星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
早起きが段々厳しくなってきて、布団の中で視聴するΩです。今週はどこかで聞いたことのあるようなニヤリ台詞が多かったですね(>▽<)以下ネタバレご注意下さい。あ、文中の台詞などはうろ覚えです!←
獅子宮へたどり着いた蒼摩と栄斗。圧倒的なミケーネの小宇宙の前にも怯まず戦闘です。「それほどの力を持ちながら何故!」と問われるミケーネ。マルスがやろうとしていることを知っている癖になんで従うんだと糾弾されます。
回答「私の見たマルス様は善!」
いや、そうは言いませんでしたが、どうやらミケーネはマルスが女神と戦う前から傍に居て、マルスの本名まで知っているようなのです。っていうか別名があるってどゆこと!Σ(゜◇゜)沙織さんのように、人間としての名前と身体かつ神であるのか、それとも人間が神を名乗ってるのか。いや今まで何度もナレーションで「火星の神」って言ってたから人間てことはないですよね(汗)
で、ミケーネはマルスに忠義を誓ってるようなのです。たとえこの世界が滅ぼされようとマルスの作る理想の新世界のために戦うという。しかもミケーネの記憶の中のマルスは、どうも本気で理想を追ってるようなのです。過去のマルスはミケーネにその拳は女神との戦闘ではなく、自分が新世界をつくったときのために、その世界を守るために使って欲しい…などと語っちゃってたりします。
先週も書きましたが、もうミケーネはマーシアンでいいんじゃないだろうか(汗)アリアを女神とする予定があったために、女神(アリア)の聖闘士として黄金の地位についてたっていうことなのかと思われますが、アリア死んじゃったんだからもう女神の聖闘士じゃなくてもいいよね…というか毎度ながら黄金聖衣の心の広さっぷり…
他にも「なら(ミケーネの光速拳の速さより)上回ればいいこと!」的な一輝リスペクトだのぽろぽろ原作や旧作を思わせる台詞や展開が。
あ、でもミケーネは獅子座の技は使いませんでした。オール独自技です。
庇いあったり協力したりしながら、消して諦めず向かってくる青銅聖闘士に、ミケーネは絆の力を見ます。強い信念の瞳に、過去のエデンの瞳を回想したりして結構余裕だなあミケーネさん。同時進行でエデンがとうとう父を諌め、かなわぬときは命に代えてもこの世界を守る決意をしました。
エデンが吹っ切ったことを感じ取ったミケーネは、ここで青銅たちを通すんですよ。多分エデンがからむと、ミケーネの中で、マルスへの忠義と青銅を通してやることに矛盾がなくなるんですね。
あ、でもちゃんと青銅も一矢報いてるんです。ライオネットボンバーで獅子座の肩パーツにひびをいれましたので!その力と信念があったからこそ、ミケーネも通してくれたという流れです。
そして毎回のことですがメディアも何か企んでますよ的な描写が。
というわけで、来週は自称不動明王の乙女座!なんか見た目またアフロディーテ系!楽しみですね(^▽^)
獅子宮へたどり着いた蒼摩と栄斗。圧倒的なミケーネの小宇宙の前にも怯まず戦闘です。「それほどの力を持ちながら何故!」と問われるミケーネ。マルスがやろうとしていることを知っている癖になんで従うんだと糾弾されます。
回答「私の見たマルス様は善!」
いや、そうは言いませんでしたが、どうやらミケーネはマルスが女神と戦う前から傍に居て、マルスの本名まで知っているようなのです。っていうか別名があるってどゆこと!Σ(゜◇゜)沙織さんのように、人間としての名前と身体かつ神であるのか、それとも人間が神を名乗ってるのか。いや今まで何度もナレーションで「火星の神」って言ってたから人間てことはないですよね(汗)
で、ミケーネはマルスに忠義を誓ってるようなのです。たとえこの世界が滅ぼされようとマルスの作る理想の新世界のために戦うという。しかもミケーネの記憶の中のマルスは、どうも本気で理想を追ってるようなのです。過去のマルスはミケーネにその拳は女神との戦闘ではなく、自分が新世界をつくったときのために、その世界を守るために使って欲しい…などと語っちゃってたりします。
