そんでもってND2感想。改めて過去聖域の十二宮配置図(105頁)を見ると…これ、明らかにエピGにおける「居住区エリア」がありそうな空間が描かれてませんか?(ドキドキ)
双児宮も地下といいますか、宮の崖下のあたりに何やら2つ入り口らしきものが見えます。他の宮にもチラホラ庭や入り口のオプションが。処女宮の花園エリアがえらく広い!優遇されてますよ乙女座!(笑)
で、当然双子座の宮の構造で妄想させていただいております。
双児宮は部屋もちゃんと2つに分かれていて、片方がカノン用、片方がサガ用です。喧嘩すると各自の部屋に引きこもるけれど、サガは星でも眺めて心を落ち着かせようとして、カノンは外の空気を吸おうとして、それぞれのテラス風な空間に顔を出すと、場所は離れておりますが、ばったり顔をあわせるわけです。離れていても同じ事を考えている二人。そこで仲直りですよ!
ロスサガ+ラダカノカップルの場合、それぞれのテラス?で二人がいちゃつくのですね!判りました先生!
LC18巻とND2巻ゲット。NDの表紙は書下ろしではないんですね(>M<。)
それはさておきLC18巻の書き下ろしの扉は、アスぷーの反逆の後のシーンですよね。もうデフちーはお兄さんを姫だっこして去った後なので、完全に
でねでね!この体勢をヘッドパーツだけが味わうのは勿体無いですよね!アスぷーにこそやってあげればよかったんですよ!アスぷーがあそこまで闇の一滴に侵食される前にぎゅーっとね。勿論デフちーの方もね。
もう少し接触する機会があれば、セージなら闇の一滴にも気づけたかもしれないし、双子の苦しみの根本的なところを対処できたかもしれないなと思うのです。
テストでセージはアスミタをデフちにぶつけましたが、アスプロスにぶつけていれば、アスミタがアスぷーの内面を覗いて、変節の原因もつかめたでしょうし。本当にボタンの掛け違い勿体無い。
書き下ろしといえばアスぷも書き下ろしカットがあるのですが、美人すぎてどうしたら。これ半分黒ぷーなんですよ。闘衣も黒ぷ側が冥衣で、半分が黄金聖衣という凝りよう(膝部分の形状と模様が違います)。わあ、本人と同じように闘衣も自在に変化するのかな!
あと、表紙のデフちがお兄さんを前にした可愛いデフちで、頁をめくったキャラ紹介のところにいるデフちが、普段のデフちです。この差ったら判りやすい。
そしてLC双子同盟さんにリンクを貼らせて頂きました!前から完成をまっておりました!わーいわーい!
昨日は誘い受な書きこみにもかかわらず、優しいお祝いコメント&萌えコメントを沢山有難う御座いました。朝に拝見してスタミナ全回復です!御礼は夜にさせて下さい(>ω<)
そしてM様から祝うと言う字は「ね、兄」だというお言葉を頂き、ここでいう兄とはサガしかあるまい!と勝手に脳内変換です。「ネ」「兄」かあ…ネが示偏でなくて衣偏だったら兄から衣奪って裸にするのになあ…
カノンがうっかりサガの全法衣を洗濯してしまって着るものがなくなっても、黒サガなら「正直者にしか見えない法衣を着ているのだ」とかテキトーなこと言って全裸で歩こうとするかもしれないからなあ。デスとカノンとシュラが懸命に阻止しますよ。拙宅双児宮の周囲には、黒サガファンの雑兵たちがよくウロウロしているので、サービス過剰は大変危険です。
デフテロスは当然のごとく、花よりお兄さんです。たまに花に目を向けてると思えば白い花で『アスプロスのようだ…』とか思ってますよ。
お兄さんは幼少の頃から高みを目指すあまり、花を見るような余裕もなかったので、意外と風流を愛でる才能が発達していないかもしれないですね。その場合、もしゃもしゃデフテロスの作った弁当を満喫してますよ!満腹になってあたりを見回すと、一面の新緑と春の花と隣にはお兄さん一筋の弟。そこでやっと『こういう生活もいいものだな』と感じるアスぷー。サガよりはアスぷーのほうが世俗慣れできるような印象です。マーブルさんですし!
