うあ。またいつもの思い込みといいますか、タナトスとヒュプノスでは短気なタナトスが弟のように勘違いしてました。別にどちらが兄とか表記ないすよね?ていうか落ち着いて考えればギリシア神話ではタナトスが兄ですよね?車田漫画ではどちらかわかりませんが。
何故短気だと弟だと考えるのか私。弟に偏見が有りますか。私にもオタな弟は二人いますが…
そんなわけで、当サイトSS内の弟表記のある部分はこっそり改変中。見逃して下さい。
で、また確認の為に原作のヒュプタナ登場辺りを読んでいたわけですが、普通に仲の悪くない双子っていいですね(>▽<)ヒュプノスが妙にタナトスに偉そうというか、こちらはヒュプノスが保護者顔!「落ち着け」とか「このヒュプノス、短慮なタナトスとはわけが違うぞ」とか妙に上からしゃべってる!タナトスも『心配になってやってきたのか』とか返してますし。いいなあ金銀双子。
そんなわけで冥界シリーズでヒュプノスとサガ。
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時の流れの定かではない冥界では、エリシオンの存在自体が夢のようなもの。
眠りを司るヒュプノスは、そのエリシオン内に一人の男の姿を見つけて溜息をついた。
その相手の名はサガ。アテナの黄金の走狗。
にも関わらず、タナトスの気まぐれによりこの花園に留め置かれている異形の存在。
彼は見かけだけであればニンフにも劣らぬ美しさをもち、その魂もプリズムのように十色に変化して飽きることはない。二重精神構造を持つ魂独特の危うさがサガを引き立たせており、ただでさえ美しいものを好むタナトスが、生前から死を求め続けてきたサガを宝石のようにお気に入りとするのは良く判る。
しかし、危険な存在だ。
敵方の黄金聖闘士であるという以上に、サガという男自身の持つ何か得体の知れない因子をヒュプノスは気にかけていた。
クロノスをさえ動かしたサガの特性…変革や騒乱をもたらし、時には破滅に向かわせる、そういった因子を彼はもっている。そのような不安要素をハーデス様の眠るこの地には持ち込まないで欲しいと思っているのだが、人間を見下しているタナトスから言わせると、たかが人間一匹に対して心配のしすぎだということになってしまう。
個人としてのサガのことは気に入っていると思う。性格も穏やかであり、品格も高く、神への礼も心得ている。女神の下僕であるということ以外は、審美眼の厳しい自分から見ても余裕の及第点だ。タナトスと気が合うのが不思議なところだが。しかし、その事とエリシオンの守護者としての心配は別物だ。
思考を巡らせていると、サガがこちらに気づき、振り向いて膝をついた。
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すいません時間切れです(もじもじ)。近日中に書き上げてTEXTの方にでもあげときます。