先週も書きましたが、もうミケーネはマーシアンでいいんじゃないだろうか(汗)アリアを女神とする予定があったために、女神(アリア)の聖闘士として黄金の地位についてたっていうことなのかと思われますが、アリア死んじゃったんだからもう女神の聖闘士じゃなくてもいいよね…というか毎度ながら黄金聖衣の心の広さっぷり…
他にも「なら(ミケーネの光速拳の速さより)上回ればいいこと!」的な一輝リスペクトだのぽろぽろ原作や旧作を思わせる台詞や展開が。
あ、でもミケーネは獅子座の技は使いませんでした。オール独自技です。
庇いあったり協力したりしながら、消して諦めず向かってくる青銅聖闘士に、ミケーネは絆の力を見ます。強い信念の瞳に、過去のエデンの瞳を回想したりして結構余裕だなあミケーネさん。同時進行でエデンがとうとう父を諌め、かなわぬときは命に代えてもこの世界を守る決意をしました。
エデンが吹っ切ったことを感じ取ったミケーネは、ここで青銅たちを通すんですよ。多分エデンがからむと、ミケーネの中で、マルスへの忠義と青銅を通してやることに矛盾がなくなるんですね。
あ、でもちゃんと青銅も一矢報いてるんです。ライオネットボンバーで獅子座の肩パーツにひびをいれましたので!その力と信念があったからこそ、ミケーネも通してくれたという流れです。
そして毎回のことですがメディアも何か企んでますよ的な描写が。
というわけで、来週は自称不動明王の乙女座!なんか見た目またアフロディーテ系!楽しみですね(^▽^)
わーい!今週号のチャンピオンからND連載再開です。
以下ネタバレご注意ください(^▽^)/
表紙はようやっとの紫龍!NDが始まってからいつ出てくるかとずっと待っておりました。中をめくると同じアングルで巻頭カラーの紫龍がここにも。間違い探しですか?なら「中の紫龍の顔には渋線がない」が正解ですね(・ω・)b
五老峰で田畑を耕しながら暮らしている紫龍。見事な白菜が畝に並んでいます。目はまだ治っていないらしく、相変わらずの包帯中。でも畑を耕すのには不自由しないモヨウ。シャカと一緒で目を閉じていてもなんら通常生活に支障は無いようです。
まあ第8感まで極めた彼が、第5感である視覚が多少損なわれていたところで、上位感覚で何とか出来ちゃうのかもしれませんね。えー、じゃあ目隠しプレイしてもいや何でもない。
そこへ氷河が尋ねてきます。星矢のために皆が戦ってるのでお前も…って誘うんですけど、紫龍は断るんですね。自分はもう関係ない、ここで田畑を耕して生きていくと。それでクールになれない氷河が熱く怒るんですけど、そこへ赤子を抱いた春麗が!赤子がいることは御大公式頁のネタバレ原稿写真でわかっておりましたので、皆の関心は実子かそうでないかですよね。
まあ当然というか、捨て子でした。春麗のように捨てられていた子を拾って二人で育てていたのです。…君たち13歳と14歳だよね…どんだけ地に足のついた生活をしているのだろう。2次元ですがその爪の垢を分けて欲しいココロ。
その姿をみた氷河は何もいわず紫龍を置いて去っていきました。兄弟皆が戦いに明け暮れるなか、一人くらい家族と温かく暮らしてもいいだろうと、紫龍たちの幸せを願ったんですね。
「もう2度と会うこともあるまい」
氷河のこの言葉が今週号で1番胸を打ちました(>ω<)
氷河が去った後、五老峰の滝の前で、紫龍は老師の杖を持って泣きます。特に漫画内では語られてませんが、彼だって星矢のもとに行きたいに決まってるんですよ。生前の老師の言葉やら春麗の幸せやら赤子の将来その他、いろんなことのために堪えてるんだと思います。
で、本来ならそのまま紫龍は戦線脱落…のはずが、何故か氷河を追っていた天界の刺客・斗馬がちょっかいを出してきました。
要約すると「さっきから見ていればお前は何だ。他の連中は敵ながら友を思っての行動はあっぱれだと思う。しかしお前は一人で安泰に逃げやがって卑怯者め。ムカついたから俺が連中に代わって殴る!」
えー(・ω・)いろいろツッコミたいが、斗馬のこの立ち位置キライじゃないな!
ていうか、そもそもカリストの命令は「星矢ひとりの首を持ってくること」であって、星矢をほっといて氷河を追っかけてる時点で相当横道なのに、紫龍はさらに関係ないよ(・▽・)?
