星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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テーブルに座る位置で相手との立場や親密度がわかるという説がある。真向かいに座るのは対立のポジションで、隣に座るのは情のポジションとかそういう。
カフェに入ったアイオロスは、当たり前のように自分の正面へ座るサガを見てそんなことを思い出していた。カノンはどうするかと見ていると、サガの隣へ座った。ラダマンティスは必然的にアイオロスの隣に腰を下ろす。
(そういえば、四人で出かけた時って、テーブルに座るといつもこの配置だよな。俺とラダマンティスが仲良くなってしまうわけだよ)
振り返って考えるに、サガと二人で出かけたときとて、横並びで座ったことなどない。やっぱりサガは自分に気を許してくれていないのだろうか。
(まあ、考えていても仕方ないよね)
アイオロスは真正面のサガの顔をじっと見る。見つめられたサガは怪訝そうな表情をした。サガは仕事中でさえなければ意外と表情豊かだ。
「何かわたしの顔についているか?」
「いいや、相変わらず綺麗な顔だなと思って」
笑って答えると、からかわれたと思ったのか、サガの眉間に皺がよる。
サガの顔をじっくり見て、反応を確かめることの出来るこの位置を、自分は嫌いではないなとアイオロスは思った。
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