星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
ラダ誕のお話!といいつつロスサガという…
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「あの男には感謝しているのだ」
ベランダにある石造りの欄干によりかかり、サガがそんな事を言った。
「女神の愛に触れて改心したカノンが、それでも単に女神への借りの返済と、双子座としての責務のために終えようとした聖戦での戦いを、カノン自身にとっても意味のあるものにしてくれたのだから」
開け放たれた窓扉から秋風が吹き込んでくる。少し冷えるけれども、その程度、鍛えた聖闘士ならば気にならない。
部屋の中にいるアイオロスは、サガのために紅茶をいれながら相槌をうつ。きちんとティーサーバーで3分蒸らしたアッサムティーだ。
「冥界のワイバーンは、ずいぶん君の弟との対戦に拘ったんだってね」
「ああ、他の三巨頭の手出しを許さぬほどであったそうだ」
「感謝しているけれど、気に食わない?」
忌憚なく尋ねると、サガはその秀麗な表情を少しだけゆがめて苦笑した。
「そういうわけでは…いや、そうなのだろうか」
風で目に掛かった前髪を、指先で払う姿は、サガにしては珍しく迷っているように見える。
「今日は確か、そのワイバーンの誕生日だろう」
「ああ」
「いつもは君もカノンと一緒に、ワイバーンの居城・カイーナへ押しかけたりしていると聞いている。今年は行かないのか?」
「いや、用事があるゆえ、先に行ってくれとカノンへは伝えてある」
その用事って、俺とのこの雑談のことなのかなと、アイオロスは首を傾げつつもサガを呼ぶ。
「紅茶が入ったよ。中においで」
「アイオロス、わたしは」
聞こえていないかのように、サガが続ける。
「敢えて先にカノンを行かせたのだ。二人になったところを、邪魔するために」
サガの髪の先が、半分ほど黒くなっている。
その視線には、何かを訴えるかのような、助けを求めるかのような、揺らぎがみえた。
「…本当に珍しいね」
聞こえないくらいの小さな声で呟くと、アイオロスはもう一度サガを呼ぶ。
「サガ、一緒に紅茶を飲もう。それから」
少し間を置いて続ける。
「俺は君を、行かせないよ」
サガが揺らいだままの視線でアイオロスを見つめる。
(そんな話をしたってことは、止めて欲しいってことだよね)
多分これで正解なんだろうと思いながら、アイオロスはこちらへ歩いてくるサガに微笑んだ。
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ロスサガでラダカノですけどまだ友情以上恋愛以下あたりで!恋愛未満じゃなく以下なんです。
ハロウィンといえば某T様が、デフテロスは兄以外の来訪には口に菓子を詰め込んで帰らせるとおっしゃっていらしたのを見て、ごろごろ転げまわりました。もう光速でがっと詰め込みそうですよね。窒息死しそうなところをアスぷが見かねて…いや見かねない。サガなら止めるけどアスプロスは見てるだけだΣ(゜◇゜)
それでもって来訪者を放置しつつ、言動だけは優しくデフテロスの顎に指をそっと添えて「トリックオアトリート」って尋ねるわけですね。デフテロスは当然「菓子はもうない」って返すわけですね。全部ほかの来訪者の口に突っ込んじゃいましたからね。そんな二人の濃い空間を見たら、犬に噛まれる前に来訪者たちもとっとと退散するしかないですよ。いやそんな空間になってから杳馬やアスミタはやってきそうですけれど!
