星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
うあ、仕事でバタバタしている間に、ハロウィンイベントが終わってしまいました。冥闘士が堂々と地上の聖域に遊びに来ることが許される日なのに!(気のせいです)
タナトスが堂々とサガのところへ暇つぶし逢引に来ても許される日なのに!(もっと気のせいです)
ラダ誕の小話だってネタだけはあったんですよ(>ω<)
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「またこの日が来てしまった」
ラダマンティスがため息と共に零したのを、バレンタインが聞きとがめた。
「どうかなさいましたか」
「いや、いつも10月30日になると、双子座がカイーナ城へ押しかけてくるのだ」
「そういえば去年も綺麗にハロウィンの飾り付けをして行きましたね、ラダマンティス様の誕生日に」
「当てつけだろうか。この城の守備体制に自信を無くすぞ俺は」
冥界にあるカイーナ城は、生者の侵入を想定していないため、防御対策のあまり取られていない作りになっているが、それでも警備のための冥闘士は常時から配備されていたし、聖戦後はラダマンティスの指示のもと、さらにそれが強化されたのだ。
バレンタインは、うなだれている上司へ慰めるように告げた。
「ラダマンティス様。攻撃こそ最大の防御といいます」
「というと?」
「押しかけられる前にこちらから向こうへ押しかければ良いのではないでしょうか」
「なるほど」
そんなわけで、巨蟹宮経由の黄泉比良坂ルートで双児宮へ向かったラダマンティスたちだった。障害となるかと思われた巨蟹宮の守護者デスマスクは、「戦意がないのであれば、ハロウィンだから許してやる」と通してくれたため、あっけないほど簡単に双児宮まで着くことが出来た。
双児宮の柱の前で一度立ち止まり、ラダマンティスはバレンタインを振り返る。
「突然押しかけたりして迷惑ではないだろうか」
「ラダマンティス様は、そういうところが真面目で良識ありますよね」
焚きつけられて来たものの、扉を目の前にして少し冷静になったようだ。
けれどもバレンタインはにっこり笑顔を見せた。
「他の者はいざ知らず、双子座に関してはいつも彼らがしていることを返すだけですので、問題ないでしょう」
「それもそうか…では参る!」
いざ敵襲とばかりに、勢いよくバアアアンとラダマンティスは双児宮の扉をあけた。しかし。
「「「ハッピーバースデイラダマンティス!」」」
扉を開けて一歩守護宮の内部へ足を踏み入れたとたんに、上でくすだまが割れて紙ふぶきが降りかかり、中からもクラッカーが幾つもラダマンティスへ向けて打ち鳴らされたのだった(※クラッカーを人間に向けて鳴らすのは危険なのでやめましょう)。
双児宮ゆえにサガとカノンがいるのは当然として、何故かアイアコスやミーノスや部下の顔ぶれが見えるのはどういうことなのだろう。
そのサガとカノンがさっそく歩み寄ってきて、ぽかんとしているラダマンティスの腕をとった。
「いつも押しかけて悪ィと思ってさ、たまにはこっちで用意してみたんだ」
「招待を受けてくれて嬉しい、おめでとうラダマンティス」
「…招待?」
はっと思い当たって振り返ると、バレンタインがにこにこ悪気の無い笑顔で答える。
「サプライズがあった方が良いかと思いまして、皆で計画いたしました。聖域で祝ってもらえるなど、歴代ワイバーン初の快挙ですよ」
「…それはワイバーン初どころか、冥闘士初の快挙だろうな」
こういうのを招待と言わん、という突っ込みはもう脱力で言う気も起きない。
双児宮に足を踏み入れると、やはりカボチャだらけの装飾だった。
(今回は双子座だけでなく、部下や同僚も楽しそうにしているようだ。ならばここは負けてやろう。ただし双児宮の酒は飲みつくした上でな)
そう胸のうちで苦笑したラダマンティスは、顔ぶれのなかで一番大人なのであった。
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みたいな感じの…って説明しようと思ったんですけど、小ネタすぎて書いたほうが早かったです。今日はいい天気なので掃除を頑張るぞー!
