星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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早く帰れませんでした。連休が大型になればなるほど忙しくなる観光業なのです。よって既に次回のパラ銀もお休みが頂けない事が決定しております。うあーん!

以下、昨晩書くはずだったラダカノでタナサガ前提な冥界会議
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冥府の片隅で三巨頭が珍しくも真剣な顔で顔をつき合わせている。
互いにそれ程仲が良いとはいえない三人であったが、聖戦後はほぼ壊滅した自軍の建て直しと界の復興の為に、協力せざるをえない場面が増えたのだ。

「今までは敗北を喫しつつも、拮抗していた冥界軍と女神軍の戦力バランスが、随分と崩れているように思う」
アイアコスが吐き出し、残りの顔ぶれもそれに頷く。
「特に神聖衣とやらの存在は脅威ですね。神をも倒すほどの闘衣というのは反則的ですよ」
「冥衣も強化を望めないだろうか。その、神の血で」
ミーノスとアイアコスが言うも、隣でラダマンティスが首を振った。
「無理だろうな。ハーデス様は己の肉体を愛しておられる。かつてペガサスに付けられた傷ひとつを理由に、エリシオンへ閉じ篭ったお方だぞ。そんなお方が我らの為に身体を傷つけ血を与えてくださると思うか」
「そうなんだよなあ…」
アイアコスが溜息を付く。ミーノスも表情は変えぬものの、方法が判っていながら得られぬ戦力を前にして、内心穏やかにはいられないに違いなかった。ミーノスは、神の道でその差異を見せ付けられている。戦う前から闘衣の差で決着がついてしまうのではたまらない。
すると、隣から穏やかな提案がなされた。
「ハーデスの血は無理でも、従属神の体液あたりならば如何か」
「なるほど、ハーデス様の血では恐れ多いが、あの連中ならば…っうお!?何故貴様がここに居るのだサガ!」
真横にいたラダマンティスが、重鎮らしからぬ驚きを見せ、それを隠すように聖域の将へと突っ込む。ここは冥府の最深部である。ハデな黄金聖衣を着用した聖闘士が、簡単に侵入できて良い場所ではないのだ。
一方サガは、翼竜がイライラするほどの長閑な口調で答えた。
「エリシオンへ向かう途中なのだが、通り道である冥界の現場責任者…お前たちにも、挨拶をしておくべきかと思ってな」
聖域の黄金聖闘士の主格である彼は、何故か冥界の神であるタナトスと交流が深い。同盟が結ばれたとはいえ、勝手に冥府を行き来する者たちの存在はラダマンティスの頭痛の種だ。
頭を抱える翼竜の横で、ガルーダとグリフォンが何だという顔をした。
「サガの方だったのか」
「てっきりカノンかと思ったので黙っていましたよ」
ラダマンティスは思わず同僚二人にも突っ込む。
「気づいていたのなら言え!カノンであろうが良いわけなかろう!」
しかし、同僚二人は冷ややかな視線を返した。
「そいつ、当たり前のようにお前の隣に行ったからさ」
「カノンは貴方の城にも足繁く通っているのでしょう?今更咎めるのもヤボかと思いまして」
名目は真面目な三巨頭会議であったにもかかわらず、話題のせいで口調が次第に日常用へと戻ってきてしまっている。
もう一つの頭痛の種に話題が移行しそうになり、ラダマンティスは咳払いをすると無理やり話を元へ戻した。
「た、確かに体液でも神のものであれば効果はありそうだ。しかし、あのようなもので代用などと、貴様は冥闘士を愚弄するつもりか」
サガとタナトスの関係を知っているだけに、サガの提案はラダマンティスにとっては破廉恥な言い分にしか聞こえない。
アイアコスとミーノスも渋い顔をした。
「戦で手段は選ぶなと思うが…オレも嫌だ」
「まあ、殆どの兵士は嫌がるのではないですか?小宇宙とはいわば『やる気』のようなもの。冥衣のパワーがアップしても士気が下がっては、使いこなせず無用の長物になりかねません」
ラダマンティスは、珍しく意見の一致をみた同僚に同意する。
「全くだ。せめてハーデス様のものなら考えるが」
「「えええっ!?」」
しかし同僚の方はラダマンティスの意見に賛同しなかった。
「お前、カノンに言いつけてやろうか」
「貴方にそういう趣味があったとは」
「か、カノンは関係ないだろう!それに趣味などではない!選択を迫られればの話だ!」
すっかり会議ではなくなっている。

喧々囂々とやりあっている三巨頭を前にして、サガは黄金聖衣をキラキラさせながら首を傾げて見せた。
「タナトスの涙が、何故それほどまでに嫌われるのだ?」
三巨頭の会話がぴたりと止まる。
確かにサガは体液としか言っていなかったが。
サガは立ち上がると、にこりと言い放った。
「まあ、タナトスがお前たちの為に涙を流す事など、血を流す以上にありえなさそうだがな」

立ち去っていくサガの背中に、ラダマンティスの怒声が響く。
「お、お前…統合サガだな!」
振り向いたサガは、それこそ神のごとく悠然と微笑んだ。

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ぐだぐだ会議。
こんなだったら本当にサガとカノンは「聖域の迷惑双子」と冥界で呼ばれていそうです。でも下級冥闘士たちには人気に違いない(またご都合ドリームが)

4/27 23時頃 A様>長文引用ごめんなさい(>ω<)「冥衣にかけられたケフィアではない白い液体に男泣きなラダ、キレるアイコ、ちゃっかり自分だけヒュプノスの血をかけてもらうミーノス」に大うけしました!この状態ですと、冥衣を進化させられるのはミーノスだけの予感です。残り二名の冥衣は進化しなくても防御力などはアップして、ケフィアなりに微妙にお役立ちなところがまた嫌な感じで良いと思いました。
冥闘士は冥衣だよりの戦士みたいですが、ケフィアは冥闘士だけでなく冥衣のやる気も下がりそうだなと思います。一部やる気のアップする冥衣もあるかもしれませんが…って考えてみましたが、可能性のありそうなのはLCのナスの冥衣位しか思い浮かびません先生!
そして職場で星矢原作を回すという荒業は漢だと思いました。そういえば以前うちの職場でも別部署の若い子の間ではドラゴンボールの漫画が出回っていた気がします。でもうちの部署は私が最年少クラスで、他は40歳以上なので漫画を回す事自体が難しく…(>ω<)職場に星矢が出回ったとしても、思わずぽろっと腐っぽいことを言い出しそうな危険があるので、あと私もカーストの低い魚座なので、防御壁は高く敷いておこうと思いました。それにしても10万射手座聖衣を購入なさる方がいたとは…!ブルジョア…!
いろいろと、元気の出るコメントを有難う御座いました!

4/27 23時頃 kao様>イラストもご覧下さりありがとうございます!画力なさすぎて恥ずかしい代物ばかりですが、そのようにおっしゃっていただけると「また描こう!」と思えます(>▽<*)
ロスサガやタナサガへのお言葉を拝見して、サガへの愛情が溢れているなあと感じました。サガは戦闘や戦略では天才的に小器用そうなのに、愛情方面や日常生活は不器用そうですよね(笑)
愛情方面まで器用に駆け引きを行うような小悪魔サガだったら、アイオロスやカノンは翻弄されっぱなしで大変なことになると思います。……たまにはそんなロスサガもいいですね(想像してみたら、ちょっと良かったモヨウ)
更新への応援も有難う御座いました(^^)拙い妄想作品ばかりですが、またお越し頂ければ嬉しいです。お気軽にお声もかけてやって下さいね。

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