星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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先日NASAのジェミニ計画でいろいろ妄想をいたしましたが、その系列でジェミニ・タイタン(Gemini-Titan)という使い捨て型ロケットがあります。Ωの二期に出てくるタイタンは公式サイトの横顔を見る限りカノンに似てるんですが、サガやカノンの親戚だったりしないかな!とか色々妄想中ですよ!まだ本編に出てきていない今だからこそ出来るトンデモ妄想いっぱい!
あとジェミニ計画はほかにも色々夢の広がる内容でして、例えば(以下wikiより)

アメリカ空軍は当初からジェミニ宇宙船に関心を持っていた。地上の監視や偵察のために使用したり、あるいは不審な衛星にランデブーして接近するなどの軍事的な目的に応用する意向も持っていて、それらの計画は「ブルー・ジェミニ (Blue Gemini)」と呼ばれていた

とかですね!ブルー・ジェミニですよ!
聖闘士星矢に置き換えるとこうです。冥界や海界の監視のために動くのがジェミニ(サガ・カノン)なわけです。不審な尖兵っぽい闘士をみつけたら、ランデブーするわけですね!
シオン「そのようなわけで、お前たちを他界の監視要員とする。尖兵が現れたら接近してその意図を探れ」
カノン「接近方法は手段問わなくていいんだな?」
シオン「そなたたちに任せる」
カノン「誑かすのならオレ向きだな」
サガ「ま、まて、何故誑かす必要があるのだ」
カノン「古今東西、色仕掛けで情報を得るのは基本だろ。おまえだって人たらしの才能はあるんだからさ」
サガ「ばばば馬鹿を言うな!幻朧拳で良いではないか!」
カノン「監視役なんて、何もなければつまんねー仕事だぞ。少しくらい他界のザコで遊んでもいいだろ」
サガ「監視は遊びではない!それに非人道的だ!」
カノン「幻朧拳で強制するほうが非人道的だろ。オレのやり方は少なくとも駆け引きがあるんだからさ」
サガ「色仕掛けなど黄金聖闘士のするやり方ではない!」
カノン「オレはスペアだしなー」
サガ「絶対にゆるさーん!」
カノン「あのな、お前こそ仕事なんだから割り切れよ。こういう人心掌握のテクニックは外交でも使えるんだから、勉強だと思って試してみたらどうなんだ。やりもしないで視界を狭めるのはお前の良くないクセだぞ」
サガ「うっ、しかし……」
カノン「海界から海闘士を偵察に寄越してみるから、ちょっと接近してみろ。そいつには訓練てことは黙っておくから」

どう考えてもカノンの言い分のほうがおかしいんですけど、カノンには丸め込まれるサガ。シオンは呆れてますけど面白そうなので口を出さずにほっときます(酷い)。
サガが真面目に接近して、たどたどしい笑顔でにっこり微笑むところを想像すると朝から美味しいです(←下心があるため後ろめたくていつものような神の笑顔が出来てないサガ)。
そんな笑顔でも、なみの海闘士ならあっというまに陥落するので、このミッションは楽勝だな!
でもその海闘士もあとで訓練とバラされたときに「筆頭と同じ顔が微笑んでくるんですよ!それにシードラゴンの兄上だと思うと無碍に出来ないじゃないですか!」という言い分を主張するので、カノンもそうだなあ難易度低かったなあと思うわけです。
じゃあ冥界の冥闘士で…ってラダに雑兵の手配を頼んだら、雑兵でなくてアイアコスあたりがやってきて、サガが逆に陥落されたりしないかなあっていう私得妄想。

今日もぱちぱちありがとうございます!毎日のカンフル剤です(^◇^)
まだ花粉で死んでいる管理人ですずびずば(>ω<。)夜中に鼻づまりで目が覚めるので、この期間は寝不足になります。くー。エリシオンは死の世界なので花粉とか飛ばないんだろうなあいいなあ。海界も杉が生えてないから花粉症ないんだろうなあいいなあ。
つまり、サガが花粉症になったら、春先はエリシオンか海界へ避難生活すればいいわけですね!(゜▽゜)海闘士たちから「春先に現れるシードラゴンの兄さん」と呼ばれていればいいよ!運がいいと黒い方が見れて、そっちは黒様と呼ばれてるわけです。
海闘士たちは(聖闘士の雑兵も)戦士な荒くれ男たちなんですけど、白サガが神のような笑顔でにっこり微笑むと、『こいつは聖域の双子座でもあるのだ』と思ってても、なんか勝手が違って必然的に丁寧な対応になってしまうんじゃないかなあと妄想。
女神の両サイドを双子が固める構図が大好きなように、ポセイドンの両脇に双子というのも美味しいと思うんです。アイオロス+双子とかラダマンティス+双子とかもいいですよね。双子に限って両方と結婚しても重婚・二股扱いにならない制度になればいいのに←

