星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
白サガは割と気の毒な立ち位置だなあ…と定期的な周期で思います。
以下、サガファンによる超主観主張が溢れまくりますので、サガ擁護に関する地雷の多い方は全速力でお逃げ下さい~( >M<)/
白サガにとっての贖罪と抵抗期間は長きにわたるのですが、何故かカノンと比較して何もしないで死んだ扱いにされることが、ままあるんですよね(>△<。)
まず、『おまえさえいなければ、わたしはとっくの昔に、大地を支配していたのだ』『いつもおまえが肝心の時に邪魔をした、それさえなければ』という黒サガの台詞にもあるように、13年のあいだ白サガは必ず黒サガの邪魔をして、野望が成就されないようにしておりました。
アイオロスを死なせ、アテナを聖域外へ追いやったサガは、聖域の分裂や崩壊を避けるために、アテナが聖域に戻るまでは、何があろうと聖域をまとめていく責任と義務があります。
それも、ただアテナが見つかったら聖域を受け渡す、というだけではダメで、本当にアテナが自分を越える力があるのか、見定めなければなりません。
童虎やムウが奇しくも同じ構えで静観していましたよね。『サガごときひとりの邪悪に倒されるような女神であれば、それはどうあってもニセ者』というアレです。人類滅亡がかかっているので、俯瞰できる立場の人間は、シビアにならざるを得ない。
さらに言えば、もし万が一アテナが戻らなかった場合には、サガが教皇として聖域を率いてハーデスとの聖戦を迎えなければなりません。だから絶対に対外的には自分が偽教皇であると知られてはならない。その部分は心ならずも黒サガと目的が一致してしまい、善である側のサガの苦しさは倍増していたはずです。
人間には必ず善と悪の心があり、どちらかを消滅させることは神でもなければ出来ません。黒サガは白サガを完全に消すことは出来ず、逆もまたしかり。
そのうえで原作のムウいわく『サガは相反する善と悪が強すぎた』。なので、どちらかが折れる決着もなかった。
そもそも、何故二重人格になったかの理由にもよりますが、悪事の実行者は黒サガであり、責任は黒サガ(または欲望に負けて黒サガを生んだ元人格)であって、原作での善と悪に分かれているという設定が確かなら、善として分けられた側の白サガは、ひたすら黒サガの妨害を頑張ってる人格なんですよね。
ですが、それでも最後は同じサガとしての責を負い、悪の人格がアテナの盾で払われて善の人格だけが残った状態でも、命でもってけじめをつけました。
聖闘士でありながら、おのれの欲望(黒サガ)に勝てなかったことが、彼の罪。
車田漫画で自裁によるけじめというのは、スケ番あらしの頃から、わりと最大級の責任の取り方として描かれてるんですが、それでもサガは謝罪しなかったみたいに言われてしまうことがあり、しょんもり…13年間の行動による償いだけでなく、命でも謝罪してるのに。その上で、「こんなことで許されるとは思っておりません」と、謝罪の足りなさを詫びてもいるのに。というか、ちゃんと最初におわび申し上げたくお待ちしておりましたって伝えているのに~(>△<。)
そんな白サガの『…このサガ、本当は正義のために生きたかったのです…ど…どうか それだけは信じてください…』 という言葉は、本当に悲痛な願いに聞こえます。でも、アテナが信じますよと言ってくれたから、白サガの13年は報われました。
善人が地道に長年行っていた行動より、不良の改心の方が称賛されることは現実でもよくあることですが、私は前者も評価したいタイプなのです。
頑張りや努力はむくわれる世界であってほしい。とくに聖闘士星矢は少年漫画なので!(>M<)
ちなみに、スケ番あらしで敗北の責任をとって腹を突いたスケバンさんは、失禁しましたから(・ω・)いっそサガもその方式の自裁で私はかまわな…げほごほ。
12宮戦では星矢が教皇宮まで駆けのぼって来た時、白サガのほうが出迎えてくれました。
白サガの状態であったのにアテナの盾へと向かわなかったのは、普通に考えれば黒サガに主導権を奪われるリスクをとれなかったからですよね。現に、アテナを救う方法を教えて星矢が盾を取りに向かおうとしたら、すぐに黒サガが出てきました。
星矢を待たずに白サガが盾の場所に向かって、身体の主導権争いに負け、盾をかざすことが出来なかったら、教皇宮まできた青銅聖闘士にアテナを救う方法を教える者が誰もいなくなってしまう。下手をしたら盾を異次元に隠されてしまう。あの時点では黒サガのほうが身体の主導権強そうですし。
