星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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いつものタナサガいちゃいちゃ
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「もう数年ほどあとのことだが、大仕事が待っている。そのときは暫くエリシオンを留守にすることになるだろう」
タナトスがそういうので、サガは眉を顰めた。
「大災害が起こるということか」
聖戦でも涼しい顔で人類を滅亡させようとした死の神の言う大仕事だ。一体どれだけの災禍であるだろうか。
防げるものであれば、最小限の被害でとどめたい。そのため、タナトスから情報を得ようと話しかける。
神が未来をみだりに人間へ話すことはないと判っていても、神の職分に口を挟むなと怒りを買おうとも、それでもわずかな可能性があれば、諦めないのがサガという男だ。
情人から聖闘士の顔となった相手にタナトスが苦笑する。
「ちがう、オレが言っているのは瑣末な人間の死ではない。星の死だ」
「…星?」
思いもよらぬ方向で返ってきた内容に、サガが目を瞬かせる。
「もうすぐ600光年の彼方で星が寿命を迎える。オレはそれを見届けに行かねばならぬ」
「ああ、ベテルギウスか」
災禍ではないと知り、力を抜いたサガの肩をタナトスが抱く。
答えてもらった礼のつもりか、サガは逆らわなかった。
「わたしも傍で見てみたいが、叶わぬのだろうな」
「人間のお前では超新星爆発の破壊力に耐え切れまい」
「確かに」
「この星からでも充分目視できるゆえ、それで諦めろ」
「Bayt al-Jawzā'(双児宮)の死ならば、見届けたいと思ったのだが」
「お前の死ならば、いつでも叶えてやろう」
タナトスの冷たい指先が、サガの左胸をそっとなぞった。

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今日もぱちぱち有難うございます(>ω<)仕事前のカンフル剤です!
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