ところでアイオロスと結婚したサガは、たとえばアイオロスの施政とか書類に不備があった場合、教皇経験を活かして上手くフォローしたり本人に伝えたりしそうなんですが、ラダマンティスと結婚したサガが冥界のシステムの粗を見つけた日には、凄いストレスためそうですよね。すみません朝から強引な前提で。
夫の職場の仕事に口は出してはならんと判っていても、サガは真面目だから、改善できそうなところをそのままにしておくのって性に合わないと思うんですよ。でもラダが冥界トップだったらまだしも、政策の方向性とかはパンドラがやってるじゃないですか。パンドラの部下の妻がしゃしゃりでるわけには行かないですよね本来。しかも聖闘士だからホントは冥界のシステムの穴なんてほっといた方が得策。でもなんか気になっちゃう。
なので、すごく綿密にいろんなシミュレーションを脳内で立てた上で、角がたたないよう上手く周囲を動かして(幻朧拳使うのって、上手く動かしてるというのかな)、外堀を埋めて訂正に持っていく感じで。
これがカノンの場合だったらズバっと平気でラダに言いそう。角は立つけどそれはそれで上手く最短に改善されるという。改善のスピードを重んじるタイプです。

べ、別にこの妄想、結婚設定じゃなくてもいいのかな(汗)
たとえばサガが冥界のアイアコスのところへ親書を届けにいったとするじゃないですか。そうしたら職場にそのまま通されて、『親書に目を通して返事をするので暫し待ってろ』とか待たされたりしたとするじゃないですか。でもってその職場が散らかってたりしたとするじゃないですか。
そうするとサガは他陣営なのに気になっちゃう。
『あの資料とあの資料は並べて置いたほうが分類上も使い勝手もいいはず。あのファイルは背表紙のタイトルからして使用頻度が高そうなので取り出しやすい位置にして、消耗品の類はまとめてこの事務用のこの引き出しにいれて、他にもこれはこちらのほうが動線的にも効率的で』とかなんとか。
十二宮編までのサガだったらにっこり慎ましやかに自重して放っておきますけど、聖戦時の灰サガとか蘇生後で統合に失敗したときのサガとかは、いきなり待ち時間に整理整頓しちゃいそうな押しの強さがあるイメージ…(>ω<;)

親書を読み終えて戻ってきたアイアコスが、部屋に足を踏み入れたとたん「何だこれは!」と叫びましたよ。
「他陣営の仕事場を勝手に触るなど非常識なことは判っている。しかし、どうしても我慢できなかった。あれでは仕事の効率もあがらないだろう」
「非常識と判ってるなら触るなよ!片付けてくれたことは感謝する!」
感謝しつつ怒るアイアコス。聖域からの使者相手ってことも忘れて言うだけいって、逆にそれがきっかけで仲良くなったりするフリーダムさと懐の広さがアイアコスにはあるような気が。妄想ですが(汗)

ええと、つまり「サガが異界でもその仕事能力の高さを発揮しまくる話」が大好きです!
おまけ
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タナトスの神力により、エリシオンの神殿へと戻ったサガへ、死の神は1輪の花を差し出した。地上の花ではなかった。決して枯れることのない、七色の光を彩なす天上の花だ。
「これを、わたしに?」
「四年目は花婚式というのだろう、人間の世界では」
ぶっきらぼうな言い方で渡されたそれを、サガはそっと両手で受け取った。散ることのない代わりに、実ることもないエリシオンの花。この徒花は今の自分にふさわしい贈り物の気がした。
「ありがとう、タナトス」
サガは微笑んで、そっと花の香をかいだ。
芳香は控えめに肺へ染み渡り、サガの奥底の痛みをやわらげてくれた。

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というわけで、本日の言い訳コーナ~(゜◇゜)!
相変わらず準備期間ゼロの四月一日でしたが、昨日はお休みだったため好き勝手にSSを書き連ねておりました。タナサガ新婚話は毎回どのキャラも駄目人間設定なのですみませんすみませんと思いながら書いています(>ω<;)
そもそもタナトスとサガがお互いが1番でないうえ、自分を大事にしてくれる人(神)たちをおざなりにしていることに気づかないモラトリアム空間を営みつつ、結婚形態を続けているうちに何となく相手への情は沸いた…というような駄目設定。
皆から逃げてる白サガが1番痛い目みるはずなんですけど、今回はまず黒サガのほうから痛い目を見る流れで。サガやタナトスがホントに振られる前に何とかさせたいなあと思いつつ、タナサガ好きなので続けますホントすみません。ヒュプノスがオネイロスとくっついたら、タナトス凄いショックを受けると思う。しかも何でショックを受けたかわからないと思う。同じくアイオロスがカノンとくっついて、シュラがリアと、デスがアフロとそれぞれまとまって、サガがぽつんと一人残されたら、白サガは皆におめでとうって言うけれども、何で寂しいのかこれまたわからないと思う。そんでもって夜になったらひとりでぼろぼろ泣くと思う。博愛ゆえの恋愛音痴。
でもタナトスとサガがくっつくことでお互いに学んだことも多いので、マイナスばかりではないという感じで。