でも、そうなったら詰みです。
ここからはもう妄想なんですが、選択肢がなくなって初めて、白サガは地上を守るという未来を、心から他人に託す(=信じる)ことができたのではないかなあ。
白黒どちらのサガも神と呼ばれるほどの才能と実力を持ってますので、13年前は赤子のアテナ(と他の聖闘士たち)より地上を護れる!と思ってしまった。黒くない方のサガですら、己が誰よりも優れていると思っていた。だからスターヒルに昇って、何故自分が教皇に選ばれなかったのかと、黒サガと共通の思いで聞いてしまったりもしました。
そんな彼が「地上とアテナを青銅聖闘士たちに託す」に変わったのが、青銅聖闘士たちが十二宮を半分以上突破したころかなと…たどり着いた星矢に対して『おまえたちこそ、まさしく真の勇気と力を持った女神の聖闘士だ』と伝えたことも、既に白サガが星矢たちを認めていることを表しています。
いっぽう、まだ己が1番だと思っている黒サガは、青銅聖闘士などヒヨコ扱いでなめてますから、星矢に賭けた白サガの内面を見抜いても、むしろ笑って「おまえはバカではないのか」と好きなようにさせそう。白サガが星矢に盾の事を教えることが判っていても、むしろ自分が目の前で星矢を叩き潰すことで、白サガの意思も反抗も潰せばいいという判断で放置。
そういう黒サガの性格を計算した上で、それでも白サガは星矢を待って、女神を救う方法を伝える方に賭けたんじゃないかな。真の聖闘士である星矢と女神を信じて。女神が助かった暁には、自分が死ぬしかないことも判った上で。
ラストの星矢VS黒サガの戦いでも、ちゃんと白サガは妨害してるんですよね。星矢が異次元に飛ばされるのを防いだり。
白サガが全く何も悪くないということは無いと思いますが、彼の頑張りや謝罪を、無かったことにして欲しくないモンペファンです。すみません!(>◇<)ノ
たとえ悪の心が存在しようと、取り返しのつかないことをしてしまった後でも、もがきながら必死にアテナの聖闘士であろうとして、諦めることなく前に進もうとしているサガが、私は大好きです。あと、悪と野望の人格でありながらも、地上を守ろうとしている黒サガも大好きです。
以下、サガファンによる超主観主張が溢れまくりますので、サガ擁護に関する地雷の多い方は全速力でお逃げ下さい~( >M<)/
白サガにとっての贖罪と抵抗期間は長きにわたるのですが、何故かカノンと比較して何もしないで死んだ扱いにされることが、ままあるんですよね(>△<。)
まず、『おまえさえいなければ、わたしはとっくの昔に、大地を支配していたのだ』『いつもおまえが肝心の時に邪魔をした、それさえなければ』という黒サガの台詞にもあるように、13年のあいだ白サガは必ず黒サガの邪魔をして、野望が成就されないようにしておりました。
アイオロスを死なせ、アテナを聖域外へ追いやったサガは、聖域の分裂や崩壊を避けるために、アテナが聖域に戻るまでは、何があろうと聖域をまとめていく責任と義務があります。
それも、ただアテナが見つかったら聖域を受け渡す、というだけではダメで、本当にアテナが自分を越える力があるのか、見定めなければなりません。
童虎やムウが奇しくも同じ構えで静観していましたよね。『サガごときひとりの邪悪に倒されるような女神であれば、それはどうあってもニセ者』というアレです。人類滅亡がかかっているので、俯瞰できる立場の人間は、シビアにならざるを得ない。
さらに言えば、もし万が一アテナが戻らなかった場合には、サガが教皇として聖域を率いてハーデスとの聖戦を迎えなければなりません。だから絶対に対外的には自分が偽教皇であると知られてはならない。その部分は心ならずも黒サガと目的が一致してしまい、善である側のサガの苦しさは倍増していたはずです。
人間には必ず善と悪の心があり、どちらかを消滅させることは神でもなければ出来ません。黒サガは白サガを完全に消すことは出来ず、逆もまたしかり。
そのうえで原作のムウいわく『サガは相反する善と悪が強すぎた』。なので、どちらかが折れる決着もなかった。
そもそも、何故二重人格になったかの理由にもよりますが、悪事の実行者は黒サガであり、責任は黒サガ(または欲望に負けて黒サガを生んだ元人格)であって、原作での善と悪に分かれているという設定が確かなら、善として分けられた側の白サガは、ひたすら黒サガの妨害を頑張ってる人格なんですよね。