星矢を庇って動けない魔鈴さんの命をとろうとしたくせに卑怯者とかどの口が!って感じですが、それはそれこれはこれな斗馬の心の棚はなかなか高そうで素敵です。美味しいなあ斗馬。
斗馬は紫龍を滝つぼへ叩き込み、俺としたことがこんなやつにうっかり構ってしまった的に去っていきます。一方紫龍は殴られたことで目が覚めたのか、滝つぼの底に沈めてあったらしきドラゴンの聖衣箱とともに復活。
星矢を助けに行く覚悟を決めた紫龍に、春麗も海界編の時のようには泣きません。それどころか、この赤子は私がちゃんと育てるので安心するように伝えるのです。
春麗13歳ですよね…その爪の垢を(以下略)
もうもう紫龍は絶対に無事に帰って春麗を幸せにすべき(>△<)ノ
もちろん子供の翔龍もね!
私の中では将来紫龍と春麗が子供を産んで、その子と血のつながらない兄となる翔龍との間で華麗なるブラコン物語が繰り広げられるべく、二世代妄想の準備は完璧に整っておりますから!妹なら血の繋がらない兄との人情兄妹物語で!
Ωとも「龍峰には血の繋がらない翔龍という兄もおりました」の一文で結構てきとうに繋がりますよね(`・ω・´)さすがに適当すぎか。
何はともあれ、これだけの人たちが動いてくれる星矢は幸せ者ですよね。まだまだ彼が目を覚ますのは先の話だとは思いますが、星矢の復活も心待ちにしております!
以下ネタバレご注意ください(^▽^)/
表紙はようやっとの紫龍!NDが始まってからいつ出てくるかとずっと待っておりました。中をめくると同じアングルで巻頭カラーの紫龍がここにも。間違い探しですか?なら「中の紫龍の顔には渋線がない」が正解ですね(・ω・)b
五老峰で田畑を耕しながら暮らしている紫龍。見事な白菜が畝に並んでいます。目はまだ治っていないらしく、相変わらずの包帯中。でも畑を耕すのには不自由しないモヨウ。シャカと一緒で目を閉じていてもなんら通常生活に支障は無いようです。
まあ第8感まで極めた彼が、第5感である視覚が多少損なわれていたところで、上位感覚で何とか出来ちゃうのかもしれませんね。えー、じゃあ目隠しプレイしてもいや何でもない。
そこへ氷河が尋ねてきます。星矢のために皆が戦ってるのでお前も…って誘うんですけど、紫龍は断るんですね。自分はもう関係ない、ここで田畑を耕して生きていくと。それでクールになれない氷河が熱く怒るんですけど、そこへ赤子を抱いた春麗が!赤子がいることは御大公式頁のネタバレ原稿写真でわかっておりましたので、皆の関心は実子かそうでないかですよね。
まあ当然というか、捨て子でした。春麗のように捨てられていた子を拾って二人で育てていたのです。…君たち13歳と14歳だよね…どんだけ地に足のついた生活をしているのだろう。2次元ですがその爪の垢を分けて欲しいココロ。
その姿をみた氷河は何もいわず紫龍を置いて去っていきました。兄弟皆が戦いに明け暮れるなか、一人くらい家族と温かく暮らしてもいいだろうと、紫龍たちの幸せを願ったんですね。
「もう2度と会うこともあるまい」
氷河のこの言葉が今週号で1番胸を打ちました(>ω<)
氷河が去った後、五老峰の滝の前で、紫龍は老師の杖を持って泣きます。特に漫画内では語られてませんが、彼だって星矢のもとに行きたいに決まってるんですよ。生前の老師の言葉やら春麗の幸せやら赤子の将来その他、いろんなことのために堪えてるんだと思います。
で、本来ならそのまま紫龍は戦線脱落…のはずが、何故か氷河を追っていた天界の刺客・斗馬がちょっかいを出してきました。
要約すると「さっきから見ていればお前は何だ。他の連中は敵ながら友を思っての行動はあっぱれだと思う。しかしお前は一人で安泰に逃げやがって卑怯者め。ムカついたから俺が連中に代わって殴る!」
えー(・ω・)いろいろツッコミたいが、斗馬のこの立ち位置キライじゃないな!
ていうか、そもそもカリストの命令は「星矢ひとりの首を持ってくること」であって、星矢をほっといて氷河を追っかけてる時点で相当横道なのに、紫龍はさらに関係ないよ(・▽・)?
星矢を庇って動けない魔鈴さんの命をとろうとしたくせに卑怯者とかどの口が!って感じですが、それはそれこれはこれな斗馬の心の棚はなかなか高そうで素敵です。美味しいなあ斗馬。
斗馬は紫龍を滝つぼへ叩き込み、俺としたことがこんなやつにうっかり構ってしまった的に去っていきます。一方紫龍は殴られたことで目が覚めたのか、滝つぼの底に沈めてあったらしきドラゴンの聖衣箱とともに復活。
星矢を助けに行く覚悟を決めた紫龍に、春麗も海界編の時のようには泣きません。それどころか、この赤子は私がちゃんと育てるので安心するように伝えるのです。
春麗13歳ですよね…その爪の垢を(以下略)
もうもう紫龍は絶対に無事に帰って春麗を幸せにすべき(>△<)ノ
もちろん子供の翔龍もね!
