星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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少し早めですが、双子神誕2011様へタナトス&ヒュプノス絵を投稿させて頂きました。こういった企画様に投稿させていただく時のマイ呪文は「枯れ木も山の賑わい」です(>△<;)なぜ絵を描く皆様はあんなに綺麗に丁寧に早く塗れるのだ…!

絵といえば、車田先生の絵で好きなところの1つに「もみあげ」があります。耳より前部分の髪の毛のとこです。あれをもみあげと言っていいのか微妙ですが、位置的にもみあげと呼ぶしかなく(汗)勿論サガのもみ上げ部分も超重要です。カミュ先生のも長いけどもみあげだよね!

漢字で揉み上げって書くと、なんか少し卑猥な気がしてきました。
「サガの揉み上げが好きです」
…揉んで上げるか…うん、ドリーム…誰がサガを揉んでくれるのか考え始めると、これまた光陰矢のごとし!すいません今アルコール入ってます。

今日もぱちぱち有難うございました!毎日大感謝なのです!

数珠についてはLC設定付きです(>ω<)誕生日SSの続き。
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木欒子の実を手に入れたサガは、冥府から戻ると宮の守をデスマスクたちに任せたまま処女宮へと向かった。シャカはいつものように、修練なのか寝ているのか判りにくい座禅を組んで黙想をしていたたが、サガが来訪を告げると、その意識をサガへと向けた。
「何の用かね」
「これを…」
差し出した手のひらには、小さな木の実が乗っている。
「ほう、木欒子の実か」
さすがにシャカは一瞥しただけで(目は開いていないが)判るらしい。
「これの加工方法を、教えてもらえないだろうか」
乙女座であるシャカに、木欒子の実の加工方法を尋ねるとなると、その目的は1つしかない。
「閉じ込めたい魂があるのか」
聖戦でも活躍したシャカの持つ数珠には、魔星の生死を判じるだけでなく、一時的に封じる機能もある。108ある珠のひとつひとつに強大な結界である天舞宝輪と同等の力を持たせ、冥闘士の魂を閉じ込めるのだ。その宝具を作るために、当時の乙女座聖闘士は命を落とすほどの小宇宙を使ったという。
シャカは、そのことを尋ねたのだ。
だが、サガは首を振った。
「いや、封印機能は必要ない。ただ、魂が収まる場さえ作ることができれば」
「封印を施さぬのであれば、場の固定のみですむ。命を削る必要もなく、次元を操る双子座であれば簡単に加工が可能だ」
言い終えると、シャカはサガの手に自分の手を重ねた。静謐な小宇宙が触れた箇所を通じてサガへと伝わる。
小宇宙による誘導だと気づいたサガは、すぐに波動をあわせて己の小宇宙を発した。実を破壊せぬよう外側から次元を現空間より切り離し、小宇宙を練り込み、独立した結界として固定させてゆく。
シャカは簡単と言っていたが、双子座のサガですらシャカの助けがなければ可能とは思われぬ技巧と精密さ、そして桁外れのエネルギーが必要な作業であった。
二人分の凄まじい小宇宙を飲み込んだ木の実は、原石が磨がれて宝石となるがごとく圧縮され、真円の珠となっていく。
しばらくしてシャカが手を離すと、サガの掌の上には、まるで光を内部に押し隠しているような、不思議な輝きを持つ珠が残っていた。
サガはしげしげとその珠を眺めた。その珠からはシャカの数珠とは異なり、双子座の…というよりも、サガの小宇宙が色濃く感じられる。
「感謝する」
「このくらい、いつでも」
頭を下げたサガへ、シャカはなんでもないことのように応えた。ただ、シャカはサガが頭を下げることの重みは知っていたので、面白いものをみたと口元に笑みを浮かべ、言葉を続ける。
「君らへの誕生日祝いと思えば易いものだ。…弟がそれほど大切かね」
説明を受けたわけでもないのに、まるで内面を読み取ったように尋ねるシャカへ、サガは隠すでもなく少し照れたように微苦笑した。

