星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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頂いた拍手コメントから双子を取り巻く環境についてまた考えたりしておりました。やはり人様のお言葉は刺激になりますね!(>▽<)

「自分が死んだらお前が双子座に」というサガの台詞は、双子だからスペア的な位置に考えてしまっていましたが、考えてみたらあれは後継者指名として捉えることもできるわけですよね。

たとえばカミュが弟子の存在を周囲へ内緒にしていたとして、「自分が死んだらお前が水瓶座として…」って氷河やアイザックに言った場合、それはスペア扱いはされないと思うんです。双子だから影だとかスペアだとかに思い至りやすくなってしまう。

サガはカノンを普通に後継者として考えていたのに、カノン側は自分をサガの影またはスペアだと思いこんで鬱屈してしまっていたとか、もしくはその逆パターンとか、変則バージョンも美味しいなと思いました。
いやその、普通にそのまんまスペアだった設定も美味しいんですけど、いろんなバージョンで妄想の幅を広げたいわけです厨二的に(>ω<)

二人実力者がいるのに聖衣が1個なんて…って方向についつい私も行ってしまうのですけど、アイザックがそのまま死なずにいた場合、やっぱり白鳥座聖衣が1個しかないので、そのときはアイザックか氷河のどっちがが雑兵ですよね。エピGでのアイオロスとガランしかり、アニメの王虎と紫龍しかり。
1つしかない聖衣を争うのは、本来は双子座限定の状況ではありません。
その上で、『知ったことか、聖域に内緒にしても二人で一緒に双子座やってくぞ!』って考えて行動したのがサガとカノン側であったかもしれず、そのパターンの場合、双子の環境に関して聖域にはなんの責任もありません。そういうケースなんかも考えていくと、さらに二次創作の展開が広がりますよね。
原作設定が曖昧なおかげで色んな解釈が出来て楽しいなあと改めて思いました。御大ブラボー(>▽<)

6/13 かおる様>こういうのって、うっかり鍵閉めを忘れた日に限って起こるんですよね…おっしゃるとおり戸締り注意だなと改めて思いました(>ω<)
そしてSS続きへのお言葉も有難うございます!アイオロスとカノンが一緒になってサガを(色んな意味で)虐める…そこお詳しく!妄想するととても滾ります。頂戴したコメントの『でもサガって降参するのでしょうかね?』にもぶんぶん頷いてしまいました。サガは負けず嫌い&意志が強いので、なかなか屈しないと思うのです。最後の最後まで高潔さを失わないサガがロスもカノンも嬉しいんですが、だからこそ尚更自分の前では崩れてみせて欲しいのではないかなと!
サガは「~しろ」という命令形では屈しなくても、惚れた相手による「~してくれ」っていう依願なら揺らぐかな?などと妄想しております。
あたたかいコメントをありがとうございました!

6/13 HN様>おおお!救いのないバッドエンディングもお好きでいらっしゃいますか!(>ω<)わ、私も駄目人間なので、調子にのって現在のSSのバッドエンディングも考えてみました!
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サガが他者の下に甘んじている事を、カノンは許せなかった。いや、この状況は単なる上下関係ではなく、サガがアイオロスの所有物となっているようにカノンには見えていたのだ。
自分のものであるはずの兄を奪ったことだけなら、まだ許容できる。
サガはそれだけの罪を聖域とアイオロスに対して犯している。
けれども、サガが彼の支配を喜ぶことだけは我慢ならなかった。兄はなにものからも自由で誇り高くあるべきだ。
カノンは手を伸ばして、目の前に座るサガの腕を掴む。
「…カノン?」
その強さに、怪訝そうな顔でサガが見上げてきた。常であれば簡単に振りほどける程度の力も、小宇宙を封じられている状態では万力で捕まれているように感じるだろう。
(サガが完全にサガでなくなってしまう前に、手に入れなければ)
カノンはサガを引き寄せ、そして兄弟では許されていない領域へと力ずくで引きずり込んだ。


教皇宮へと向かうサガをみた神官は、その憔悴をみて心配そうにその背を見送った。青白く血の気の引いた顔色にくわえ、その瞳は何も見ていないかのように虚ろであった。軽やかに捌かれるはずの法衣は、一歩ごとに引きずられている。
具合が悪ければ休んでも良いのにと思いつつ、罪人扱いのサガは毎日の登庁を義務付けられていることを思い出す。一介の神官が口を出せる事ではなかった。
職場までたどり着ければ、サガよりも上級職にある者が下庁を申し付けるだろうと神官は思い、教皇宮の門番である雑兵も同様に判断してサガを通した。
重い扉を開いた先の広間では、アイオロスがシオンから次期教皇としての引継ぎを受けている。
入り口で立ちすくんでいるサガに気づいたシオンは眉をひそめ、アイオロスはその様子に慌てて声をかけた。
「サガ、一体どうしたんだ」
もちろん、それはただ不調を心配してのものだったが、魔拳に支配されているサガには、嘘をつくという選択肢は許されていない。

「弟と、寝た」

その声は小さなものであったにも関わらず、高い天井に反響してよく届いた。執務を行っていた事務官や雑兵がぎょっとして立ち止まる。
サガの告白は止まらなかった。

「最初は無理やりだった。しかし、わたしは弟の熱に流された。拒みきれないだけでなく、嬉しいとさえ思ってしまった。カノンは、一晩中わたしの身体を貫いて、わたしを変えてしまった、そして」
息継ぎの為の呼吸のあいまに、色の失われているサガの瞳から、涙が溢れだす。
「やめさせてやれ」
シオンが低く命じるも、アイオロスは呆然として聞こえている様子がないため、そのまま壇上からサガの元まで一気に飛び、その首筋に拳を当てて気を失わせる。
崩れ落ちたサガを抱きとめたシオンは、全員に口止めを申し付けた。

だがそれ以降、光のサガが表に出ることはなかった。血を分けた兄弟との行為に耐えられなかっただけでなく、そのことを周知のものとしてしまった恥辱の前で、光を保つ事ができなかったものと思われる。
光の喪失と同時に、闇もまた消えた。
サガは濁ってしまったのだ。

物言わぬ人形と化したサガをつれて、カノンは聖域から逐電し、その後、二人を知るものはいない。
アイオロスもまた、彼らがどうなったか調べさせることはしなかった。
幻朧魔皇拳は、再び禁忌の魔拳として封じられた。

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うう、まだまだ甘いバッドエンディングですが(>x<)
おっしゃるとおり、カノンてサガに手を出さないんですよね!サガに攻撃されてもやり返さない、双児宮で対峙する時も双子座聖衣の遠隔操作経由という…サガ側はわりとびしばし手を出すんですが(笑)そんなところも大好きです。
原作ですとカノンとサガが双子であることを誰も知りませんが、そもそも隠匿を強要されていたのか、カノンが好き勝手やるあまり聖域の訓練に参加せず知られていないだけなのか、自分達でそう決めたのか、理由が判りません(汗)というわけで拙宅でも、その部分はお話ごとに設定が変わったりしております。
ただ、どの場合でも聖衣が1個しかないのは変わらないので、そこでいろいろ葛藤があったろうなという妄想設定で!(^ω^)双子神SSへのお言葉もありがとうございました!

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