私の中では将来紫龍と春麗が子供を産んで、その子と血のつながらない兄となる翔龍との間で華麗なるブラコン物語が繰り広げられるべく、二世代妄想の準備は完璧に整っておりますから!妹なら血の繋がらない兄との人情兄妹物語で!
Ωとも「龍峰には血の繋がらない翔龍という兄もおりました」の一文で結構てきとうに繋がりますよね(`・ω・´)さすがに適当すぎか。
何はともあれ、これだけの人たちが動いてくれる星矢は幸せ者ですよね。まだまだ彼が目を覚ますのは先の話だとは思いますが、星矢の復活も心待ちにしております!
荒木氏の無料回顧展について以前T様にお教えいただき、これは行かねばと頑張ってみたのですが、不意の休日潰れなどで行けそうに無いので、しょんもりしつつ図録などを通販したのです。そうしたらなんと1日で届きました(>▽<)
通販頁の写真などだと良くわからなかったのですが、この図録、厚みが4cmくらいあるんです。もう1冊のほうもかなりの厚み。これで両方合わせて送料コミで1万円しないとかどんだけ良心的…Σ(゜◇゜)
版権の問題で回顧展もご家族の方が相当ご苦労をなさって1回きりの約束で無料で開いておられる…と知った時点で、その労に敬意を表すべく、せめて図録は購入して売り上げに貢献しよう(でないと赤字のはず)…と思っていたのですが、これだけのものをこのお値段ですと、全然儲けとか無いんじゃないのかとびっくりです(汗)
既に皆様はご存知かと思いますが、12/10まで夜9時まで延長展示なさるそうなので、近場の方はぜひ。私のように行けない人用に通販もなさってます。図録も版権の関係で今回こっきりの筈です。→荒木信吾回顧展「瞳と魂」公式頁
通販頁の写真などだと良くわからなかったのですが、この図録、厚みが4cmくらいあるんです。もう1冊のほうもかなりの厚み。これで両方合わせて送料コミで1万円しないとかどんだけ良心的…Σ(゜◇゜)
版権の問題で回顧展もご家族の方が相当ご苦労をなさって1回きりの約束で無料で開いておられる…と知った時点で、その労に敬意を表すべく、せめて図録は購入して売り上げに貢献しよう(でないと赤字のはず)…と思っていたのですが、これだけのものをこのお値段ですと、全然儲けとか無いんじゃないのかとびっくりです(汗)
既に皆様はご存知かと思いますが、12/10まで夜9時まで延長展示なさるそうなので、近場の方はぜひ。私のように行けない人用に通販もなさってます。図録も版権の関係で今回こっきりの筈です。→荒木信吾回顧展「瞳と魂」公式頁
海の世界は、いつも色鮮やかに美しい。
カノンの守る北大西洋の柱へ向かって歩きながら、サガはこの世界の空である水面を見上げた。それなりに厚いはずの海水の層は、不思議なことに太陽光をよく通し、天空を透かして揺らめいている。
視線を道の先へ戻すと、遠くにカノンと自分の姿が見えた。おそらく、というか100%、カーサが化けているのだろう。
リュムナデスのカーサは、相手の愛する者に姿を変えることが出来る。そして修行という名のもと、よくカノンやサガ相手にその技を使う。聖闘士である双子座を自由に海界で歩かせてくれる感謝も込めて、自分たちはそれに協力する。
嫌悪感はない。特にサガは、カノン相手に自分の姿が形作られるのを見るだけで嬉しかった。
カーサの化けたサガが、書類をカノンの目の前でからかうようにひらひらさせている。カノンはぶっきらぼうながら機嫌が良さそうだ。
(もしも、カノンとわたしが同じ陣営で仕事をしたならば、あのような光景を見ることが出来たのだろうか)
少し考え、自分であれば職場であのようにふざけあう事はないなと思う。カノンもそれを善しとしないだろう。それでも、あのようであれたらいいのにと思う。無いものねだりだ。
サガは足をとめた。まだカノンはこちらに気づかない。カーサが化けているということは、知覚をある程度カーサに支配されているはずで、感覚が鈍くなっているのだろう。それでもサガが語りかければ来訪に気づく。
サガは敢えて黙ってみていた。
カノンとサガが屈託なく共にある理想の空間を、自分が破るのは勿体無い気がしたので。
しかし、佇んでいるサガのことは、さすがに海将軍のカーサが気づいた。
『何やってるんですか』
『その、わたしは邪魔かなと…』
『アホですかアンタは!』
