星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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今日は午後から会社の健康診断なので、水もごはんもとれません。
辛抱力のない私が午後まで持つのか(>△<)
それはさておきアスぷとサガとカノン
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「サガ、あれをやってくれ」
「ああ、あれか」
指示語で行われた会話が耳に入り、アスプロスは何となしにそちらを見た。サガは弟から棒状のようなものを受け取ると、ソファーへ腰をおろす。カノンがその隣へ寝そべり、サガの膝へ頭を乗せた。膝枕である。
いつものじゃれあいかと思って見ていると、サガがカノンの髪をかきあげ、串にも似た何かをカノンの耳へ差し込んだ。思わずぎょっとしてマジマジと見つめてしまう。カノンが視線に気づいてアスプロスを睨んだ。
「何か文句でもあるのか」
「いや、何をしているのかと思ってな」
ややそっけないカノンの横から、サガが穏やかな声でアスプロスの疑問に答えた。
「これは日本の耳掃除道具だ。星矢が土産に持ってきてくれてね。このようにして使うものなのだ。それにしても、日本はこういったものが土産として販売されるというのが面白いな」
串に見えた先には小さなヘラがついていて、それで耳垢を取るらしい。
「そんなものを耳に入れるなど、正気か」
アスプロスは思わず本音を零した。細い串とはいえ、充分凶器となるシロモノだ。自分に置き換えて考えてみる。
(もしもデフテロスが、あの串をオレの耳に突きたてて来たらどうなるか…)
思いかけて首を振る。いい加減自分は疑心暗鬼のクセを直すべきだ。
アスプロスの逡巡を勘違いしたらしい双子が、見当違いに耳掻きの安全性を述べてくる。
「いや、自分でやるより安全だと思うぜ?」
「綿棒とそう変わらないと思うのだが」
アスプロスは後輩である双子座たちに尋ねてみた。
「兄弟であれ他人に急所をさらけ出すことが恐ろしくはないのか。耳垢などアナザーディメンションで片付ければいいと思わないのか」
サガとカノンは膝枕の姿勢のまま顔を見合わせ、それからアスプロスの方を向いて同時に答えた。
「「耳内でアナザーディメンションを使う方が危険だからやめておけ」」

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「カノンは兄による耳掻きを当然と思っている」というあっきゅんさんのお言葉を使わせていただきました(>ω<)
ギリシアには多分耳掻きないですよね。なので星矢がお土産でもってきたことに。ていうか星矢が土産で持ってきて「使い方を教えるから」ってサガを寝かせて耳掃除してあげる妄想が止まりません。黒サガが気に入ってシュラにさせるとかね!

アスプロスも度胸試し&弟への耐性をつけるために1本耳かきを入手して、デフテロスに頼んでみればいいよ!多分最初は凄い内心怖いだろうなと思いました。表面には出しませんが。
一方お兄さんを膝枕したデフテロスわんこの見えない尻尾は、千切れそうなほど振られているのでした。気づけお兄さん…(>△<)ノ

今日もぱちぱちありがとうございます。日々の癒しです。そういえば昨日は午後から忍者に不具合が出ていたようで、サイトが見れなかったモヨウです。早く安定しますように(汗)
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