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同じ聖人カテゴリでも白サガとシャカは方向性が違っていて楽しいですよね。それもただの聖人ではなくて、片や二重人格、片や弱者への慈悲が無い(自称)電波ってところが大好きです。黒サガとシャカを揃えるとトンでもない事をやらかしそうで、ちょっと見てみたい気がします。

今日もパチパチありがとうございます(>▽<)心の灯火です。

今回は誕生日SSでなく、ロス→←サガでサガ→星矢なひととき
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(星矢が神聖衣を発現させた姿を、初めてサガが見た時のあの顔ときたら)
アイオロスはその時のことを思い出して、軽いため息をついた。
(魂を引き込まれているのが、傍から見てもバレバレなくらいポカンとしていて、サガらしくもない無防備さで一心に見つめていたな。そうしてすぐに、サガらしい訓戒を与えつつも、手放しで嬉しそうに賞賛したのだ)
負けず嫌いのサガが、心の底からだ。
星矢のことはライバルとして見ていないせいかもしれないが、自分が1度だけサガに褒められたときのことを思い出すと、気分が落ち込む。
『アイオロスこそ次期教皇にふさわしい立派な聖闘士だとわたしも思っておりました』
あれはどう考えても、嘘が8割だろう。
そんなサガでも、射手座の聖衣のほうは良く褒めてくれた。特に翼が好きなことは、言葉よりも雄弁な視線が物語っていた。サガにとっては、翼というものが、何か特別なものの象徴に感じられているようだった。天高く昇ってゆける、御使いのしるしであるかのように。
(でもサガ、ケンタウロスに翼はないんだよ)
アイオロスは目を閉ざした。こんなことで落ち込んだり怒ったりするのは、子供と変わらないと、心の中の客観的な部分が囁く。
(サガが好きなのは、俺ではなくて、サジタリアスのあの翼なのだ。しかも、今は本物の翼をみつけてしまった)
かつての自分は、なんの疑問もなくサガの特別は自分だと思えたのに。
珍しく人馬宮内で自室へ篭っていたアイオロスは、午後はそのままフテ寝をすることに決めた。


「サガがあんなに翼が好きだとは思わなかった」
星矢が無邪気に指摘する。サガは少しバツが悪そうに『すまなかったな』と、元気いっぱいな後輩へ返した。星矢は既に聖衣をパンドラボックスへとしまい、今は双児宮でお茶を飲んでいる最中だ。
「あ、怒っているんじゃないんだ。サガにしては珍しく興味津々って感じで、可動部分をみたり羽に触れたりして浮き立っていたから、よっぽど好きなんだろうなあって」
「あの神聖衣は、お前にとてもよく似合う」
それはサガの本音であった。ペガサスの青銅聖衣も星矢に似合っているが、神聖衣もまた、あつらえたように星矢になじんでいた。
「だが、わたしが好きなのは、翼ではなくてお前だ」
「えっ?」
苦笑しながら伝えられた言葉に、星矢が目を丸くする。
「最初に出会ったとき、お前はおまえ自身の足で十二宮を昇りきり、その拳でわたしを倒した。翼など関係なく、わたしはお前を認めている」
てらいもなく褒めるサガの視線は真剣で、星矢は過分だと思いながらも、真摯に受け止める。
「サジタリアスも…ケンタウロスに本来翼などない。それでも好きだったのは、今思えば翼の造形ではなくて、それを纏うものの魂を認めていたのだと思う」
どこか遠い目で、ここには居ない人間への思いを漏らしたサガへ、星矢は少し首をかしげ、少年らしい率直さをもって話す。
「それ、本人に言ったらいいと思う」
今度はサガが目を丸くする。まるで考えもしなかったことを勧められたかのように。
「そんなことは、出来ない」
「どうして」
「わたしなどにそのような事を言われても、彼とて反応に困るだろう」
「そうかなあ」
追求を誤魔化すように紅茶を口にしたサガを見て、星矢は『このひと意外と不器用なんだなあ』という感想を浮かばせたが、賢明にもそれは言葉にされることはなかった。

