星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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電撃ホビーウェブ【魂ネイション2017速報レポート】より
http://hobby.dengeki.com/event/490996/

この下の方にいる二人の色違いサガ、黄金聖闘士じゃない配色なんですけど、恰好良くありません!?しかも髪の毛がメッシュですよ!?
わたし、サガは黄金聖闘士という意識があったので、双子座聖衣は黄金色、冥闘士の時は冥衣だから色が変わるけど形も変わってるし別物…みたいな先入観があったんです。
発想は柔らかくありたいと思っているにもかかわらず、黄金聖衣を白くするって発想はありませんでしたね。これは斬新でよい改変!
また脳内でバージョン違いの二次妄想用並行世界サガが増殖したぞ(・ω・)
しかも、白聖衣のほうのサガはホストもやれそうだぞ。
いかん、髪がメッシュ=ホストという連想からして安直ですよね…所詮凡人だから固定観念から抜け出せない(>M<)。

これ、サガの声優をなさっている置鮎氏の考えた配色パターンだそうなんです。
白い方が「煌めき纏う神の化身」で黒めの方が「銀河に抱かれし漆黒」というキャッチコピー!メンナクかな?もう拝むしかない。有難うございます置鮎様。

さっそく髪の毛がメッシュになったサガの妄想もさせて頂いてます。
めずらしく都市部の任務に出たサガが、超常現象に巻き込まれた人を助けたら、その人が貧乏なスタイリスト志望の若者で「カラーモデルお願いします、この綺麗な髪に手を入れるなんて冒涜だって判ってます。でもこの美しい髪をさらに輝かせる可能性を(以下略)」
まったく興味ないサガですけど、貧乏なのでモデル頼むお金が無くてお願いしますとか泣きつかれて、ついでに普通に伸びすぎてる毛先はカットしますからとか言われて承諾。

カラーモデルが何かすら判ってなかったサガが、鏡の前に座ってセットを任せ「できました!」と言われて、目をあけたらメッシュになっていて茫然とする流れ。

モブスタイリスト「ぜひご家族やご友人の感想を聞いてきてください!参考にしますから!」
サガ「……わかった」
真面目なサガなので、引き受けた以上は最後まで誠実にやりとげるべきであろうと、その頭で聖域に戻りますね。
でもって、まず第一宮のムウが一目みて絶句。
ムウ「今回の任務でいったい何があったんですか。相談なら乗りますよ」
サガ「いや任務は問題ない。それよりこの髪はどうだろうか。似合っているだろうか。おまえの感想を聞きたい」
サガはモデルとして言われた通り感想を聞いただけなのに、ますます動揺するムウ。ムウ様を動揺させられるなんて年1回くらいしかないから貴重です。
ムウ「どうやら頭を打ったらしい…そうだ、カノンを呼びましょう」
まあ、呼んだところでカノンも絶句するんですけどね。
カノン「お、おまえ…不良だったオレですら、髪は染めなかったと言うのに…はっ、悪人格が黒髪だったように、新たなる人格の出現による髪変化か!?」
サガ「いや違う。カノンはこの髪をどう思う?」
カノン「正気にもどるんだ、サガ」
なかなか話を聞いてもらえず、年中組までが召還されたりして、サガも居たたまれない。でも事実が判明した後は、速攻でアイオロスあたりが「写真とっていいかな!スマホの使い方を最近覚えたんだ」って記録に残す流れ(・ω・)
でもって噂を聞きつけた聖域内のサガファンの雑兵たちが、わらわら集まってきて、これまた写真を撮らせてくれるよう暑苦しく皆で要求するコースです。

その後、サガは皆の声を真面目にレポートにまとめたんですが、「家族の声」「友人の声」「雑兵の声」でまとめられているので、それを受け取ったモブスタイリストの若者が「雑兵の声ってなに…」となるとこまでがお約束!(>ω<)

というような妄想が3分で脳内に流れる位には、メッシュ髪のサガに衝撃を受けたんですというご報告です。ほんとにサガは何でも恰好いいなあ、ずるいなあ。

全然関係ないんですが、チャンピオンREDを発売日当日に買いたくて、セブンイレブン受け取りで予約したのですが、ゲーマーズ購入なら御大絵のオマケが付くと知り、昨日予約変更しようとしたんです。でもセブンネットの購入記録をみたら、もう発送されてました。
さすが田舎(・ω・)19日発売なのに、14日の時点でもう店舗へ発送されている…
20日はエピGAの新刊発売ですし、年末も星矢関連は盛りだくさんですね!

