早速拍手御礼(>ω<)ノ 今日も拍手に癒されてます。押してくださった皆様、ありがとうございます!
返信不要のH様。ツンツンMなカノン(M!?)メチャ楽しみですから!
がぶりよりな勢いで!クールビューティー良いですよね。かつ漢らしいと完璧です!H様のお好みがじわじわ最近判ってまいりました(笑)
同じく返信不要のZ様。死亡時の肉体破損状態で蘇生したら大変ですよね(笑)「アルデバランがソレントにあの時殺されてた場合」のネタに、また勝手にきゅんきゅん来てしまいました。あの時点で死んでいたら、牡牛もハーデス編では敵側ですよね。寝返ったフリをする演技において、シュラは下手っぴそうですが(特にアニメ)、アルデバランはその上を行きそうな!
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「貴様ら!アテナの為にそこをどかんか!」
アルデバランの猛吼に、演技指導をしていたデスマスクは長ーい溜息をついた。
「オッサン。演技以前に、そこは『ハーデス様のために』な?」
「年上にオッサン呼ばわりされたくはないぞ」
「今は全員肉体年齢18歳なんだから、年は関係ねえなあ。さ、もう1回台詞いってみようか」
デスマスクの合図のもと、アルデバランはノリノリで敵役っぽい台詞をまわしている。演技としてはそれほど下手ではないのだが、サマにならないこと甚だしい。
誠実実直な牡牛座が悪役をするという時点で、彼を知る者の目から見ると白々しいのだ。
ある意味、人徳が邪魔をしているといえよう。この場にアイオロスが居たら、おそらく同じ白々しさを発していたと思われる。
「あ奴に悪役演技は無理なのではないか?」
シオンも段々遠い目になってきていた。
「彼が敵に廻るという時点で、我々の寝返りの信憑性が落ちますね」
その隣でアフロディーテが冷静に同意する。カミュは首をかしげながら意見を述べた。
「しかし、信憑性が落ちるのは、アルデバランの性格を知る聖域の顔ぶれにだけだろう。ミロ達も彼が寝返る筈はないと、裏を読んで大人しく通してくれるかもしれない。却って好都合では」
その場に居た黄金聖闘士は、心の中で突っ込んだ。
(いやいや、ミロだけはありえんぞ…)
シオンも内心はそう思いつつ、苦笑してカミュに答えた。
「それでは困るのだ…冥界は直ぐに馴れ合いに気づくだろう。まず味方から欺けと言うとおり、簡単に黄金聖闘士に意図を読まれるようではまずい」
シオンの言葉にサガも頷く。
「シオン様。アルデバランは、無理に台詞を言わずとも良いのではありませんか…?」
「ううむ、そうよの…お主を参加させることには何の躊躇いもないが、アルデバランをこの作戦参加させること自体、良心が痛むしの」
「……前半にひっかかりを感じますが、後半には同意です」
複雑そうに返事をしているサガの肩を、シュラが無言でぽんと叩いて慰めた。
「それでは、彼は私とデスマスクの組に編纂しますか?」
とアフロディーテ。
「アルデバランはサガ組でも良いような気はするが…ふむ」
シオンは口元に手を当てて考えこんでいる。
「サガ達三人が慟哭キャンディーズなら、オレとアフロとオッサンで冥界少年隊でいいんじゃね?」
「デスマスク。自分で言っていて、何か違和感を覚えないか。せめて三匹が斬るとか…」
「シュラ…私はお前のその台詞にも突っ込みたい」
デスマスクとシュラとサガの会話を他所に、シオンは組み分けの決意をしたようだった。
「アルデバランは先鋒とする。黄金のヒヨッ子どもは、あ奴に一番拳を向けにくいだろうからの」
味方に対しては強いアルデバランだった。
魚と蟹は軽くふっとばしたムウですら、牡牛座が出てきたときには目を点にして攻撃を躊躇した。
黄金の牡牛は、魚と蟹とのアテナエクスフラメーションという、破壊力があるのかそうでないのか微妙な禁止技まで見せて、多大なる混乱を聖域側にまきおこしたのだった。
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というグダグダっぷり。