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途中っぽいですがもう出勤時間なのでここまで(>x<)
サガが、サジタリアスの翼ではなくアイオロスが好きだったのだと自覚するあたりのお話を丁寧に書きたいです。文章力欲しいココロ…

今日もぱちぱち有難うございます!いただいたパチで仕事を頑張れます。

今日アップしたタナサガを描くのに、LCタナトスの登場のあたりを読み返しておりましたら、何気にヒュプノス様が『マニゴルドの侵入はお前の「責人」だぞ』とかなんとか、誤字っておられるのを発見いたしました。ヒュプノス様はきっと半分寝ながらチェスをしていたに違いない。

タナトスとヒュプノスは神だけあって、普段はちゃんと神々しいと思うんです。神らしい部分も書きたいなあと常々思っているのですが、ついついネタに走ってしまい…タナサガの醍醐味って圧倒的実力差による精神的強○ですよね!肉体的○姦でももちろんいいですけど(>▽<)
強○であっても、ヒトが神を受け入れさせられた場合、何かしらの影響を絶対に受けざるを得ないと思うんですよ。拙宅の頂き物エリアにあるO様の、タナトスに抱かれて不死者にされてしまうサガとか超ツボなわけです。あとあと、精神的に魅入られてしまったりとかも鉄板ですよね!

ヒュプノスも眠りの神様ですから、夢の中で手を出し放題ですよ。いろんな人間にちょっかい出して欲しいココロ。18禁な意味でなくても、トラウマや弱いところを存分に嬲るとか。あ、でもLC準拠だと、夢の中では夢の四神に知られちゃうのかな?ヒュプノスは気にしなさそうですが、オネイロス側が気にしそうな予感。