そして今日もぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます。
日々の癒しです(^-^)
<追加>
コメントを頂戴していたことに後から気づいたのでご返信を追加致しました!
昨晩と今夜は双子座流星群びよりですね!
寒いので夜間に長時間は外にいられませんでしたが、それでも数個見れました。冬の星空はほんと綺麗です。サガやシオンは、地上で1番星の良く見えるであろうスターヒルへ昇ってますので、この冬空の何倍も綺麗な夜空を知っているのだろうなあ。
黒サガあたりが、純粋に星の綺麗なところを見せたくて、カノンをとっつかまえてスターヒルに昇ればいいのに。星矢は連れて行きません。禁区に星矢を連れて行って罪の道連れにするのは黒サガでも憚るよ!ある意味、そういう遠慮をしないカノンの方が黒サガの近くにいますね。
あ、アテナの許可があれば普通に昇れるのかな。NDで神々の世界へ行くのに、瞬と一緒に普通に昇ってましたもんね。
聖戦後、アテナがサガを伴ってスターヒルへ昇り、サガに星見をさせたらいいなって思いました。「私がこの地を治めたのちの星を、貴方は見ていませんよね。どうですか?」って。
シオンを殺してしまったころに見たスターヒルからの星は、前途多難な未来しか教えてこなかっただろうけれども、聖戦を乗り越えたアテナと共に見る星空には、たとえ前途多難な未来であろうとも、それでも大丈夫だというような、きっとサガにとって安心できる星見の結果が見えるはず!
…という妄想。

以下、今週のエピGA感想などになります。ネタバレご注意下さい。

はー、今回もアルデバラン父さんは恰好いいですね(>▽<)
このアルデバランは、黄金聖衣を着用することで、形状的には聖闘士としてアテナを守ってますが、まず父親としてヨシノを守ってるんですよね。
聖闘士は守るもののために闘う時が最も強い…という岡田先生の聖闘士ワールド炸裂です。アテナは戦神ですが、守りの神なので、理屈的にもあってます。ヨシノちゃん一家の絆を見るとほのぼのしますよ…!

それだけに、無印では、父親に百人の子供を差し出させることでアテナを救った経緯が深い…そのことがあるからこそ、アテナは地上全てを救う義務と覚悟を負ったのだと思いますし…
無印の、綺麗ごとだけではない世界なのに綺麗なの凄い。その綺麗な部分を取り出して、別の形で見せて下さる岡田先生も凄い!

父娘の記憶のなかで、ヨシノが周囲の子から「お前の両親はにせもの」という心無い言葉を受けたことがあるのも明らかになります。それでヨシノは怒って相手を叩いちゃうんですけど、アルデバランは「でもお前はオレたちの本当の子だから怒らなくていいぞ」と諭すんですね。
相手の子もきっと大人になればわかる、だから次にからかわれても笑って許してあげなさいと。
大人であるアルデバランがそう言うのはともかく、それに対して、お父さんもお母さんもいつも笑ってるから、自分も笑うのは得意だし、笑うのは大好きと答えるヨシノちゃんは、強いし眩しいし天使か…!(>ω<)
そう育てたアルデバランとシャイナさんも天使か…!
闘う姿で後輩たちに道を開いて見せたサガたちの教え方も尊いですが、聖闘士が笑顔で子供を育てるのは、さらに難易度高いはず。あの一家は幸せになって欲しいです。

アルデバランVSモルドレッドを横で見ているアーサー王さんも、お父さんだから、記憶がなくても最後には息子を庇ったりしてくれそうな気はするんですよね…

あと今回は魔鈴さんも登場しました!
最後の砦である城戸邸でアテナを守っている模様です。アテナは小宇宙と霊血を数年間絶え間なく送り続けている模様。送り先が今週号頭に出てきた、首だけのアテナの元なのかな?首アテナをみるハーデス瞬が、未だに小宇宙が消えず、霊血が輝いていると評していますしね…(汗)
で、城戸邸を守る結界として、鎖も見えます。これ、守護レイラインの時に走らせた乙女座の瞬の鎖だと思いますので、次元としては過去のアイオリアたちのいた世界の女神でなく、今舞台になっている世界の女神沙織さんで良いはず。
その沙織さんと魔鈴さんが、「聖域が狂ってしまっている今」と言うんですよね。あれ、聖域はカノンが守ってますよね?狂ってる聖域をカノンが抑えつつ統治しているのか、先日のカオス側の攻撃以降に狂ってしまったのか、まだ不明ですが一体どうなっているの!

