンの身体だ」
「このポセイドンの身体でもあるぞ」
海神の反論にも、その拒絶が緩むことはない。
ポセイドンは諦めて隣へと腰を下ろし、ジュリアンの仕草そのままに、カノンの顔を覗き込む。
神が人に降りるとき、神のあり方はその降りた人間の魂にとても左右される。ジュリアンに宿ったポセイドンはジュリアン的なポセイドンであり、沙織として顕現したアテナは、沙織的なアテナなのだ。
ポセイドンは首を傾げる。
「ならば、ジュリアンもお前の事を好きであればよいのか?」
カノンは黙って眉をひそめている。
彼を振り返らせる事が出来るのは、今はまだ双子の兄のサガだけなのだ。
「シードラゴンたるお前は、このポセイドンのもののはずだろうに」
むくれている海神の頭を、黙ったままのカノンの手が撫でる。
「それはジュリアンの身体だ」
「このポセイドンの身体でもあるぞ」
海神の反論にも、その拒絶が緩むことはない。
ポセイドンは諦めて隣へと腰を下ろし、ジュリアンの仕草そのままに、カノンの顔を覗き込む。
神が人に降りるとき、神のあり方はその降りた人間の魂にとても左右される。ジュリアンに宿ったポセイドンはジュリアン的なポセイドンであり、沙織として顕現したアテナは、沙織的なアテナなのだ。
ポセイドンは首を傾げる。
「ならば、ジュリアンもお前の事を好きであればよいのか?」
カノンは黙って眉をひそめている。
彼を振り返らせる事が出来るのは、今はまだ双子の兄のサガだけなのだ。
「シードラゴンたるお前は、このポセイドンのもののはずだろうに」
むくれている海神の頭を、黙ったままのカノンの手が撫でる。