星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
あけましておめでとうございます。今日は朝7時仕事始まりなので、6:30までには職場へ行きつかねば!
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「あけましておめでとう!」
澄み渡った空へ新年の陽が昇った頃、星矢が双児宮へ飛び込んできた。
例年のごとく、女神への年始挨拶へ向かう十二宮突破の途中らしい。
手には年賀状を持ち、その年賀状には牛のイラストが描かれている。
日本における正月と干支の知識を昨年得ているサガは、穏やかに新年の挨拶を返した。
「おめでとう星矢。今年も宜しく頼むよ」
「サガもカノンも今年は仲良くな!」
そんなありきたりで平和な会話を交わした後、星矢がニコニコと告げる。
「今年は丑年だから、牛式挨拶でいく」
「牛式?」
「そう、牛式…ぎゅう」
そう言いながら星矢はサガの腰に抱きついた。
子供らしい駄洒落に笑みを零したサガも、同じように真似をして星矢の頭を抱きしめる。
星矢はカノンの腰にも平等に抱きついて頭を軽く小突かれると、慌しく次の宮への階段を駆け上っていった。
当然それを聞いたアイオロスも牛式挨拶をサガに要求した。
「力いっぱい牛式でお願いしたいね」
「そうか、判った」
ニコリと笑い返したのは黒髪のサガだ。
了承しながら指を鳴らしている黒サガの様子を見て、嫌な予感を覚えたアイオロスは咄嗟に後ずさる。次の瞬間、光速で首に伸ばされようとした黒サガの両手はアイオロスの両手で封じ返され、典型的な千日戦争の姿勢となった。
アイオロスは双方動けぬその姿勢のまま、ぶつぶつ不満を零す。
「サガ…いま『ぎゅう』という単語を、首を絞める擬態語として使おうとしたろう」
「一声と言わず十声くらい使ってやろうと思っていたぞ。遠慮はするな」
ゴゴゴゴゴという音の聞こえてきそうな二人の千日戦争を、呆れたようにそれぞれの弟が眺めている。カノンとアイオリアは、兄達の迷惑なコミニュケーションで始まる元旦が、今年の象徴とならぬよう心の中でこっそり祈った。
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「あけましておめでとう!」
澄み渡った空へ新年の陽が昇った頃、星矢が双児宮へ飛び込んできた。
例年のごとく、女神への年始挨拶へ向かう十二宮突破の途中らしい。
手には年賀状を持ち、その年賀状には牛のイラストが描かれている。
日本における正月と干支の知識を昨年得ているサガは、穏やかに新年の挨拶を返した。
「おめでとう星矢。今年も宜しく頼むよ」
「サガもカノンも今年は仲良くな!」
そんなありきたりで平和な会話を交わした後、星矢がニコニコと告げる。
「今年は丑年だから、牛式挨拶でいく」
「牛式?」
「そう、牛式…ぎゅう」
そう言いながら星矢はサガの腰に抱きついた。
子供らしい駄洒落に笑みを零したサガも、同じように真似をして星矢の頭を抱きしめる。
星矢はカノンの腰にも平等に抱きついて頭を軽く小突かれると、慌しく次の宮への階段を駆け上っていった。
当然それを聞いたアイオロスも牛式挨拶をサガに要求した。
「力いっぱい牛式でお願いしたいね」
「そうか、判った」
ニコリと笑い返したのは黒髪のサガだ。
了承しながら指を鳴らしている黒サガの様子を見て、嫌な予感を覚えたアイオロスは咄嗟に後ずさる。次の瞬間、光速で首に伸ばされようとした黒サガの両手はアイオロスの両手で封じ返され、典型的な千日戦争の姿勢となった。
アイオロスは双方動けぬその姿勢のまま、ぶつぶつ不満を零す。
「サガ…いま『ぎゅう』という単語を、首を絞める擬態語として使おうとしたろう」
「一声と言わず十声くらい使ってやろうと思っていたぞ。遠慮はするな」
ゴゴゴゴゴという音の聞こえてきそうな二人の千日戦争を、呆れたようにそれぞれの弟が眺めている。カノンとアイオリアは、兄達の迷惑なコミニュケーションで始まる元旦が、今年の象徴とならぬよう心の中でこっそり祈った。
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