小宇宙通信でカーサが怒鳴る。その瞬間に偽者のサガの姿は消えてカーサが現れ、感覚を開放されたカノンは本物のサガの訪れに気づいたようだ。カーサと軽口を叩いていたときの雰囲気は消え去り、いつもの不敵な、サガの前でのカノンに戻っている。
(やはりカノンはわたしに心を許しては居ないのだろうか)
少しだけ落胆の気持ちが沸いてくる。
『違うだろ!アンタもシードラゴンも、ホントにアホだな』
カーサがまた突っ込んでくる。
『そうだろうか』
『そうだ。何故そうなのかは自分で考えてくれ。だが、俺の虚像のせいで、本物のアンタが近づいてこないなんてことになったら、俺がシードラゴンに恨まれる。勘弁してくれ』
『何故カノンがお前を恨むのだ?』
そんな会話をしている合間に、動かぬサガの元までカノンが迎えに歩いてきた。
「サガ、何をぼーっとしている」
「いや、その…お前の職場は楽しそうだな」
「はあ?何だ、堅苦しい聖域の愚痴でもしにきたのか」
カノンが怪訝な顔で突き放したような物言いをする。しかし、その態度の後ろに兄への心配があるのは自明のことだった。サガに通じていないだけで。
カノンの後ろでカーサが盛大にため息をつき「何でアンタたちはそんなに二人揃うと馬鹿になるんですか」と言ってカノンに小突かれたが、カーサは自分は悪くないと心の中で呟いていた。
============================
以前、職場で観賞用水槽の入れ替えがあり、それまでは淡水魚であったところを、海水を入れて海水魚にしたんです。そうしたら、同じライティングであるにも関わらず、海水だとライトがすごく青くなって幻想的に見えました。
海水と真水だと光の吸収率なんかが変わるからだと思うのですが、そんなわけで、海底神殿のあたりは神殿の白と光の青があいまって、とても綺麗なんじゃないかなあと勝手に妄想しております。
カノンの守る北大西洋の柱へ向かって歩きながら、サガはこの世界の空である水面を見上げた。それなりに厚いはずの海水の層は、不思議なことに太陽光をよく通し、天空を透かして揺らめいている。
視線を道の先へ戻すと、遠くにカノンと自分の姿が見えた。おそらく、というか100%、カーサが化けているのだろう。
リュムナデスのカーサは、相手の愛する者に姿を変えることが出来る。そして修行という名のもと、よくカノンやサガ相手にその技を使う。聖闘士である双子座を自由に海界で歩かせてくれる感謝も込めて、自分たちはそれに協力する。
嫌悪感はない。特にサガは、カノン相手に自分の姿が形作られるのを見るだけで嬉しかった。
カーサの化けたサガが、書類をカノンの目の前でからかうようにひらひらさせている。カノンはぶっきらぼうながら機嫌が良さそうだ。
(もしも、カノンとわたしが同じ陣営で仕事をしたならば、あのような光景を見ることが出来たのだろうか)
少し考え、自分であれば職場であのようにふざけあう事はないなと思う。カノンもそれを善しとしないだろう。それでも、あのようであれたらいいのにと思う。無いものねだりだ。
サガは足をとめた。まだカノンはこちらに気づかない。カーサが化けているということは、知覚をある程度カーサに支配されているはずで、感覚が鈍くなっているのだろう。それでもサガが語りかければ来訪に気づく。
サガは敢えて黙ってみていた。
カノンとサガが屈託なく共にある理想の空間を、自分が破るのは勿体無い気がしたので。
しかし、佇んでいるサガのことは、さすがに海将軍のカーサが気づいた。
『何やってるんですか』
『その、わたしは邪魔かなと…』
『アホですかアンタは!』
小宇宙通信でカーサが怒鳴る。その瞬間に偽者のサガの姿は消えてカーサが現れ、感覚を開放されたカノンは本物のサガの訪れに気づいたようだ。カーサと軽口を叩いていたときの雰囲気は消え去り、いつもの不敵な、サガの前でのカノンに戻っている。
(やはりカノンはわたしに心を許しては居ないのだろうか)
少しだけ落胆の気持ちが沸いてくる。
『違うだろ!アンタもシードラゴンも、ホントにアホだな』
カーサがまた突っ込んでくる。
『そうだろうか』
『そうだ。何故そうなのかは自分で考えてくれ。だが、俺の虚像のせいで、本物のアンタが近づいてこないなんてことになったら、俺がシードラゴンに恨まれる。勘弁してくれ』
『何故カノンがお前を恨むのだ?』
そんな会話をしている合間に、動かぬサガの元までカノンが迎えに歩いてきた。
