星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
親「ディズニーの無料券貰ったからホテルとって」
私「分かった、いつ?」
親「12月25日がいい」
私「今からクリスマスΣ(゜◇゜)!?とれないよ!混んでるし、もう少しずらしなよ!」
親「じゃあ12月18日」
私「明後日!?それも土曜日!」
…という話があったのが16日の夜22時すぎ。
せめて1ヶ月前に言ってくれれば安く取れるのにモー…何とかオフィシャルホテルを押さえ、両親+お目付け役の弟の分も含めた3人分の宿泊料金はクリスマスプレゼントということにしました。
私「ディズニーランド近くにとったよ」
親「よく見たらディズニーシーのだった」
私「ちょーΣ(゜◇゜)!」
もう知らん。
という脱力感を妄想にぶつけたLC無印クロスオーバーネタ
============================
仕事から帰ったカノンは、リビングでノートパソコンのキーボードを軽やかに打っているアスプロスを見て目をみはった。
アスプロスとデフテロスは、時空のねじれによって過去から現代へ飛ばされてきた前聖戦の双子座聖闘士で、数日前に突如現れて以降、双児宮預かりとなっている。
18世紀のヨーロッパと現代の生活水準にはかなりの差があるものの、聖域内で生活する分には大差ないだろうということで、彼らには基本的な生活規則や諸施設の場所などしか説明をしていない。細かいことは日を置いて、現代に多少慣れてから案内をするつもりだったのだ。
アスプロスが顔を上げ、あっけにとられているカノンを見た。
「何を突っ立っている?」
我に返ったカノンは慌てて帰参の挨拶をして、アスプロスへ問うた。
「そ…その機械はどうしたのだ」
パーソナルコンピュータという名称を使わなかったのは、その単語がアスプロスに理解できぬかもしれぬという気遣いからだが、アスプロスは鼻で笑った。
「便利そうだったので、購入してきた」
「金は?」
「カードだ。支度金代わりに聖域名義のものを渡されている。現代に籍がなくともこの形式ならば現金を持たずに済み、しかも金を自由に動かせるからな。便利なシステムだ」
「し、しかし、その機械の使い方を知っているのか」
「子供でも使える玩具のようなものだ、使用説明書もついている。インターネットとやらの仕組みは、隣宮のキャンサーに聞いたしな」
言われてみると、アスプロスの使っているノートパソコンの画面には、有名検索サイトの頁が開かれている。
「…聖域にはISDNしか通っていないはず…それも十二宮以上で線が引かれているのは教皇宮くらいだ。この双児宮には電話線すら来ていないのだが…」
驚きのあまり、気遣いも忘れて現代用語をそのままに呟いたカノンは、そこでハッと息を呑んだ。
「空間を繋いでいるのか!」
ジェミニの空間把握の能力で、双児宮の一部の空間に手が加えられていることにカノンも気づいたのだ。アスプロスは何でもないことのように肯定する。
「ああ、ようはパケットをプロトコルに則って基地局とやらへ届ければよいのだろう?余っていた海外支局の無線LAN回線を1つ借りて、空間を繋げている」
「……」
テーブルの上には、デスマスク所有と思われるインターネットの専門書がおかれている。カノンは内心舌を巻いた。そういえばこの男は、スターヒルに秘匿されている秘儀や知識の数々を、忍び込んで盗み見た程度で物にしたという。
18世紀において相対性理論をも理解する才を持っていたとシオンも言っていた。頭の巡りがいいという言葉では追いつかない。ほとんど天才だ。
たった数日で、アスプロスは現代に馴染み、知識と文化を吸収している。
黙ってしまったカノンに、アスプロスは肩をすくめた。
「馬鹿にしているのか、お前の兄もこの程度のことはこなすだろう?」
「サガは…それはサガなら出来るかもしれないが」
神のようなと讃えられたサガならば、確かに初見であれ何でもそつなくこなす。1を見て10を知る黄金聖闘士のなかでもサガは飛びぬけている。しかし、そんなレベルの化物はサガくらいだとカノンは思っていたのだ。
「フン、正規の双子座の守護者を侮らないでもらおう」
ちなみに、アスプロスは現代双子座の正規の主をサガとみなしている。「兄だから」というそれだけの理由でだが。弟はあくまで「二番目」らしい。
話しながらもアスプロスの指はキーを打ち続けている。なんとなしに覗いていたカノンは、言葉を詰まらせた。
「ちょ…っと待て。お前、聖域のカードで一体何を申し込んでいる」
「マカオのホテルだが」
「何のために!しかも五つ星ホテルのスイートルームだと!?」
「この特別行政区はカジノが盛んなのだろう?デフテロスと楽しんでこようかと」
「そんな事のために公費を使うな!」
「安心しろ、これは資金獲得も兼ねている。今後の生活費を稼いだうえで、今まで支給された分は倍にして返す。聖域に養われるのは不本意なのでな」
「……聖闘士の能力を、金儲けに使うつもりか」
「何事も臨機応変だ」
カノンをして眩暈を起こしそうになる唯我独尊ぷりである。
突っ込むのも面倒なので、カノンは今の話を聞かなかったことに決め、このあと帰ってくるであろうデフテロスがアスプロスの暴挙を止めることが出来るどうかを、こっそりデスマスクあたりと賭けでもしようと考えた。
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本気だせばカノンやデフテロスも同じレベルです。
とりあえず、こちとらクリスマスも年末年始もボーナスもないわー!
