星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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友人から借りたRPGゲームのアビスを今頃始めました。
無料動画が見れないで結局レンタルDVD待ちで見ているコードギアスといい、いつも流行にうまく乗れないでワンテンポ遅い管理人です。

同じ顔でのコピーとか影とか、その二人の憎愛とかコンプレックスとか、大好物です。オフではゲームで萌えを溜め、オンでも数多くの人様のサイト作品で萌え貯蓄。萌えの多い生活は幸せですね。

そして、今日も自分内シュラ黒妄想の発散!
シュラ黒の場合のロス兄さんは、ロスサガにおけるシュラの立ち位置にきます。
しかし、シュラがいつでも控えめに自分の気持ちを抑えて、一歩引いてロスサガを応援するのに対し、シュラ黒の時のロス兄さんは、ニコっと笑ってさり気なく黒にちょっかいを出してきそうです(拙宅では)。

でも、これがシュラ白だと穏やかに胸中を隠して応援するロス兄さん。
あれ?逆なんじゃ?と思われるかもしれませんが、シュラ白の白サガ相手にロス兄さんが本気になると、白サガはアイオロスに負い目も好意もあるので、結構簡単によろめいてしまうから!(←…)

それでもサガは自分の選んだ男を裏切るような真似はしません。だから物凄く葛藤する。
ロス兄さんはサガやシュラを苦しませたり、迷わせたりしたいわけではないので、二人が幸せであればいいと、辛くても自分の想いは秘めて接するのです。

それに対して、人間のそういう感情に疎い黒サガは、ロス兄さんがチョットからかっても「どういうつもりだ(怒)」と返すだけ。安心してチョッカイ出せるわけですよ!
黒サガもサガなので、自分の知らないサガを知りたいという想いもロス兄さんにはある。
(川添さんそこのところ同意です(>▽<)ノ)だから、たまにちょろっと黒サガの気を惹く。
黒サガも簡単に手なづけられるような男ではないのですが、少しずつ距離が縮まっていく。そういうのが宜しいのです。

わあ、我ながら凄い強引なドリーム!

今日も沢山のぱちに感謝いたします(^▽^)


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いつものように勝手に上がりこんだ麿羯宮でシュラを待っていると、これまた勝手に人の入ってくる気配がした。奥まった居住区にまで平気で上がりこんでくる人間は、自分の他には隣宮のあの男しか居ない。
身構えていると、思ったとおり直ぐに見慣れた顔が現れた。

「こんにちは…またシュラのところに来てるんだね。あ、そんな嫌そうな顔をして」
かつて命を懸けて私の邪魔をしたサジタリアスが、ひらりと片手を振って笑いかけてくる。顔も見たくないというのに。
奴は小脇に抱えていた包みをテーブルの上へ置くと、遠慮なくソファーの隣へ腰を下ろした。
「今でもオレの事が憎い?」
挨拶の次の台詞がこれか。

この男の考えている事は、いまひとつ良く判らない。
もう一人の私などは、この男の人当たりの良い笑顔にコロっと騙されているようだが、私から言わせればこの笑顔こそがクセモノだ。裏表があるわけでもないのに、読みきれないところがある。ようするに、油断がならない。

「愚問だ」
奴の問いに一言で切り返し、座りなおして奴と反対方向を向く。サジタリアスは気にした様子もなく、勝手に話しを続けた。
「誰よりも1番憎い?」
「当たり前だ」
「そっか」
サジタリアスは、やはりニコニコ嬉しそうだ。
私は無性に腹が立ってきた。何なのだこの男は。
「そんな下らぬ事を聞きにこの宮へきたのか。生憎とシュラの宮で喧嘩を買うつもりはない」
そう、シュラはいま勅命により聖域外へ出ている。主の不在である麿羯宮で千日戦争を始めるつもりは流石になかった。
「ふぅん、シュラの事は好きなんだね」
もう、答える気もしなくて無視を決め込む。サジタリアスは飄々とした様子で、テーブルの上に置いてあった包みをガサガサ開いた。
現れたのはハモン・イベリコの生ハムとアンダルシアワイン。
「これさ、昨日の任務でスペイン近くへ行ったので土産に買ってきたんだ。シュラが懐かしいかなと思って。シュラが戻るまで、サガも一緒に食わないか」
「何故私が貴様と!」
「このワイン、けっこうイケルんだよ」
私もあまり他人の言葉に耳を傾ける方ではないが、この男との会話がかみ合ったためしが無い。
振り向いて睨みつけると、透き通った風を思わせる碧の瞳が、そこだけ笑わないで私の視線を受け止める。
「オレも世界でいちばん君が憎い。気が合う同士、乾杯するのもいいもんだろう?」
「…良かろう」
ここまで挑発を受けて、逃げるつもりは無い。
私は立ち上ると、勝手知ったる後輩の食器棚からワイングラスを持ってくるべく席を立った。


さらに奥の間へと姿を消したサガの背中を見送り、アイオロスはひっそりと呟く。
「だって、オレを選ばない君なんて、誰よりも憎いに決まっているじゃないか」
そして、自分のものとなる筈だった銀の髪の双子座を想い、小さく苦笑するのだった。

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