ですが、それでも最後は同じサガとしての責を負い、悪の人格がアテナの盾で払われて善の人格だけが残った状態でも、命でもってけじめをつけました。
聖闘士でありながら、おのれの欲望(黒サガ)に勝てなかったことが、彼の罪。
車田漫画で自裁によるけじめというのは、スケ番あらしの頃から、わりと最大級の責任の取り方として描かれてるんですが、それでもサガは謝罪しなかったみたいに言われてしまうことがあり、しょんもり…13年間の行動による償いだけでなく、命でも謝罪してるのに。その上で、「こんなことで許されるとは思っておりません」と、謝罪の足りなさを詫びてもいるのに。というか、ちゃんと最初におわび申し上げたくお待ちしておりましたって伝えているのに~(>△<。)
そんな白サガの『…このサガ、本当は正義のために生きたかったのです…ど…どうか それだけは信じてください…』 という言葉は、本当に悲痛な願いに聞こえます。でも、アテナが信じますよと言ってくれたから、白サガの13年は報われました。
善人が地道に長年行っていた行動より、不良の改心の方が称賛されることは現実でもよくあることですが、私は前者も評価したいタイプなのです。
頑張りや努力はむくわれる世界であってほしい。とくに聖闘士星矢は少年漫画なので!(>M<)
ちなみに、スケ番あらしで敗北の責任をとって腹を突いたスケバンさんは、失禁しましたから(・ω・)いっそサガもその方式の自裁で私はかまわな…げほごほ。
12宮戦では星矢が教皇宮まで駆けのぼって来た時、白サガのほうが出迎えてくれました。
白サガの状態であったのにアテナの盾へと向かわなかったのは、普通に考えれば黒サガに主導権を奪われるリスクをとれなかったからですよね。現に、アテナを救う方法を教えて星矢が盾を取りに向かおうとしたら、すぐに黒サガが出てきました。
星矢を待たずに白サガが盾の場所に向かって、身体の主導権争いに負け、盾をかざすことが出来なかったら、教皇宮まできた青銅聖闘士にアテナを救う方法を教える者が誰もいなくなってしまう。下手をしたら盾を異次元に隠されてしまう。あの時点では黒サガのほうが身体の主導権強そうですし。
でも、そうなったら詰みです。
ここからはもう妄想なんですが、選択肢がなくなって初めて、白サガは地上を守るという未来を、心から他人に託す(=信じる)ことができたのではないかなあ。
白黒どちらのサガも神と呼ばれるほどの才能と実力を持ってますので、13年前は赤子のアテナ(と他の聖闘士たち)より地上を護れる!と思ってしまった。黒くない方のサガですら、己が誰よりも優れていると思っていた。だからスターヒルに昇って、何故自分が教皇に選ばれなかったのかと、黒サガと共通の思いで聞いてしまったりもしました。
そんな彼が「地上とアテナを青銅聖闘士たちに託す」に変わったのが、青銅聖闘士たちが十二宮を半分以上突破したころかなと…たどり着いた星矢に対して『おまえたちこそ、まさしく真の勇気と力を持った女神の聖闘士だ』と伝えたことも、既に白サガが星矢たちを認めていることを表しています。
いっぽう、まだ己が1番だと思っている黒サガは、青銅聖闘士などヒヨコ扱いでなめてますから、星矢に賭けた白サガの内面を見抜いても、むしろ笑って「おまえはバカではないのか」と好きなようにさせそう。白サガが星矢に盾の事を教えることが判っていても、むしろ自分が目の前で星矢を叩き潰すことで、白サガの意思も反抗も潰せばいいという判断で放置。
そういう黒サガの性格を計算した上で、それでも白サガは星矢を待って、女神を救う方法を伝える方に賭けたんじゃないかな。真の聖闘士である星矢と女神を信じて。女神が助かった暁には、自分が死ぬしかないことも判った上で。
ラストの星矢VS黒サガの戦いでも、ちゃんと白サガは妨害してるんですよね。星矢が異次元に飛ばされるのを防いだり。
白サガが全く何も悪くないということは無いと思いますが、彼の頑張りや謝罪を、無かったことにして欲しくないモンペファンです。すみません!(>◇<)ノ
たとえ悪の心が存在しようと、取り返しのつかないことをしてしまった後でも、もがきながら必死にアテナの聖闘士であろうとして、諦めることなく前に進もうとしているサガが、私は大好きです。あと、悪と野望の人格でありながらも、地上を守ろうとしている黒サガも大好きです。