タナトスが堂々とサガのところへ
ラダ誕の小話だってネタだけはあったんですよ(>ω<)
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「またこの日が来てしまった」
ラダマンティスがため息と共に零したのを、バレンタインが聞きとがめた。
「どうかなさいましたか」
「いや、いつも10月30日になると、双子座がカイーナ城へ押しかけてくるのだ」
「そういえば去年も綺麗にハロウィンの飾り付けをして行きましたね、ラダマンティス様の誕生日に」
「当てつけだろうか。この城の守備体制に自信を無くすぞ俺は」
冥界にあるカイーナ城は、生者の侵入を想定していないため、防御対策のあまり取られていない作りになっているが、それでも警備のための冥闘士は常時から配備されていたし、聖戦後はラダマンティスの指示のもと、さらにそれが強化されたのだ。
バレンタインは、うなだれている上司へ慰めるように告げた。
「ラダマンティス様。攻撃こそ最大の防御といいます」
「というと?」
「押しかけられる前にこちらから向こうへ押しかければ良いのではないでしょうか」
「なるほど」
そんなわけで、巨蟹宮経由の黄泉比良坂ルートで双児宮へ向かったラダマンティスたちだった。障害となるかと思われた巨蟹宮の守護者デスマスクは、「戦意がないのであれば、ハロウィンだから許してやる」と通してくれたため、あっけないほど簡単に双児宮まで着くことが出来た。
双児宮の柱の前で一度立ち止まり、ラダマンティスはバレンタインを振り返る。
「突然押しかけたりして迷惑ではないだろうか」
「ラダマンティス様は、そういうところが真面目で良識ありますよね」
焚きつけられて来たものの、扉を目の前にして少し冷静になったようだ。
けれどもバレンタインはにっこり笑顔を見せた。
「他の者はいざ知らず、双子座に関してはいつも彼らがしていることを返すだけですので、問題ないでしょう」
「それもそうか…では参る!」
いざ敵襲とばかりに、勢いよくバアアアンとラダマンティスは双児宮の扉をあけた。しかし。
「「「ハッピーバースデイラダマンティス!」」」
扉を開けて一歩守護宮の内部へ足を踏み入れたとたんに、上でくすだまが割れて紙ふぶきが降りかかり、中からもクラッカーが幾つもラダマンティスへ向けて打ち鳴らされたのだった(※クラッカーを人間に向けて鳴らすのは危険なのでやめましょう)。
双児宮ゆえにサガとカノンがいるのは当然として、何故かアイアコスやミーノスや部下の顔ぶれが見えるのはどういうことなのだろう。
そのサガとカノンがさっそく歩み寄ってきて、ぽかんとしているラダマンティスの腕をとった。
「いつも押しかけて悪ィと思ってさ、たまにはこっちで用意してみたんだ」
「招待を受けてくれて嬉しい、おめでとうラダマンティス」
「…招待?」
はっと思い当たって振り返ると、バレンタインがにこにこ悪気の無い笑顔で答える。
「サプライズがあった方が良いかと思いまして、皆で計画いたしました。聖域で祝ってもらえるなど、歴代ワイバーン初の快挙ですよ」
「…それはワイバーン初どころか、冥闘士初の快挙だろうな」
こういうのを招待と言わん、という突っ込みはもう脱力で言う気も起きない。
双児宮に足を踏み入れると、やはりカボチャだらけの装飾だった。
(今回は双子座だけでなく、部下や同僚も楽しそうにしているようだ。ならばここは負けてやろう。ただし双児宮の酒は飲みつくした上でな)
そう胸のうちで苦笑したラダマンティスは、顔ぶれのなかで一番大人なのであった。
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みたいな感じの…って説明しようと思ったんですけど、小ネタすぎて書いたほうが早かったです。今日はいい天気なので掃除を頑張るぞー!