星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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帰宅電車内で読んでいた文藝春秋のコラムのなかに「近ごろの子供の命名、宙(そら)とか星斗(セイント)とか」という一文が出てきて、予期せぬ不意打ちを食らいました。そうかあ…、現代日本にもセイントをお子さんにもつ親御さんがいらっしゃるのですね(^ω^)。

それはさておき家についたら別冊チャンピオンが届いていたので、さっそくウハウハ浮かれたうざい長文のデフテロス外伝感想です(>▽<)
以下、単行本派のかたはネタバレご注意下さい。

まず双子のカラーで始まるところが嬉しいな嬉しいな。
嬉しいけど背景は巫女たちの血まみれの死体という微妙なステージ!
舞台は聖戦開始から2年半前にさかのぼります。聖戦の2年前にアスぷは反逆して死んでる筈なので、反逆の半年前位の時期ってことでしょうか。
もう相当にアスぷがまっ黒な頃です(;▽;)

巫女(ピュティア)たちの死体を見下ろす黄金聖衣着用のアスプロス。デフテロスは「どうして巫女たちが死んでいるんだ」と兄を問い詰めます。
「俺を疑うのか」と振り返ったアスぷはどうみても悪人顔!いきなり弟へ殴りかかり、デフテロスがてのひらで受け止めるも、顔を隠していた拘束マスクは吹き飛んでしまいます。
「聖衣着用の自分の拳を受け切るとは、双子座が2つあればお前も黄金になれたであろうに…」と嘯くアスプロスへ「ごまかすな!」って弟くん怒ってますよ。

ちなみに、カノンが黄金聖衣着用のサガの拳を受け切れずに殴られたのは、あれはワザとだと思う次第!そのあとの悪の誘惑ターンに持ち込むための高等戦術!多分!(^ω^)

「俺は何もしておらんよ」と笑うアスプロスが胡散臭いったらない。
ひるむデフテロスを尻目に、自分が来た時にはこのありさまだったこと、そのせいで教皇の命であった信託も賜れなかったと、つらつら述べるアスプロス。
無残な巫女の死体のよこへ屈みこみ「全く可哀想にな…」って言ってる顔が、全然そんなこと思ってなさすぎな表情で流石すぎる大好き(^ω^)
それに対して「…信じて良いのか…アスプロス…」と疑いを捨てきれぬ様子のデフテロス。あれ!?なんだデフテロス、ちゃんと疑うことを知ってはいたんですね!?てっきりオールマンセーかと思ってましたよ!
デフテロスが俺を信じられなくなれば、俺達も俺達の夢も終わりだと言い切るアスプロス。お前どの口が言うかって感じですけど、…既にアスプロスはデフテロスを信じてはいないので、デフテロス側が兄を信じなくなったら、本当に終わりなんですよね…(;ω;)

「双子のうち一人は凶星の下に生まれるだろう、そんなデタラメな信託を覆して2人の存在を世に知らしめる」というアスプロスの台詞からしますと、どうやらそんな信託をしたのは、この巫女連中のようです。

さてこの信託、「生まれるだろう」という言葉からして、双子が生まれる前の信託です。で、実際に生まれてから教皇なり他の神官なりが占って、守護星を調べたらデフテロスのほうが凶星だったんですよね?
まさかどちらか判らないのに、確認もせず何の根拠もなく、デフテロスの方を凶星扱いなんてことはしませんよね(^ω^)?

あと、ここでいう「信託」は「神託」をLC世界内ではこのように言ってるってことでいいのかな?
神からのお告げってことにするとおかしくなるので(アテナは双子に対してこんな託宣しないでしょうし、聖域が他の神の神託を受けて従うのも変)神ではなく自然や運命から託宣を受けるという意味で信託に言い換えてるのかなと思ったのですが、単なる誤字だったらすみません(汗)
あと普通にピュティア=デルポイの神託をする巫女ってことで、直球でアポロンだの大蛇ピュートーンだのガイアの神託の可能性もありますが、アポロンならアテナのお兄さんの託宣だから聖域がその預言を聞きいれたとしても、そうでないならやっぱり聖域が絶対視して聞き入れるの謎デス。
シジフォス編でこのあたり説明されてるのかもしれませんので、単行本待ち!

お前を救ってやるために教皇になる…といってるアスぷちょっと押しつけがましいぞ。デフテロスが黙ったまま嫌~な目で見るので「その目をやめろ、デフテロス」と怒られてます。
あれ!?お兄さんはお兄さんでちゃんと「それヤメロ」っていう意思表示してた!でも何でやめろと言ったのかは通じてなかった!

お前…変わったぞと、視線を変えずに伝えるデフテロス。以前のお前はもっと真っ直ぐだった、俺は一人で生きて行けるので重荷なら捨てろと言い切ります。
なんだよ、結構きわどい本音の会話してるじゃないか。しかも兄が変わったことには気づいてるじゃないか(>ω<)

しかして、何でこれでアスぷは成り代わられる危惧を覚えるのだろう(・ω・)?
デフテロスが兄に成り代わるつもりなら、離れていく発言はしませんよね。影から成り代わる機会を狙いますよね?ってことを、アスプロスは頭がいいから直ぐ理解できるはず。またアスプロス側も弟への危惧があったなら、これ幸いと自分から遠ざけようとするはずですよね。
…もうこの頃になると、危惧を覚えていた段階は過ぎてしまって、自分の野望のために弟を利用することしか考えないようになってしまっていたのかな。だから手放さないと。そうなら切ない(´・ω・`)