「サガ、何をぼーっとしている」
「いや、その…お前の職場は楽しそうだな」
「はあ?何だ、堅苦しい聖域の愚痴でもしにきたのか」
カノンが怪訝な顔で突き放したような物言いをする。しかし、その態度の後ろに兄への心配があるのは自明のことだった。サガに通じていないだけで。
カノンの後ろでカーサが盛大にため息をつき「何でアンタたちはそんなに二人揃うと馬鹿になるんですか」と言ってカノンに小突かれたが、カーサは自分は悪くないと心の中で呟いていた。
============================
以前、職場で観賞用水槽の入れ替えがあり、それまでは淡水魚であったところを、海水を入れて海水魚にしたんです。そうしたら、同じライティングであるにも関わらず、海水だとライトがすごく青くなって幻想的に見えました。
海水と真水だと光の吸収率なんかが変わるからだと思うのですが、そんなわけで、海底神殿のあたりは神殿の白と光の青があいまって、とても綺麗なんじゃないかなあと勝手に妄想しております。
Ωのゲームを会社の昼休みにちまちまと進めております(`・ω・´)
休憩室は昨年の節電休館以降、電源自体無くしてしまったので、コンセントにPSPのコードを挿しても電気はきません。部屋の蛍光灯自体1本しか残してもらえていないという。
なのでバッテリーを家で満タンにして、音を出さずに窓1つない薄暗い部屋の中で萌えニヤケながらゲームをするという、大そう残念な光景に。休憩は交代制なので、その姿を誰にも見られないことだけが救い。
そんなわけで、以下Ωゲームネタバレご注意ください。
栄斗は毎回、敵をちゃんと疑って調査しようとするわりに、それが何の役にも立っていないという、忍者として優れているのかそうでないのか微妙なところが美味しい子だと思いました(`・ω・´)TVでも掴まって地下牢に閉じ込められてましたしね(汗)
でも栄斗は、ジュリアンが依り代にされているだけの罪のない人間なので、彼は助けなければって教えてくれるんですよ。ちゃんと最初からジュリアン救出のスタンスなところに、高感度アップです。
あと市さまが…(T▽T)もうΩの市さまは、ああいう駄目大人スタンスなのか。
そしてシャイナさんが人の話聞きゃしない(笑)ソレントと一緒に行動している光牙に対して、説明もせず「そいつから離れろ!そいつは私の獲物だ!」って攻撃をしかけるものだから、光牙が「このひとは仲間だよ!」って戸惑ってました。
そいつは自分の獲物って言い回しを聞くと、ラダを思い出します。直情なとこは、シャイナさんと意外と似てるな。
光牙ストーリーモードでの対戦相手は、今のところ龍峰、市、シャイナ、栄斗、ソレント、ミケーネです。次は誰かなワクワク。話はサクサク進むのでストレスなく楽しいです。また明日の休憩時間に頑張ろう。
話は変わって、ムウは凄く優しいと思うんですね。ツンデレというか、口調も態度も厳しいですけれども、その根底に思いやりがある。シオンも多分本来はそんな感じのイメージです。
============================
外出から戻ったムウが、聖域の公道を歩いていると、闘技場のかたわらにサガをみかけた。サガはたいそう目立つ男で、自身が輝いているだけでなく、遠くから見ても周りの空気まで澄んでいるかのようだ。
聖戦後に蘇ったあと、サガ本人はひっそりと暮らしているつもりで、実際そのとおりなのだが(かつて神の化身とまで呼ばれた頃に比べれば!)、それでも彼の優れた資質は抑えようもなく人目を惹く。
サガはムウの視線にすぐ気づき、こちらを向いた。視線があってしまったので、無視するわけにもゆかずに軽く会釈をする。公道はサガの隣を抜けているので、そちらへ進むしかないのだ。
近づきつつ、ムウは先ほどまでサガの視線の先にあったほうをちらりと確認し、アイオロスの姿をみつけて納得した。その視線の動きと表情に気づいたサガが、何故か苦笑する。
「こんにちは、ムウ」
「こんにちは」
「みっともないところをみせたな」
「そうですか?」
ムウは首を傾げた。アイオロスを見ていたときのサガの視線は、渇望と言ってよいほど強いものであったが、マイナスの要素があるようには思われなかった。
「彼のように揺らがぬ正義を持ちたいと、羨んでいるところだったのだ」
にこりと冗談のように、サガが言う。