私「分かった、いつ?」
親「12月25日がいい」
私「今からクリスマスΣ(゜◇゜)!?とれないよ!混んでるし、もう少しずらしなよ!」
親「じゃあ12月18日」
私「明後日!?それも土曜日!」
…という話があったのが16日の夜22時すぎ。
せめて1ヶ月前に言ってくれれば安く取れるのにモー…何とかオフィシャルホテルを押さえ、両親+お目付け役の弟の分も含めた3人分の宿泊料金はクリスマスプレゼントということにしました。
私「ディズニーランド近くにとったよ」
親「よく見たらディズニーシーのだった」
私「ちょーΣ(゜◇゜)!」
もう知らん。
という脱力感を妄想にぶつけたLC無印クロスオーバーネタ
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仕事から帰ったカノンは、リビングでノートパソコンのキーボードを軽やかに打っているアスプロスを見て目をみはった。
アスプロスとデフテロスは、時空のねじれによって過去から現代へ飛ばされてきた前聖戦の双子座聖闘士で、数日前に突如現れて以降、双児宮預かりとなっている。
18世紀のヨーロッパと現代の生活水準にはかなりの差があるものの、聖域内で生活する分には大差ないだろうということで、彼らには基本的な生活規則や諸施設の場所などしか説明をしていない。細かいことは日を置いて、現代に多少慣れてから案内をするつもりだったのだ。
アスプロスが顔を上げ、あっけにとられているカノンを見た。
「何を突っ立っている?」
我に返ったカノンは慌てて帰参の挨拶をして、アスプロスへ問うた。
「そ…その機械はどうしたのだ」
パーソナルコンピュータという名称を使わなかったのは、その単語がアスプロスに理解できぬかもしれぬという気遣いからだが、アスプロスは鼻で笑った。
「便利そうだったので、購入してきた」
「金は?」
「カードだ。支度金代わりに聖域名義のものを渡されている。現代に籍がなくともこの形式ならば現金を持たずに済み、しかも金を自由に動かせるからな。便利なシステムだ」
「し、しかし、その機械の使い方を知っているのか」
「子供でも使える玩具のようなものだ、使用説明書もついている。インターネットとやらの仕組みは、隣宮のキャンサーに聞いたしな」
言われてみると、アスプロスの使っているノートパソコンの画面には、有名検索サイトの頁が開かれている。
「…聖域にはISDNしか通っていないはず…それも十二宮以上で線が引かれているのは教皇宮くらいだ。この双児宮には電話線すら来ていないのだが…」
驚きのあまり、気遣いも忘れて現代用語をそのままに呟いたカノンは、そこでハッと息を呑んだ。
「空間を繋いでいるのか!」
ジェミニの空間把握の能力で、双児宮の一部の空間に手が加えられていることにカノンも気づいたのだ。アスプロスは何でもないことのように肯定する。
「ああ、ようはパケットをプロトコルに則って基地局とやらへ届ければよいのだろう?余っていた海外支局の無線LAN回線を1つ借りて、空間を繋げている」
「……」
テーブルの上には、デスマスク所有と思われるインターネットの専門書がおかれている。カノンは内心舌を巻いた。そういえばこの男は、スターヒルに秘匿されている秘儀や知識の数々を、忍び込んで盗み見た程度で物にしたという。
18世紀において相対性理論をも理解する才を持っていたとシオンも言っていた。頭の巡りがいいという言葉では追いつかない。ほとんど天才だ。
たった数日で、アスプロスは現代に馴染み、知識と文化を吸収している。
黙ってしまったカノンに、アスプロスは肩をすくめた。
「馬鹿にしているのか、お前の兄もこの程度のことはこなすだろう?」
「サガは…それはサガなら出来るかもしれないが」
神のようなと讃えられたサガならば、確かに初見であれ何でもそつなくこなす。1を見て10を知る黄金聖闘士のなかでもサガは飛びぬけている。しかし、そんなレベルの化物はサガくらいだとカノンは思っていたのだ。
「フン、正規の双子座の守護者を侮らないでもらおう」
ちなみに、アスプロスは現代双子座の正規の主をサガとみなしている。「兄だから」というそれだけの理由でだが。弟はあくまで「二番目」らしい。
話しながらもアスプロスの指はキーを打ち続けている。なんとなしに覗いていたカノンは、言葉を詰まらせた。
「ちょ…っと待て。お前、聖域のカードで一体何を申し込んでいる」
「マカオのホテルだが」
「何のために!しかも五つ星ホテルのスイートルームだと!?」
「この特別行政区はカジノが盛んなのだろう?デフテロスと楽しんでこようかと」
「そんな事のために公費を使うな!」
「安心しろ、これは資金獲得も兼ねている。今後の生活費を稼いだうえで、今まで支給された分は倍にして返す。聖域に養われるのは不本意なのでな」
「……聖闘士の能力を、金儲けに使うつもりか」
「何事も臨機応変だ」
カノンをして眩暈を起こしそうになる唯我独尊ぷりである。
突っ込むのも面倒なので、カノンは今の話を聞かなかったことに決め、このあと帰ってくるであろうデフテロスがアスプロスの暴挙を止めることが出来るどうかを、こっそりデスマスクあたりと賭けでもしようと考えた。
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本気だせばカノンやデフテロスも同じレベルです。
とりあえず、こちとらクリスマスも年末年始もボーナスもないわー!