星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
[2794]  [2793]  [2792]  [2791]  [2790]  [2788]  [2787]  [2786]  [2785]  [2784]  [2783

オホーツクショコラッティエさんから海のショコラ届きました(>▽<)
私がトロかったため、申し込んだ時は既に十二星座とセットになっている方は売切れておりましたが、海のショコラだけでも大満足の可愛さ。
勿体ないのでまだ少ししか頂いてないのですが、ちゃんと海&キャラごとのイメージを詰め込んであって本当に凄い!お店にもつい感想を送りつけてしまいました(迷惑)
いつか冥界ショコラも味わうことが出来たらいいなあ(^▽^)

何と言いますか、二次創作というのは文章や漫画だけではなくて、こういった菓子に解釈を込めて造形したり、アクセサリーで表現したり、フィギュアで世界観を魅せたり、色んなやり方がありますよね。
それらが多彩なジャンルというのは、ファン層も厚いのだなと嬉しくなります。

作品と創作者は分けて考えようというのが、一般的な創作物に対するセオリーなのかもしれませんが、二次創作では作品自体だけでなく、そこに感じられる創作者の原典への情熱やこだわりなども、私はモグモグしたい派です。なので御本のあとがきとか、普段のトークとかも大好きです。面倒臭いオタクですみません(>ω<)!

話は変わって、ハーデス十二宮編で、カノンがサガの代わりに双児宮を守っていた時、サガが戦闘後に凄い勢いで泣いてるじゃないですか。
あの事を知ってるのはシュラとカミュだけで、カノンは知らないですけど、蘇生後にふとしたことで知る機会があったらいいなって…
=================================

カノンは酔っていた。多少やさぐれてもいた。
そうでなければ、後輩の前で愚痴じみた言葉など零すことはなかったろう。
「サガは女神や世界の平和がすべての優先事で、オレのことなど些末も気にかけぬ」
言ってしまってから、吐露を恥じるかのように、ウォッカで喉奥へ流し込む。
聖戦後、双子たちは共に双児宮で暮らすようになったものの、復旧の忙しさのなかで、すれ違いが続いている。
仲良く暮らせと言われても困るが、サガは贖罪のためか必要以上に仕事を背負い込み、宮に帰ってこない。
黄金聖闘士が帰宮できぬほど、聖域の状況が切迫しているわけではない。現にこうして、数名が集まって酒を酌み交わしているのだから。

愚痴を聞いたシュラとカミュは顔を見合わせた。
「いや、サガはどちらかといえば、兄弟思いではないか?」
とシュラが否定すれば、
「わたしもそう思う。聖戦のとき、双児宮を抜けたあとでサガの様子がおかしかったが、今思えば彼を迎え撃ったのは、あなただったのだろう?」
とカミュも追随する。
「なんのことだ」
酒を煽る手をとめカノンが聞くと、その場面を知る同士・シュラとカミュの会話が盛り上がり始めた。
「あの時のサガの涙っぷりは凄かったぞ」
「本当に。あの人は涙もろいところはあったが、それを差し引いてもだだ泣きであった」
「敵の監視を欺かねばならぬなか、あのサガが感情を抑えられぬほどの事情…気にはなったがサガにも追及を拒む雰囲気があったのでな…」
「そうなのだ。涙を滝のように流しながら走っていて、どこが『何でもない』のかと。あの場では言えぬことなのであろうと、わたしもそれ以上は問わなかったが」
「ただ、慙愧や悲しみの涙には見えなかった。あのような切迫したなかで、オレはそれが不思議だったのだが…」
ここでようやく聖剣と氷の聖闘士たちは、カノンの方を見る。
「「守護宮を守る弟に会えてよほど嬉しかったのだな」」

「………」

カノンは文字通り、ハトが豆鉄砲を食らったような顔で固まった。
(サガが?泣いた?オレのことで?)
説教ばかりされていた身からすると、とても想像のつかないサガの形容の数々である。
少年の頃はサガが何を言おうが、オレと同じ悪を心に秘めているくせに、偉そうなお題目ばかりならべるものだと流していたが…
(あの説教は本当にオレのことを案じてのものであったのか)
改めて過去を振り返ると、わが身の黒歴史も酒で流してしまいたくなる。

「………もう1回、その話を詳しく聞いていいか」

それはさておき、折角の機会だ。
己の知らぬ兄を肴にして呑み尽くしてしまおうと、カノンは体裁をかなぐり捨てて二人に頼んだ。

=================================
その後も折に触れては「あの話もう1度聞かせろ」とシュラやカミュの処へ時々おしかける拙宅カノン。ブラコンですから…
同じようにサガがカノンの話を聞こうとするなら誰かな、それもカノンがサガについての言動をみせた相手じゃないとね…って考えたら、一輝じゃないですか!

…それ、一輝がカノンに鳳凰幻魔拳しかけたときですよね(・▽・;)

一輝「カノンに精神をずたずたにする技をかけたのだが、一番効果的に心を揺さぶる(※トラウマの優しい言い方)と思われる風景にサガが出てきたぞ」
サガ「その話をもっと詳しく聞かせてほしい」
一輝(何故この男は自分の弟がオレに攻撃された話を嬉しそうに聞くのだ)

でも何だかんだで一輝はサガに対して高評価かつ兄同士なので、サガがカノンについて色々語りだすと「ワカル」ってなって、言動に甘くなるという。
そんな兄弟こじらせ妄想!

今日もぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます!
気温の低くなってきた昨今の心のホッカイロです(>▽<)
ブログ内検索
フリーエリア

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.