星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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双子座ワインと射手座ワイン下のブログを書いている最中に星座ワインきたー(>▽<)
早速並べて写真を撮ってしまいました。双子座ワインがロゼで射手座が赤というのがまたツボなのです。十二星座のマークの入ったワイン用手提げ袋もついてます。
わーいわーい!
原稿が終わったら飲むんだ!

この星座ワインをサガとロスが交換して飲んでもいいよね。ワインはキリストの血に喩えられますけど、射手座の赤ワインが注がれたグラスを、大切な相手の血の注がれた聖杯であるかのようにサガが両手で包み持って口をつけるような、そんな場面を妄想するだけで滾る。

アイオロスが双子座ワインに口をつけたのを見ていたら、何故か顔が赤くなってしまい、その理由が分からなくてますます慌てて動揺するサガなんかも見てみたいですよ!

それはさておき、以下ひさびさにLC双子お題。
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「アスプロス!」
名を呼ばれて振り返った途端、こちらへ伸ばされようとしていたデフテロスの指先がびくりと止まった。その指先は戸惑いを隠すように軌道を変え、頬へと触れてくる。
「どうした、デフテロス」
軌道の変更に気づかぬフリをして返事をしてやると、食事の支度が出来たから知らせに来たのだと言う。
聖戦後は退屈なほど平和だった。
だのに、まだ弟の心には癒えぬ傷跡が残っている。
今のもその一つだ。
デフテロスはオレの左胸に触れることが出来ない。
後ろから肩を叩こうとしたのに、俺が振り返ったせいで右手が心臓に近付いた。だから避けたのだ。
デフテロスは己の拳が俺の心臓を貫いた時の事を忘れることが出来ないでいる。馬鹿だと思う。

弟の頭を掴んで俺の胸に押し当て、その鼓動を聞かせてやろうかと思ったがやめた。
もう少しの間、縛られているデフテロスを見ていたいと思ってしまう俺もまた馬鹿で、あまり過去に学んでいないのかもしれないなと思う。
けれども、早々に治してしまうなどつまらない。
この傷跡は弟から俺への確かな愛の証なのだ。

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