卑下ではない。断罪の言葉である。こちらのサガは善性でつくられているがゆえに、いっそ傲慢なほど己に厳しい。
他者にはあまねく優しさを見せるというのに、自分の弱さを許すことは一切ない。
真冬の清水を思わせるその峻厳さはムウの好むところであったが、凍えてしまわないのかと、多少の呆れをもって問いかける。
「他人を羨むことは、罪ですか?」
「羨むだけで終わるのならば、怠惰だと思う」
「狼が鳥を見て羽ばたく努力をしても、意味のないことだと思いますが」
そういうと、サガは目を丸くしたあと『ありがとう』と言った。
サガのそういうところは嫌いだった。
「慰めるつもりで言ったのではありませんよ。貴方はいつもアイオロスの生まれ持った光を讃えますけど、努力でもって光を目指す意志とて、それに劣るものではない」
きっぱりと言い放つと、サガが穏やかに微笑む。
「お前はそう思うのか」
「私は職人でもありますから」
ムウは聖衣の修復士だ。工房では拳の代わりにノミや鎚をふるう。
オリハルコンやスターダストサンドなどの優れた素材の価値は認めつつも、それだけではただの原料にすぎない。それを鍛え練り上げて形にしていくのがムウの仕事なのだ。
「貴方、贅沢なんですよ。それだけの良い資質がありながら、己の欠点しか省みないなんて」
「そうだろうか」
「そうですよ。例えば貴方が、あそこにいる雑兵たちの前で『女神ほど力のない自分はなんと弱いのだろう』なんて嘆いたら厭味でしょう。私なら自慢かと思いますよ」
「…それもそうだな」
サガが吹き出したので、ムウも表情を和らげる。
冬空は高く晴れわたっていた。
(このひとは、悪いひとではないのだ)
と、ムウは思う。一筋縄ではいかぬ困った男ではあるけれども、嫌いきることの出来ぬ何かを持っている。師の仇であり、13年間命がけで化かしあった相手であるというのに。
「ありがとう、ムウ。お前は優しいな」
「そういうのが余計な一言なんです」
ムウの糾弾にサガが戸惑った顔をしている。
その顔が、本当にわけが判らないという表情だったので、ムウは我慢できずに笑った。サガはますます困惑しているようだ。
闘技場の中央から、訓練を終えたアイオロスが二人に手を振った。
女神が皆に再生の機会を与えてくれたことを、笑い続けながらムウは深く感謝した。
============================
全然関係ないんですけど、帰り際にト職場のトイレ(個室2個)に入ったら半壊してました。丁度居合わせたおばさんが「トイレのドア閉まらないのよね(というかもう斜めってて動かない)」と言いつつめげずに用を足されたので、自分もその人が居なくなった後に用を足しました。何があったんだろう。
休憩室は昨年の節電休館以降、電源自体無くしてしまったので、コンセントにPSPのコードを挿しても電気はきません。部屋の蛍光灯自体1本しか残してもらえていないという。
なのでバッテリーを家で満タンにして、音を出さずに窓1つない薄暗い部屋の中で萌えニヤケながらゲームをするという、大そう残念な光景に。休憩は交代制なので、その姿を誰にも見られないことだけが救い。
そんなわけで、以下Ωゲームネタバレご注意ください。
栄斗は毎回、敵をちゃんと疑って調査しようとするわりに、それが何の役にも立っていないという、忍者として優れているのかそうでないのか微妙なところが美味しい子だと思いました(`・ω・´)TVでも掴まって地下牢に閉じ込められてましたしね(汗)
でも栄斗は、ジュリアンが依り代にされているだけの罪のない人間なので、彼は助けなければって教えてくれるんですよ。ちゃんと最初からジュリアン救出のスタンスなところに、高感度アップです。
あと市さまが…(T▽T)もうΩの市さまは、ああいう駄目大人スタンスなのか。
そしてシャイナさんが人の話聞きゃしない(笑)ソレントと一緒に行動している光牙に対して、説明もせず「そいつから離れろ!そいつは私の獲物だ!」って攻撃をしかけるものだから、光牙が「このひとは仲間だよ!」って戸惑ってました。
そいつは自分の獲物って言い回しを聞くと、ラダを思い出します。直情なとこは、シャイナさんと意外と似てるな。
光牙ストーリーモードでの対戦相手は、今のところ龍峰、市、シャイナ、栄斗、ソレント、ミケーネです。次は誰かなワクワク。話はサクサク進むのでストレスなく楽しいです。また明日の休憩時間に頑張ろう。