それはさておき、今日は辞める方々の送別会なのです。また終電飲み会なんだろうか、うう。でも朝までコースからは絶対に逃げる(>ω<;)
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「あの男には感謝しているのだ」
ベランダにある石造りの欄干によりかかり、サガがそんな事を言った。
「女神の愛に触れて改心したカノンが、それでも単に女神への借りの返済と、双子座としての責務のために終えようとした聖戦での戦いを、カノン自身にとっても意味のあるものにしてくれたのだから」
開け放たれた窓扉から秋風が吹き込んでくる。少し冷えるけれども、その程度、鍛えた聖闘士ならば気にならない。
部屋の中にいるアイオロスは、サガのために紅茶をいれながら相槌をうつ。きちんとティーサーバーで3分蒸らしたアッサムティーだ。
「冥界のワイバーンは、ずいぶん君の弟との対戦に拘ったんだってね」
「ああ、他の三巨頭の手出しを許さぬほどであったそうだ」
「感謝しているけれど、気に食わない?」
忌憚なく尋ねると、サガはその秀麗な表情を少しだけゆがめて苦笑した。
「そういうわけでは…いや、そうなのだろうか」
風で目に掛かった前髪を、指先で払う姿は、サガにしては珍しく迷っているように見える。
「今日は確か、そのワイバーンの誕生日だろう」
「ああ」
「いつもは君もカノンと一緒に、ワイバーンの居城・カイーナへ押しかけたりしていると聞いている。今年は行かないのか?」
「いや、用事があるゆえ、先に行ってくれとカノンへは伝えてある」
その用事って、俺とのこの雑談のことなのかなと、アイオロスは首を傾げつつもサガを呼ぶ。
「紅茶が入ったよ。中においで」
「アイオロス、わたしは」
聞こえていないかのように、サガが続ける。
「敢えて先にカノンを行かせたのだ。二人になったところを、邪魔するために」
サガの髪の先が、半分ほど黒くなっている。
その視線には、何かを訴えるかのような、助けを求めるかのような、揺らぎがみえた。
「…本当に珍しいね」
聞こえないくらいの小さな声で呟くと、アイオロスはもう一度サガを呼ぶ。
「サガ、一緒に紅茶を飲もう。それから」
少し間を置いて続ける。
「俺は君を、行かせないよ」
サガが揺らいだままの視線でアイオロスを見つめる。
(そんな話をしたってことは、止めて欲しいってことだよね)
多分これで正解なんだろうと思いながら、アイオロスはこちらへ歩いてくるサガに微笑んだ。
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ロスサガでラダカノですけどまだ友情以上恋愛以下あたりで!恋愛未満じゃなく以下なんです。
ハロウィンといえば某T様が、デフテロスは兄以外の来訪には口に菓子を詰め込んで帰らせるとおっしゃっていらしたのを見て、ごろごろ転げまわりました。もう光速でがっと詰め込みそうですよね。窒息死しそうなところをアスぷが見かねて…いや見かねない。サガなら止めるけどアスプロスは見てるだけだΣ(゜◇゜)
それでもって来訪者を放置しつつ、言動だけは優しくデフテロスの顎に指をそっと添えて「トリックオアトリート」って尋ねるわけですね。デフテロスは当然「菓子はもうない」って返すわけですね。全部ほかの来訪者の口に突っ込んじゃいましたからね。そんな二人の濃い空間を見たら、犬に噛まれる前に来訪者たちもとっとと退散するしかないですよ。いやそんな空間になってから杳馬やアスミタはやってきそうですけれど!
それはさておき、今日は辞める方々の送別会なのです。また終電飲み会なんだろうか、うう。でも朝までコースからは絶対に逃げる(>ω<;)
10/29 光様>いつもネタバレでお世話になっております!以下もネタバレ内容になりますので一部反転仕様にいたしました(>▽<)双子座なら惚れるべきは星矢じゃないの?には全く同感です(笑)彼女がどんなヤンデレっぷりを見せてくれるのか今から楽しみです。憧れではなくて本気で惚れていて奥さんの春麗とガチバトルみたいなのもちょっと見てみたいですが、朝の6:30からやる内容じゃないのが残念です。一体双子座としてどういう二面性を見せてくれるのか楽しみですね!
あと、イレースディスクへのお言葉もありがとうございます。長期間に渡って長編を連載しているとのお褒めのお言葉が身に余る…ううう、長期にわたってるだけで、短編を細切れにつなげているようなお粗末さなので心苦しいです…(>ω<;)
14歳当時のカノンに、大人になったサガが対峙するというのは凄く書いてみたかったのです。当時はサガもまだ子供でかつ余裕がないのですが、大人になったサガならちゃんと受け止めきってくれるかなと。しかし、それはそれでカノンのブラコンが悪化する気もします(汗)
こちらこそいつも光さんのトークや作品で潤い捲くりなのです。今後も日参させてくださいね!
ほかぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます!毎日の潤いです!Kさん添付ファイル今度は読めました!
あと、イレースディスクへのお言葉もありがとうございます。長期間に渡って長編を連載しているとのお褒めのお言葉が身に余る…ううう、長期にわたってるだけで、短編を細切れにつなげているようなお粗末さなので心苦しいです…(>ω<;)
14歳当時のカノンに、大人になったサガが対峙するというのは凄く書いてみたかったのです。当時はサガもまだ子供でかつ余裕がないのですが、大人になったサガならちゃんと受け止めきってくれるかなと。しかし、それはそれでカノンのブラコンが悪化する気もします(汗)
こちらこそいつも光さんのトークや作品で潤い捲くりなのです。今後も日参させてくださいね!
ほかぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます!毎日の潤いです!Kさん添付ファイル今度は読めました!