話は進んでいるのに謎は深まるばかりであります(`・ω・´)
あと、希望は常にある、たとえ次の次元であろうとも…というアテナの台詞で、ネクストディメンションの単語が出たのも感激であります。
アルデバランは栄光の牙(グロリアスホーン)でモルさんの聖王の剣(クラレント)を無事破壊しました。栄光の角じゃなくて牙だった。

はー、もう次の回が待ちきれません。次回更新日は12月26日ですとか書いてありますけど、絶対そんなに早いわけないですよね。来年ですよね。頑張って待ちます。

全然関係ないんですが、エピGAカノン教皇と貴鬼妄想SS
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梟と化したサガ、通称コクトーは、ときおり聖域へ戻ってくる。
もちろん諸般の報告のためだ。
シュラやアイオリアの現状、顔無き暗殺者たちによる被害、剣闘士の動き、カオスアテナとアイオロス達の脅威…コクトーの額上にあるケルベロスの目を通してだけでは、伝えきれない情報が山ほどある。
そのため、教皇宮の窓際には、彼のための立派な止まり木が設えらえたが、いつでもサガは一直線に教皇のもとへと羽ばたいて、その肩を自分の居場所とした。

それを知るものはあまり居ない。コクトーの存在自体、極秘事項の一つであるし、そもそも教皇宮へ立ち入ることのかなう者は、限られている。

アリエスの貴鬼は、その数少ないひとりであった。
「僭越ながら、教皇の法衣は、猛禽の止まり場所として適していないと思うのです」
率直に貴鬼はカノンへ伝えた。
聖戦後、最初の黄金聖闘士となった貴鬼は、カノンにとって単なる職務上の関係だけでなく、個人的な話もできる得難い部下だ。
「教皇の法衣は、貴重な布や呪言の込められた糸で作られていますから、コクトーも爪を立てないよう、物凄く気を遣っていますよね」
「気を遣うのはあれの性分だ。別に教皇の法衣でなくとも、バカ丁寧に足を降ろすぞ」
「そうかもしれませんが、そのトゲトゲのついた肩パッドがあると、邪魔だと思います。何でそんな悪役っぽい肩あてを、わざわざ選んで付けるんですか」
口調は丁寧であるものの、遠慮は無い。
第三者がいない場では、そうした方がカノンが喜ぶことを、貴鬼は知っているのだ。
ムウに似てきたなとカノンはこっそり思った。
「このくらい派手なハッタリを利かせた方が、舐められずにすむ」
「今さら貴方を侮る者などいないでしょう。ましてやコクトー相手にハッタリを利かせる意味はありません。そこで」
貴鬼は手に持っていた包みをほどき、中から肩あてを取り出した。
「コクトー用の機能を重視して作りました。まだ試作段階ですが」
「………ほう」
出されたそれは、肩部分のトゲを排除した代わりに、鳥用の止まり木がくっついているという、カノンをして感想に困るしろものであった。
「貴鬼、これは、止まり木機能以外の、すべての肩あてとしての機能が後回しになっている気がするのだが」
「そうだよ。カノンなら、コクトーの止まり心地を最優先すると思ったから」
もう教皇の敬称すら省略して、後輩としての貴鬼の地が出ている。
会話の中身が思いっきり私事であるので、カノンも咎めることなく、笑いながら反駁した。
「あれは、自分のために聖域や教皇の伝統を曲げられることは好まぬ。気持ちは有難いが、そこまで頭の柔らかくない奴なのだ。それにな」
声を潜めて、そっとカノンは打ち明ける。
「止まり疲れたら、オレが膝上に移しているから、問題ない」
「…なるほど、じゃあこんな機能は却って邪魔だよね」
「うむ。だがコクトーには内緒だぞ」
精一杯威厳を込めて頷いて見せると、貴鬼もおかしそうに笑った。