話は変わって、ムウは凄く優しいと思うんですね。ツンデレというか、口調も態度も厳しいですけれども、その根底に思いやりがある。シオンも多分本来はそんな感じのイメージです。
============================
外出から戻ったムウが、聖域の公道を歩いていると、闘技場のかたわらにサガをみかけた。サガはたいそう目立つ男で、自身が輝いているだけでなく、遠くから見ても周りの空気まで澄んでいるかのようだ。
聖戦後に蘇ったあと、サガ本人はひっそりと暮らしているつもりで、実際そのとおりなのだが(かつて神の化身とまで呼ばれた頃に比べれば!)、それでも彼の優れた資質は抑えようもなく人目を惹く。
サガはムウの視線にすぐ気づき、こちらを向いた。視線があってしまったので、無視するわけにもゆかずに軽く会釈をする。公道はサガの隣を抜けているので、そちらへ進むしかないのだ。
近づきつつ、ムウは先ほどまでサガの視線の先にあったほうをちらりと確認し、アイオロスの姿をみつけて納得した。その視線の動きと表情に気づいたサガが、何故か苦笑する。
「こんにちは、ムウ」
「こんにちは」
「みっともないところをみせたな」
「そうですか?」
ムウは首を傾げた。アイオロスを見ていたときのサガの視線は、渇望と言ってよいほど強いものであったが、マイナスの要素があるようには思われなかった。
「彼のように揺らがぬ正義を持ちたいと、羨んでいるところだったのだ」
にこりと冗談のように、サガが言う。
卑下ではない。断罪の言葉である。こちらのサガは善性でつくられているがゆえに、いっそ傲慢なほど己に厳しい。
他者にはあまねく優しさを見せるというのに、自分の弱さを許すことは一切ない。
真冬の清水を思わせるその峻厳さはムウの好むところであったが、凍えてしまわないのかと、多少の呆れをもって問いかける。
「他人を羨むことは、罪ですか?」
「羨むだけで終わるのならば、怠惰だと思う」
「狼が鳥を見て羽ばたく努力をしても、意味のないことだと思いますが」
そういうと、サガは目を丸くしたあと『ありがとう』と言った。
サガのそういうところは嫌いだった。
「慰めるつもりで言ったのではありませんよ。貴方はいつもアイオロスの生まれ持った光を讃えますけど、努力でもって光を目指す意志とて、それに劣るものではない」
きっぱりと言い放つと、サガが穏やかに微笑む。
「お前はそう思うのか」
「私は職人でもありますから」
ムウは聖衣の修復士だ。工房では拳の代わりにノミや鎚をふるう。
オリハルコンやスターダストサンドなどの優れた素材の価値は認めつつも、それだけではただの原料にすぎない。それを鍛え練り上げて形にしていくのがムウの仕事なのだ。
「貴方、贅沢なんですよ。それだけの良い資質がありながら、己の欠点しか省みないなんて」
「そうだろうか」
「そうですよ。例えば貴方が、あそこにいる雑兵たちの前で『女神ほど力のない自分はなんと弱いのだろう』なんて嘆いたら厭味でしょう。私なら自慢かと思いますよ」
「…それもそうだな」
サガが吹き出したので、ムウも表情を和らげる。
冬空は高く晴れわたっていた。
(このひとは、悪いひとではないのだ)
と、ムウは思う。一筋縄ではいかぬ困った男ではあるけれども、嫌いきることの出来ぬ何かを持っている。師の仇であり、13年間命がけで化かしあった相手であるというのに。
「ありがとう、ムウ。お前は優しいな」
「そういうのが余計な一言なんです」
ムウの糾弾にサガが戸惑った顔をしている。
その顔が、本当にわけが判らないという表情だったので、ムウは我慢できずに笑った。サガはますます困惑しているようだ。
闘技場の中央から、訓練を終えたアイオロスが二人に手を振った。
女神が皆に再生の機会を与えてくれたことを、笑い続けながらムウは深く感謝した。
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全然関係ないんですけど、帰り際にト職場のトイレ(個室2個)に入ったら半壊してました。丁度居合わせたおばさんが「トイレのドア閉まらないのよね(というかもう斜めってて動かない)」と言いつつめげずに用を足されたので、自分もその人が居なくなった後に用を足しました。何があったんだろう。