昨日ブログで言っていたアーレスネタを殴り書きしてみました。アーレス様の顔と髪型をかなりうろ覚えなのですが、髪色もなんか怪しいです。まあいいか。
12/1(金)ロードショーの映画「三丁目の夕日」の、ベタでありながらキャラメルボックスさん系ではなくラッパ屋さん系なテイストの人情話に涙しつつ、サガで使えそうな場面をチョイスしていた邪道管理人です。
作中の指輪ネタを早速サガと星矢で換骨脱胎。
================
「なあ…俺と家族になってくれないか?」
星矢は真っ赤になりながら、目の前のサガに小さなビロード張りの小箱を差し出した。指輪のケースだ。驚いたサガはその箱を見つめる。
「ええと…それは君の姉さん…星華さんといったか?彼女と結婚して欲しいということだろうか」
「違うよ!どんなボケだよそれは!」
星矢はむぅと膨れながらその箱を開ける。サガはつられるように覗き込んだが、そこにあるべき指輪は何も無い。首をかしげているサガへ、星矢は恥ずかしそうにうつむきながらも、しっかりとした口調で伝えた。
「俺はただの青銅だから…お金とか無くて、今は箱しか買えなかったけど…将来絶対にサガに相応しい指輪を買って見せるから…」
子供だとばかり思っていた星矢の瞳には強い決意が秘められていて、サガは一瞬息を飲む。
自分は28歳で、星矢は13歳。自分は大人なのだから、少年が道を踏み外しそうな時にはそれを正すべきなのだろう。だが、何故か一笑に付すことは出来なかった。
サガは星矢に向かって左手を差し出す。
「星矢、私に嵌めてくれないか?お前が買ってくれる、その未来の指輪を」
わずかに震えるサガの指先を捉え、星矢は確かに薬指へとその指輪を嵌めたのだった。
「予約、したからな」
星矢は大人の逡巡など押し流す笑顔で、サガの首を抱きしめた。
「兄さん、なに薬指を見てニヤニヤしてんだよ」
「ふふ、これは馬鹿には見えない指輪なのだ」
「はあ?指輪??」
訳がわからず呆れた顔をしているカノンを尻目に、サガは窓の光に自分の手をかざす。
そして指の合間から差し込む光のまぶしさに目を細めつつ微笑んだ。
(星矢が大人になって分別を持ち、私などから離れて飛び去って行くその日までは…嵌めていても構わないだろう?)
そうしてサガは今日も教皇補佐の仕事に励むのだった。
================
ってオチが裸の王様?しかも犯罪。
眠い時にブログ書くと誤字が多くて10分で3回も直しましたトホホ。