星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
各国カレーパーティー妄想続きの没ネタがメモ帳にあったので、強引にお蔵出し…オチもなにもないというダラダラSS。
=============================
各自の出身地もしくは修行地のカレーを自作し、試食しあうという三界極一部交流カレーパーティー。
元々はシャカ(インド)・アイアコス(ネパール)・デスマスク(イタリア)・サガ(食事専門)というメンバーであったが、本日はカノンとラダマンティスの二人が作成することになっている。なっているというか、この二人以外の多数決によって勝手に決められたといって良い。
そもそもラダマンティスはカノンに呼び出され、彼へ会いに双児宮へ来ただけだと言うのに、門柱をくぐってみれば、謎のメンバーが試食会の準備をしていたのだった。
「おいアイアコス、何故お前が聖域にいるのだ」
「俺はこいつらと交流あるのでな。お前のカレー俺も食ってみたいし。でもってバレンタインに自慢したいし」
ラダマンティスからすると、何を言っているのかさっぱり判らなかったが、アイアコスの後ろでカノンが片手を挙げて挨拶したあと、その手をそのまま拝む形に変えるのが見えた。
(カノン、一体これはどういうことだ)
小宇宙通信で問うと、カノンは形だけすまなそうに応えた。
(カレーといえばイギリス式は外せない。となるとお前だ。お前でもカレーくらいは作れるだろう?そしてオレもお前の手料理を食ってみたかったという訳だ)
(何が『という訳だ』なのかさっぱり判らないぞ)
(奴らは各自の国のカレーを作って交流会を行っているんだが、何か巻き込まれてな。オレも作らされる事になったから、ついでにお前も巻き込もうと思って)
(………)
カノンに悪気はない。ないどころか、ラダマンティスに信頼を置いているがゆえの扱いだから性質が悪い。判っていて受け入れてしまうラダマンティスにも問題はあったが、今はさておく。
そんなわけで強制参加である。
「イギリスカレーを作ればいいのだな?というとビーフカレーか」
「オレは海界カレーということでシーフードカレーだ」
聖域の食料倉庫から食材を雑兵に持ってこさせようとしている二人に、シャカから声が掛かった。
「待ちたまえ、聞いていないのかね」
「「何をだ?」」
カノンとラダマンティスの声が見事に被る。
そのことを気にも留めず、シャカは続けた。
「カノンよ、君は前回の会に参加しているので気づいていると思っていたのだが…私やアイアコスが食せるカレーというのが前提となる。つまり精進カレーであり、聖牛崇拝の地の者に牛はもってのほかだ」
横からアイアコスが『別にオレは冥王様に鞍替えしてるからヘーキだぞ』と口を挟んだが、ラダマンティスとカノンは顔を見合わせた。
「牛を使わずにビーフカレーを作れと…?」
「精進用のシーフードカレーって具はなんだ…海草?」
いきなり無茶ぶりを要求される二人であった。
結局『大豆は畑の牛肉と呼ばれている。さらにミルクを使えばビーフカレーにはならずとも、牛関係カレーにはなる』というラダマンティスによる無茶ぶり返しと、カノンによるひじきカレーでパーティーは開かれることになる。
正直、闇鍋的なカレーであったため、シャカ以外には不評であった。
ラダマンティスとカノンがこっそり、まともなビーフカレーとシーフードカレーをお互いのためだけに作ったのはまた後日の話。
=============================
アイアコスとサガが仲良くしているのもいいですよね(>ω<)
そういえばカノンEXが届いてました。開封は次の休みの日にでも…
=============================
各自の出身地もしくは修行地のカレーを自作し、試食しあうという三界極一部交流カレーパーティー。
元々はシャカ(インド)・アイアコス(ネパール)・デスマスク(イタリア)・サガ(食事専門)というメンバーであったが、本日はカノンとラダマンティスの二人が作成することになっている。なっているというか、この二人以外の多数決によって勝手に決められたといって良い。
そもそもラダマンティスはカノンに呼び出され、彼へ会いに双児宮へ来ただけだと言うのに、門柱をくぐってみれば、謎のメンバーが試食会の準備をしていたのだった。
「おいアイアコス、何故お前が聖域にいるのだ」
「俺はこいつらと交流あるのでな。お前のカレー俺も食ってみたいし。でもってバレンタインに自慢したいし」
ラダマンティスからすると、何を言っているのかさっぱり判らなかったが、アイアコスの後ろでカノンが片手を挙げて挨拶したあと、その手をそのまま拝む形に変えるのが見えた。
(カノン、一体これはどういうことだ)
小宇宙通信で問うと、カノンは形だけすまなそうに応えた。
(カレーといえばイギリス式は外せない。となるとお前だ。お前でもカレーくらいは作れるだろう?そしてオレもお前の手料理を食ってみたかったという訳だ)
(何が『という訳だ』なのかさっぱり判らないぞ)
(奴らは各自の国のカレーを作って交流会を行っているんだが、何か巻き込まれてな。オレも作らされる事になったから、ついでにお前も巻き込もうと思って)
(………)
カノンに悪気はない。ないどころか、ラダマンティスに信頼を置いているがゆえの扱いだから性質が悪い。判っていて受け入れてしまうラダマンティスにも問題はあったが、今はさておく。
そんなわけで強制参加である。
「イギリスカレーを作ればいいのだな?というとビーフカレーか」
「オレは海界カレーということでシーフードカレーだ」
聖域の食料倉庫から食材を雑兵に持ってこさせようとしている二人に、シャカから声が掛かった。
「待ちたまえ、聞いていないのかね」
「「何をだ?」」
カノンとラダマンティスの声が見事に被る。
そのことを気にも留めず、シャカは続けた。
「カノンよ、君は前回の会に参加しているので気づいていると思っていたのだが…私やアイアコスが食せるカレーというのが前提となる。つまり精進カレーであり、聖牛崇拝の地の者に牛はもってのほかだ」
横からアイアコスが『別にオレは冥王様に鞍替えしてるからヘーキだぞ』と口を挟んだが、ラダマンティスとカノンは顔を見合わせた。
「牛を使わずにビーフカレーを作れと…?」
「精進用のシーフードカレーって具はなんだ…海草?」
いきなり無茶ぶりを要求される二人であった。
結局『大豆は畑の牛肉と呼ばれている。さらにミルクを使えばビーフカレーにはならずとも、牛関係カレーにはなる』というラダマンティスによる無茶ぶり返しと、カノンによるひじきカレーでパーティーは開かれることになる。
正直、闇鍋的なカレーであったため、シャカ以外には不評であった。
ラダマンティスとカノンがこっそり、まともなビーフカレーとシーフードカレーをお互いのためだけに作ったのはまた後日の話。
=============================
アイアコスとサガが仲良くしているのもいいですよね(>ω<)
そういえばカノンEXが届いてました。開封は次の休みの日にでも…