星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
駄目な感じのカノンとお兄さんバージョン。
================================
「13年ぶりに一緒に過ごす弟に対して、サガはそっけなさすぎるのだ」
愚痴をぶつぶつ職場で零していたら、ポセイドンが話しかけてきた。
『そなたはもう少し兄離れしても良いのではないか?』
「判ってますよ、だから愚痴も独り言として誰にも聞かれぬようこっそり吐いていたではありませんか」
『いや、我が海将軍筆頭が、そんな痛々しい理由で一人書類に向かいながら呟いているのをみると、主である私が居たたまれぬ』
「寝てればよろしいでしょう」
無視してペンを走らせていたが、ポセイドンは唐突なことを言い出した。
『そういうな、お前の願いを叶えてやろうと起きだしてきたというのに』
「は?」
『お前の兄が、お前に依存するようにしてやろう』
「出来るのですか、そんなことが」
『神に不可能はない』
「ではオレ無しには暮らせないくらい重度の依存にして下さい」
『…そこは断るところではないか?』
「神に二言はないですよね」
渋々ながらも海皇が頷いた気配がしたので、さっそくオレは仕事など中断して(もともと急ぎの内容でもない)聖域に戻ることにした。
帰ると待ちかねたようにサガが飛び出してきた。
「カノン、おかえり!今日は早かったのだな」
「ああ、予定よりも仕事が簡単に片付いてな」
嘘だけど。
「良かった、寝室用蝋燭のストックが切れてしまって、どうしたらいいか困っていたのだ」
ん?
「あと、洗濯物を干してあるのだが、丁度良い。しまってくれないか」
んんん?
「夕飯はパエリアが良い。しかし食材がないのだ。でもカノンならわたしのために作ってくれるだろう?」
………。
双児宮に戻ったら、兄が生活無能者になっていた。
これはこれで新鮮なので今日一日は楽しむが、明日には元に戻してもらうぞと、オレは心のなかでポセイドンに毒づいた。
================================
今日もぱちぱちありがとうございます!仕事前の潤いです。
ご返信は次回にさせてくださいね(>▽<)
================================
「13年ぶりに一緒に過ごす弟に対して、サガはそっけなさすぎるのだ」
愚痴をぶつぶつ職場で零していたら、ポセイドンが話しかけてきた。
『そなたはもう少し兄離れしても良いのではないか?』
「判ってますよ、だから愚痴も独り言として誰にも聞かれぬようこっそり吐いていたではありませんか」
『いや、我が海将軍筆頭が、そんな痛々しい理由で一人書類に向かいながら呟いているのをみると、主である私が居たたまれぬ』
「寝てればよろしいでしょう」
無視してペンを走らせていたが、ポセイドンは唐突なことを言い出した。
『そういうな、お前の願いを叶えてやろうと起きだしてきたというのに』
「は?」
『お前の兄が、お前に依存するようにしてやろう』
「出来るのですか、そんなことが」
『神に不可能はない』
「ではオレ無しには暮らせないくらい重度の依存にして下さい」
『…そこは断るところではないか?』
「神に二言はないですよね」
渋々ながらも海皇が頷いた気配がしたので、さっそくオレは仕事など中断して(もともと急ぎの内容でもない)聖域に戻ることにした。
帰ると待ちかねたようにサガが飛び出してきた。
「カノン、おかえり!今日は早かったのだな」
「ああ、予定よりも仕事が簡単に片付いてな」
嘘だけど。
「良かった、寝室用蝋燭のストックが切れてしまって、どうしたらいいか困っていたのだ」
ん?
「あと、洗濯物を干してあるのだが、丁度良い。しまってくれないか」
んんん?
「夕飯はパエリアが良い。しかし食材がないのだ。でもカノンならわたしのために作ってくれるだろう?」
………。
双児宮に戻ったら、兄が生活無能者になっていた。
これはこれで新鮮なので今日一日は楽しむが、明日には元に戻してもらうぞと、オレは心のなかでポセイドンに毒づいた。
================================
今日もぱちぱちありがとうございます!仕事前の潤いです。
ご返信は次回にさせてくださいね(>▽<)