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エピGAでは、黄金のなかでたった一人生き残ったカノンが、必死に聖域を立て直して、そのなかで最初に次代の黄金となったのが貴鬼なので、いろいろ仲良くなってるといいなあという願望…そういえばエピGの時代の黒サガちゃんは、どんな教皇法衣を着用してたかなと思って、6巻のデスマスクとの風呂場後あたりを読み返したら、ものすごく絢爛豪華でした。カノンむしろ質素だった。
あと、神の干渉を受け付けない教皇法衣とかも黒ちゃんは独自に開発してたので、エピG&GA世界線の法衣は、実際に高性能だし貴重なんですよね。
黒ちゃんが着ていた法衣を、カノンも着用してみて欲しいココロ。
兄シャツならぬ兄法衣。

今日もぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます。毎日の心のホッカイロです!
突然ですが、以下「リィンカーネーションの花弁」という能力バトル漫画の6巻ネタバレが入ります。ご注意下さい。

この漫画、過去の偉人の才能を超能力的な形で得た現代人が、その能力を使ってバトルするという今どきの内容なんですが、そのなかにナイチンゲールも出てまいります。
ナイチンゲールなので『癒の天使』という、治癒回復のスキルを持っているんですけど、もう1つ『クリミアの赤い影』というスキルを持ってるんですね。
これは、クリミア戦争時、献身的に看護をするナイチンゲールの影に、傷病兵たちが涙しながらキスをした…という逸話を模したスキルです。
どういう能力かといいますと、ナイチンゲールの能力で傷を癒されたものは、ナイチンゲールに隷属させられるというもの。結構えぐいですね。

オデッセウスも、そういう風に治癒したものを隷属させて、聖域を支配しちゃう世界線があってもいいじゃないかなって!(前振り長い)

オデッセウスが治療した相手は、性格や能力はそのままに、自由意思を持てなくなる。アテナの聖闘士のはずなのに、オデッセウスの為に動いてしまう、そういうアレです(^▽^)
まあ現時点でも、オデッセウスに治癒された者は、その際の痛みを再現されてしまうので、肉体的にはオデッセウスの管理下にあるようなものですよね。精神の隷属と違って、肉体の隷属だけですと、聖闘士は痛みには強いので反抗されちゃいますけど。

しかして、肝心のオデッセウスがそんな事は望んでなさそうなので、むしろ逆に、聖域を裏切ろうとしてた人たちが、オデッセウスに隷属させられたせいで裏切れず、対外的には強固な聖域になりそうだという…
でもって、アテナへの強制的な忠誠(実際にはオデッセウスへの忠誠)で縛られた、自由意思のない聖域って、裏切り者の出る聖域より弱そうな気がするから、たぶん私は現代聖域に毒されてる(^ω^)

さらに妄想を飛ばして、そのオデッセウスの隷属能力で、黒サガの叛逆の自由意志を奪ったら、どう黒サガが抵抗するかなって妄想しだしたら止まりません(駄目人間)
そもそもオデッセウスが白サガを治癒したとして、別人格の黒サガのほうまで強制隷属可能なのかな?とか、もし隷属人格をサガ側で選べるなら、黒サガは自分が隷属を引き受けて白サガは自由にさせるとかないかな?とか、もう妄想がニッチすぎて恥ずかしい。

そもそもサガって、心にもなく他神に跪いて従うフリをするのは得意ですけど(対象神→ハーデス・太陽神アベル・クロノス・ポントス・多分セインティアのエリス)、本当に従わされそうになったら、全力で噛みつきそうじゃないですか。
噛みつく気満々のサガを、オデッセウスならどう手なずけるのかなって、そういうの見たいです!

たまに他漫画からお借りした設定でパロディ妄想するの楽しいな!(開き直り)
そしてそして、明日のエピGA更新も楽しみです!

オホーツクショコラッティエさんから海のショコラ届きました(>▽<)
私がトロかったため、申し込んだ時は既に十二星座とセットになっている方は売切れておりましたが、海のショコラだけでも大満足の可愛さ。
勿体ないのでまだ少ししか頂いてないのですが、ちゃんと海&キャラごとのイメージを詰め込んであって本当に凄い!お店にもつい感想を送りつけてしまいました(迷惑)
いつか冥界ショコラも味わうことが出来たらいいなあ(^▽^)

何と言いますか、二次創作というのは文章や漫画だけではなくて、こういった菓子に解釈を込めて造形したり、アクセサリーで表現したり、フィギュアで世界観を魅せたり、色んなやり方がありますよね。
それらが多彩なジャンルというのは、ファン層も厚いのだなと嬉しくなります。

作品と創作者は分けて考えようというのが、一般的な創作物に対するセオリーなのかもしれませんが、二次創作では作品自体だけでなく、そこに感じられる創作者の原典への情熱やこだわりなども、私はモグモグしたい派です。なので御本のあとがきとか、普段のトークとかも大好きです。面倒臭いオタクですみません(>ω<)!