そしてデフテロス側の言う「捨てろ」もアスプロス主体なんですよ(´・ω・`)
だって兄が自分を切り捨てるのがいいと本当に思っていたら、デフテロスがアスプロスのもとを去ればいい話なんです。
これ、いみじくも、デフテロスからお兄さんを捨てることは出来ないってことなんですよねえ。

俺を信じろ、それが俺を進ませる…というアスぷ。この進むというのは邁進ってやつですね。アスぷは平気で嘘付くなあ。悲しいなあ。たとえ闇の一滴に蝕まれていても、奥底の1番下ではちゃんと弟を思ってるような描写欲しいなあ。
アスぷファンの欲目ですけど(>△<、)
そうでないとキャラとしてデフちもアスぷも可哀相すぎる。

じと目で睨むデフテロスをスルーしたまま、アスプロスは巫女たちの死体をアナザーディメンションで異次元にぽいぽい捨てちゃいます。これにも何故!?と反発する弟君。
アスプロスは「このままでは朽ちて病を運ぶ」と答えるんですね。
これはまあ正しいと思うんです。だってそうしなければ、この大人数を火葬にするか土葬にするか、どっちにしろ埋めなきゃならない。死因を隠すという意味ではどれでも良いわけで(もしアスプロスが殺していた場合には、手を下した証拠なんてどちらにしろ残さないでしょうし)。
ただ、ゴミのように捨てたのは、アスプロスの意趣返しもあったような描写です。なんの意趣返しかというと『下らぬ信託のせいで自分たちの運命を決めつけたこと』へであり、『そんな大層な信託が出来るなら、この未来もおまえら予想済みだろ』という皮肉です。

アスプロスは何度も神託を「デタラメ」「下らん」と言うんですよね。占星でも信託でもそんなもので他人の運命を決めつけることへの怒りが伝わってきます。わたしもそう思うよ!(>ω<)

変わってしまった兄を見ながら、それでもデフテロスは「俺はお前だから影を引き受けようと思ったのだ」と過去を回想しはじめます。さあこっからキラキラ兄さんのターン!

雨の降りしきる過去のある日(まだアスプロスが雑兵時代)、双子は聖域を脱走しようとします。
それは高熱のデフテロスを助ける為でした。信託を真に受けた聖域の人間は、誰も手を差し伸べることは無く、それどころか捨て犬のように扱ったのです。
聖域から抜け出せば、デフテロスを助けてくれる場所がきっとある。アスプロスはデフテロスが濡れないように布を被せ、肩を貸して支えながら懸命に追っ手から逃げているのです。
デフテロスはもういいから自分を放って戻れと、高熱のなかから伝えます。自分はもう疲れた、でも兄さんは黄金聖闘士になれる星の下に生まれている…と。
「黙れデフテロス!お前がいなきゃ俺が黄金になる理由なんてない!」って一喝したアスプロスのキラキラっぷりときたら(;ω;)
…いやほんと泣ける(;ω;)

ところで信託は「一人は凶星となる」という内容だけで、「黄金聖闘士となる星を持つ」のほうは、占星など別方面からの予言てことでいいのかな?
これも信託だったりすると、アスぷは黄金聖闘士になること自体に反発しそうな気がするんですよ。だって弟迫害の原因だから信託の事を怒ってるのに、その信託が「片方は黄金聖闘士になれるよ」と言ったって、そっちは受け入れるのかなというと、アスぷの性格からしてなりませんよね。ふざけんなって思う可能性の方が大きそうですよね。

あと、聖域では「凶星は片方だけで、もう片方は黄金聖闘士になれる星を持つ」みたいに伝わってたようですが、実際にはデフテロスもアスプロスも黄金聖闘士になれているので、人間の方を中心に見れば、両者とも「黄金聖闘士となる星を持っている」運気のはずじゃないですか。
なので巫女の信託はあくまで未来の一定時期の二人の関係しか伝えてきていない、中途半端な託宣なのかなという感じです。役に立ってないな!というか害悪でしかない。そんな半端な信託はするもんじゃない(>ω<)
”神託”であれば、神は人間の都合なんぞ知ったこっちゃなく、巫女はその意思を預かるだけなので託宣するのは仕方がないんですが、自然から読み取った”信託”だというのなら、それは人間には言わなくていい未来なんじゃないかな?と思う次第。他人の運命に関わるのならなおさら。

あとホント、なんでその「片方」をデフテロスに決めつけたのか知りたいココロ。何か理由があったんでしょうか。見た目とかそんないい加減な判断だったら、アスプロスは本気で聖域に反逆して破壊していいよ!(`・ω・´)

脱走を試みた過去で、双子は足場の悪い遺跡から崖下へ落ちますが、そこでもアスプロスは弟を庇い、必死で抱きしめたままクッション代わりになります。気を失ったお兄さんを、今度はデフテロスが朦朧としながらも雨をしのげる遺跡なかまで引きずっていきました。お兄さんは気を失いながらも弟(デフテロス)を必ず守るとうわごとを言ってます。そこで自分も兄(アスプロス)の重荷にならないだけの強さを身に着けようと誓うのでした。
さっき、弟の事を「こんな雨の中で高熱で放ったら死んでしまう!」と心配してたお兄さんですが、弟さんは思った以上に丈夫のようでしたよ(・ω・)

ここではまだ弟(デフテロス)呼びなのが辛い。冒頭のカラー頁では既に二番目(デフテロス)呼びなので(>ω<)
ううう、あのキラキラのまま育ったアスプロスも見たかった!
あれが本来のアスぷの筈なんですよね!

…まだ今月の物語の半分くらいのところだというのに、双子への思い入れが強すぎて、既にこんな長文に(・ω・;)ちょっとクールダウンして残りは次回に書き殴ります(汗)
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