サガは何だかんだいって生き返ってもアイオロスと一緒に高みを目指す気がするので(聖闘士として、いい意味で)、カノンがサガの足を地につける役目をしてくれますよ。
アスぷーのマーブル状態と、サガの統合状態の差異を考えるのも楽しいです。
マーブルアスぷーはテンパるのがとても早いのが可愛い。本当に現段階の原作LCの描写だけですと、どうして彼が最有力教皇候補だったのか、まったくもって謎でしかないココロ。ちゃんとまっとうに今後活躍してくれるといいな(涙)
そして、今日はこっそり誕生日です。でも残業で今日中に帰れるか帰れないかという状況なので関係ない…(T▽T)
このところ受け持ち以外の仕事でバタバタです(>ω<)サイトめぐりとパラ銀での御本で萌え補給!LC18巻とND2巻も早く届かないかなあ。
というわけでまた星矢とLCクロスオーバー双子。ややアスデフ。
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カノンからしてみると、どう見てもアスプロスのデフテロスに対する態度はでか過ぎるのだった。
身の回りの世話や家事をさせるのは序の口で、下手をすると弟を模造品扱い、踏みつけにしている場面にいきあたったこともある。
それでも、デフテロスの方は嫌がっているように見えない。むしろ幸せそうにアスプロスへ近寄っていく。その事がまたカノンを苛立たせる。
「お前、それでいいのか?」
納得がゆかず、思わず強い語調でデフテロスへ尋ねると、デフテロスは『それがどうした』という眼差しで答えた。大概の場合、彼の視線成分はアスプロスへ向ける以外、ほぼ無関心で構成されている。同じ黄金聖闘士相手には多少マシになるが、それでも彼の世界はアスプロスで出来ていた。
「俺はアスプロスが聖闘士として正道を歩もうとしてくれるだけで嬉しい。他には何も望まん」
本気で言っていることは、その表情で一目瞭然であった。
「星を背負って生まれたものが聖闘士として勤めを果たすのは当然だろう。それだけで満足とは、どれだけ兄への期待値が低いのだデフテロス」
「そうか?」
カノンへ向けられた視線は、ただただ真っ直ぐで。
カノンは口を噤む。当然と言ったものの、その当然の事が、かつての自分には出来なかったことを思い出したからだ。
(そうだ、サガも今のこいつと同じように、正しく聖闘士であること、ただそれだけしか俺に望みはしなかった)
そんなサガに対して、13年前の自分は女神を殺せだの教皇を殺せだの共に世界を支配しようだの、一体どれだけを望み、唆したのだろうか。
サガが内なる闇と戦っていたのを知りながら、自分と同じ悪へと引き寄せる為に偽善者と決め付けた言動を思い返すと、今さらながら恥ずかしくなる。
しかしカノンは首を振った。過去を恥じて内に篭るのはカノンの性に合わない。それに、かつてサガの言葉の真意を理解せず、増長していた自分だからこそ言えることもある。
「兄を思うのならば、あまり甘やかすな」
真面目に進言に、やはりアッサリとデフテロスは返した。
「甘やかされているのは俺のほうだ」
「は?」
思わぬ返答に戸惑うカノンへ、デフテロスは目を輝かせながら力説してきた。
「あれはアスプロスが俺に甘えさせてくれているのだ。それに、二人だけのときの兄さ…アスプロスの可愛さと美しさときたら、眩しいくらいなのだぞ」
「………それは本気で言っているのか」
「何故、冗談を言う必要があるのだ」
宇宙語を聞いているような気がして頭を抱えているカノンを尻目に、デフテロスは兄を見つけてその傍へ駆けて行く。遠い目で見送ったカノンの横へ、いつの間にか笑いながらサガが立っていた。
「何がおかしい」
思わず突っかかると、サガは微笑みながら目を細めた。
「『兄を思うのならば、あまり甘やかすな』…他人へはそのように言うわりに、お前はわたしを甘やかしているなと思って」
「ちょっとまて、オレは甘やかした覚えなどない」
「そうか?」
ふわりと穏やかに笑うサガの笑顔をみているうちに、『あれはアスプロスが俺に甘えさせてくれているのだ』と言ったデフテロスの言葉が理解できるような気がして、その事がまた何となく悔しくて、カノンは眉を顰める。
サガはまるで独り言のように、そっと呟いた。
「自覚がなくともお前は優しい。今もデフテロスが虐げられていないか心配したのだろう?13年前のわたしは自分のことに手一杯で、その優しさに気づく事が出来なかった」
許せ、と伝わる小宇宙にどう応えて良いのか判らず、ますますカノンは仏頂面で眉を顰めた。
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カノンもたまにはもっと直球にサガへ甘えるといいな!