話は変わって、ハーデス十二宮編で、カノンがサガの代わりに双児宮を守っていた時、サガが戦闘後に凄い勢いで泣いてるじゃないですか。
あの事を知ってるのはシュラとカミュだけで、カノンは知らないですけど、蘇生後にふとしたことで知る機会があったらいいなって…
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カノンは酔っていた。多少やさぐれてもいた。
そうでなければ、後輩の前で愚痴じみた言葉など零すことはなかったろう。
「サガは女神や世界の平和がすべての優先事で、オレのことなど些末も気にかけぬ」
言ってしまってから、吐露を恥じるかのように、ウォッカで喉奥へ流し込む。
聖戦後、双子たちは共に双児宮で暮らすようになったものの、復旧の忙しさのなかで、すれ違いが続いている。
仲良く暮らせと言われても困るが、サガは贖罪のためか必要以上に仕事を背負い込み、宮に帰ってこない。
黄金聖闘士が帰宮できぬほど、聖域の状況が切迫しているわけではない。現にこうして、数名が集まって酒を酌み交わしているのだから。

愚痴を聞いたシュラとカミュは顔を見合わせた。
「いや、サガはどちらかといえば、兄弟思いではないか?」
とシュラが否定すれば、
「わたしもそう思う。聖戦のとき、双児宮を抜けたあとでサガの様子がおかしかったが、今思えば彼を迎え撃ったのは、あなただったのだろう?」
とカミュも追随する。
「なんのことだ」
酒を煽る手をとめカノンが聞くと、その場面を知る同士・シュラとカミュの会話が盛り上がり始めた。
「あの時のサガの涙っぷりは凄かったぞ」
「本当に。あの人は涙もろいところはあったが、それを差し引いてもだだ泣きであった」
「敵の監視を欺かねばならぬなか、あのサガが感情を抑えられぬほどの事情…気にはなったがサガにも追及を拒む雰囲気があったのでな…」
「そうなのだ。涙を滝のように流しながら走っていて、どこが『何でもない』のかと。あの場では言えぬことなのであろうと、わたしもそれ以上は問わなかったが」
「ただ、慙愧や悲しみの涙には見えなかった。あのような切迫したなかで、オレはそれが不思議だったのだが…」
ここでようやく聖剣と氷の聖闘士たちは、カノンの方を見る。
「「守護宮を守る弟に会えてよほど嬉しかったのだな」」

「………」

カノンは文字通り、ハトが豆鉄砲を食らったような顔で固まった。
(サガが?泣いた?オレのことで?)
説教ばかりされていた身からすると、とても想像のつかないサガの形容の数々である。
少年の頃はサガが何を言おうが、オレと同じ悪を心に秘めているくせに、偉そうなお題目ばかりならべるものだと流していたが…
(あの説教は本当にオレのことを案じてのものであったのか)
改めて過去を振り返ると、わが身の黒歴史も酒で流してしまいたくなる。

「………もう1回、その話を詳しく聞いていいか」

それはさておき、折角の機会だ。
己の知らぬ兄を肴にして呑み尽くしてしまおうと、カノンは体裁をかなぐり捨てて二人に頼んだ。

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その後も折に触れては「あの話もう1度聞かせろ」とシュラやカミュの処へ時々おしかける拙宅カノン。ブラコンですから…
同じようにサガがカノンの話を聞こうとするなら誰かな、それもカノンがサガについての言動をみせた相手じゃないとね…って考えたら、一輝じゃないですか!

…それ、一輝がカノンに鳳凰幻魔拳しかけたときですよね(・▽・;)

一輝「カノンに精神をずたずたにする技をかけたのだが、一番効果的に心を揺さぶる(※トラウマの優しい言い方)と思われる風景にサガが出てきたぞ」
サガ「その話をもっと詳しく聞かせてほしい」
一輝(何故この男は自分の弟がオレに攻撃された話を嬉しそうに聞くのだ)

でも何だかんだで一輝はサガに対して高評価かつ兄同士なので、サガがカノンについて色々語りだすと「ワカル」ってなって、言動に甘くなるという。
そんな兄弟こじらせ妄想!