そんなわけでタナ白サガでヒュプ黒サガなお話はどこかに落ちていませんか。勿論双子神側は本気ではなくてお戯れ無体でございます。

というような妄想をしながら今日は遅番の仕事です。
寝不足なので妄想が駄々漏れですが、こんな辺境サイトへお越しくださり、拍手を下さいました皆様に心より御礼申し上げます。
まったり続いている前回SSの続き
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幽体となったサガは、黄泉比良坂を抜けて冥界へと降りていった。
冥界は聖戦において1度崩壊しているため、今サガが降り立っているのは、聖戦後に新しく再生されたものだ。
地形などは元のまま複製されているようだが、地獄と呼ばれるエリアはだいぶ以前と趣が異なっている。女神の要望により、死後、人間への罰を行わぬよう要請がなされているためだ。
サガは、血の大瀑布と呼ばれていた滝のあるエリアへと向かった。そこは地上で人々が流した血が集まって川となり、崖上から滝となって流れ落ちる場所だ。
やはり1度リセットされたせいなのか、川幅は細く、勢いもゆるい。
だが、流れ続けている血は確実に地上での戦火や暴力によるもので、聖戦後も変わらぬ人間の愚かさに、サガは悲しい心もちになった。
けれども、本日死界を訪れたのは、冥府見物のためではない。
目的のものを探すため、サガは辺りを見回したが、滝壺近くにはそれらしいものは見当たらなかった。
「何用だ」
突然声をかけられて、サガは反射的に身を硬くした。
相手が誰であるのかは、振り返るまでも無い強大な小宇宙で知れた。
冥府に携わる神の一人、タナトスだ。
「探し物をしております」
サガは神の前で膝をつき、正直に答えた。
生者が勝手に冥府を訪れることは、生死の境界線を崩すことであり、いわば不法侵入である。ハーデスが聖戦で敗れて以降、曖昧にされている規則ではあるが、神が異物の訪問を確認しにくるのは当たり前のことであるので(下位の冥闘士や使い魔ではなく神が降臨することは稀であるが)、まずは礼儀を見せるのが筋だ。
また、気性の激しいタナトスを怒らせるような言動は、慎んだ方が無難でもあった。
「このような辺鄙な場所で、一体何を探すと?」
瞳孔の無い銀の瞳が、射抜くようにサガを見る。タナトスはただサガを見たというだけだが、神に見つめられるということは、それだけで負荷がかかるものだ。
だが、サガは怯むことなく、まっすぐにタナトスを見つめ返した。
「この場所には、冥府で唯一つ命を持って育つという、木欒子の樹が生えていると資料で見ました。出来ればその実を…」
「お前はバカか」
しかし、返ってきた言葉が単刀直入な貶しであったため、サガは反応に困って首をかしげた。言葉が足りないと気づいたらしいタナトスが、続けて叱責する。
「お前達はその実を使い、冥闘士を封じ込める数珠を作り上げた。矮小な人間の冥闘士など居ようが居まいが、我ら双子神がおれば戦力に問題はないが、それでもハーデス様の御力を阻む宝具の存在は鬱陶しい。その原料である木欒子の実がまた欲しいなどと、このオレの前でよくぞぬけぬけと申したものだな。大体、冥府の物を地上に持ち出すということ自体禁忌であることを、最近の人間は知らぬのか」
言われてみるとその通りなので、サガはますます困ったように眉を寄せた。
タナトスは小馬鹿にした表情を変えることなく、サガを見下ろしている。
「だが、黄金聖衣を着用しての来訪でないということは、公務ではあるまい。また、木欒子は生ある樹ゆえ、冥府に属するものというわけでもない。何に使用するのか返答次第では許してやってもいいぞ。自ら死したお前は、オレの民であるも同然だからな」
サガの表情が、多少の驚きと感謝に満ちたものとなる。
幸いなことに、本日のタナトスの機嫌はいいらしい。
「有難うございます」
「まだ許しておらん」
「弟が…カノンが本日誕生日を迎えますゆえ、木欒子の実を加工して贈り物としたく…」
「お前はバカか」
偽り無く述べたというのに、再びタナトスから同じ罵倒が降ってきたので、サガはまた反応に困って瞳を揺らした。
「死の神の前で、誕生を祝う話を嬉々としてするな」
「失礼しました」
またしても言われた通りであるため、サガは深く頭を下げる。
だが、タナトスはフンと鼻を鳴らして肩をすくめた。
「双子の弟が誕生日なのであれば、お前もであろう。木欒子の樹はハーデス様が若木をこの崖の東側の川のほとりへと移し変えた。以前の大樹は実を散らした折に枯れてしまったのでな。まだそれほど実は付いておらぬが」
「1つで充分…温情いたみいります」
素直な感情を滅多に顔に上らせぬサガが、ぱっと顔を明るくしたのを見て、タナトスはまた呆れたような視線を向けたものの、さっさと行けと視線で促す。
「片割れを祝うのは当然だからな、仕方ない」
自身も双子であるタナトスが、どう考えたのかは判らない。
けれどもサガは感謝しながら頭を下げ、タナトスの示唆した場所へと急ぎ飛んだ。

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誕生日関連話だというのに、まだまだ遅れますよ!(汗)

関係ないですが、デフテロスが出てくるコマで、アスプロスを殺した後、その死体の前で屈みこんで、じっと死体を見つめているシーンがあるじゃないですか。
読者側からは背中しか見えませんが、あのシーンのデフテロスが、死んでしまったご主人様の前で佇むワンコのようで、あの場面でのデフテロスの心情を思うと、それはもう真面目に滾ります。もうデフテロスはお兄さん大好きすぎますよ…(>▽<)

今日もぱちぱち有難うございます!日々の癒しです!
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