今日もぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます!
気温の低くなってきた昨今の心のホッカイロです(>▽<)
そういえば、昔のサガの同人誌はアニメ準拠の髪の色が多い…というようなツイートを何件かお見かけして、新鮮な気持ちになりました。
それは原作でサガの髪色が判明してなかったからですヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
(12宮編で黒サガのカラーは有りましたが紫髪でした)

それでアニメ色で塗るか、「でも、実際に青い髪の人間なんていないよね…」「御大は実在しない髪色や目色をキャラに使わないよね」というこだわりの方などが、「じゃああれは光の加減で青みがかって見える銀髪かな」という想定で銀髪にしていたのです(^-^)
とくに小説などですと、文中の形容描写などで青髪と書くと違和感のでるリアル系世界観で書いてる方も多かったですので…

ジャンプコミックス24巻の背表紙にカノンが登場して初めて、双子の髪色が判明したのですが、全28巻ですから結構最後の方ですね。金髪双子が同人誌のカラーに登場するのはそれ以降となります。ただ、その頃はもう結構サークルさんも減っておられましたので、比率としてはアニメの髪色(または銀髪)の双子が多く見える…というのが当時の双子カラー事情かと存じます(>▽<)/

そんでもって今日はアイオロスの誕生日!おめでとうございます!
そして明日は星矢の誕生日というのが、もう奇跡の流れ。
アイオロスも星矢も魅力的過ぎて、本当にあんな素敵なキャラクターを生み出して下さった御大に感謝です!そんな彼らでいつも不届きな妄想をしていてすみません!

アイオロスは教皇に選ばれるだけあって、仁智勇優れてるわけですが、そもそも聖闘士って、頭はいいと思うんですよ(>ω<)勉強的な頭の良さではないかもしれませんが、白銀ですら音速を越える戦闘をするなか、瞬時に判断を下し、敵の攻撃を受けたら対策を考えて2度は通用させない。
聖闘士に同じ攻撃は通じないというの、何気に凄い事だと思うんです。
そんな聖闘士の頂点である黄金聖闘士のなかでも、とくに優れた人物が選ばれるのが教皇ですから、アイオロスも真っ直ぐな人柄ながら、懐も思慮も深い少年なのだろうなって…
あ、サガもサガで別方向に優れた傑物だと思ってます!

同じ時代にアイオロスとサガという二人の黄金聖闘士を産んだ運命ほんと罪深い。
罪深いけれど、サガにとっては実は凄い幸運だとも思うんですよ。
アイオロスがいてくれなかったら、もう一人のサガによるアテナ殺害を、誰も止めることが出来ませんでしたからね…(汗)
サガファンとしてはアイオロスに感謝するしかない。本当に有難うアイオロス。
アイオロスとサガが、全てを乗り越えて聖域の両雄となれたら、こんな頼もしいことは無いと思いますし、そんな彼らを中心として黄金聖闘士が一丸となれたら、もう夢のようですよ!
足並みそろわない黄金聖闘士たちも、彼ららしいなと思いますが(・▽・)

とにもかくにも、アイオロスとサガが仲良くしている所を見たいです!(直球)
復活後、14歳の少年のまま世界に戻ってきたアイオロスが、大人になった弟や後輩たちに会ったあと、最後に伏し目がちな超絶美形の28歳になってるサガと再会する場面というのは、王道ですが何度妄想しても美味しいです!
逆に28歳に成長した状態で復活したアイオロスを見て、サガが眩しそうにしてから視線を逸らすのでもいいです!

真面目な話、サガが仮にアイオロス以外の誰と付き合っていても、付き合ってなくても、そういうよこしまな関係の一切ない世界であっても、サガにとってアイオロスは特別な相手だと思います(腐の意味でなく)。
サガとアイオロスの二人って聖闘士星矢における裏主人公ですよね。
彼らによって運命が回りだすその瞬間を、エピソード0で拝めるのは感無量です。楽しみ過ぎて冷静になれない_(:3」∠)_

今日もぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます!毎日の糧です。
それにつけてもアイオロス恰好いいなあ(エンドレスリピート)
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