1年に1回の好き放題SSに付き合ってくださったかた、本当に有難うございました。ご返信は夜にさせてくださいね♪H様、夜にメールもさせて頂きますがぜんぜん問題ないですよう!
黒サガは聖域外れの岩に腰を下ろしていた。
軽い気持ちでエリシオンから出てきたものの、誰一人として相手にしてくれなかったことは、人心の機敏に疎い彼ですら多少傷ついていた。正直なところ自業自得であるし、やりかたの拙さが原因であるのだが、他人の好意を得ようなどと思ったこともない彼にとって、そんなことは脳裏に浮かびもしていない。
彼が理解したのは、自分が思ったよりも必要とされていないと言うことだけだった。
(いや、まだ押しかけていない相手がいる)
ふとそんなことを考えてしまったのは、無自覚ながら相当ダメージを受けている証拠だ。こちらのサガが、このような場面でアイオロスを俎上にあげることなど、まずプライドが許さないからだ。
今回もすぐに彼は首を横に振った。自分のこのような状況など、アイオロスにだけは知られたくなかった。彼にだけは神のような自分であらねばならない。
そこには、負けたくないという以外の理由も存在していたが、サガがその感情を認めることはなかった。いや、認めるということ自体が負けを受け入れるようなものかもしれなかった。

「ねえ、エリシオンを出てきたんだって?」

どきりとサガの心臓が跳ね上がる。
たった今脳裏に浮かんだばかりの、ここにいるはずのない男の声だった。
デスマスクが彼を『タイミングの良い男』と評していることなど知る由もなかったが、サガが振り返ると、オリーブの木立の向こうからアイオロスの茶褐色の金髪と、サガの心臓を射抜くような翠緑の瞳が見えた。
「誰から聞いた」
「風の噂で」
アイオロスは教皇見習い用の、しっかりとした厚手の法衣を着ていた。おそらく此処へ来る直前まで、教皇宮で修養に励んでいたにちがいない。
「わたしがどこへ行こうと、わたしの勝手だ。貴様には関係ない」
「君がエリシオンを出たあと、何をしようとしたか、俺は知っているよ」
サガへの返事としては唐突であったが、芯を貫く言葉でもあった。サガの呼吸がほんのわずか止まり、それから瞳に憎しみの色が宿る。どこから情報を得たのだとは思わない。かつて自分が偽教皇をしていた時も、教皇宮にいながらにして、世界各地から情報を得ることが出来た。あの場所は人智を超えたところにあるのだ
「……笑いにきたのか」
「違うよ」
「では何だ」
「サガ。どうして知っているくせに、知らない振りをするのだ」
「『わたし』は知らん!こんな感情など!」
それは確かに闇を受け持つほうのサガが知るはずのない理由と感情であった。そういったものを分担するのは、通常もうひとりのサガであったので。
「君もサガのはずじゃないか」
アイオロスはじわりとサガの退路を削っていく。
「浮気相手を探しているんだよね」
「それが、どうした」
歪んだ笑みで悪意を向けるも、アイオロスは引こうとしなかった。
「どうしてそんなに、自分を傷つけようとするのかな」
「は?何だそれは」
「どうして俺から逃げるの」
真っ直ぐにサガを見すえる瞳には、底の見えぬ深淵が浮かんでいるようだった。のみ込まれるかの錯覚に、黒髪のサガをして後ずさらせる。
彼が恐れたのは”のみこまれたら、どうなるのだろう”と一瞬考えてしまった己の思考の不確かさだった。彼のような存在にとって、自分で自分を信用できない瞬間というのは、何より恐ろしいものだ。
サガが下がった分、ゆっくりとアイオロスが歩を進める。
狩人の伸ばした手が獲物に届こうとしたそのとき。
ふいにあたり一面へ、強大な死の神意が降り注いだ。
銀色の光が粒子となってはじけ飛んでいる。このあたりは外れとはいえアテナの聖域だ。聖域を満たしているアテナの暖かな小宇宙が、冷たい死の小宇宙に反発しきらきらと舞い散るのだ。
「タナトス!」
サガが聖域に降臨した神の名を呼んだ。どこかほっとしたような色の混じる声に、アイオロスが冷えた視線を向ける。もう少しで、彼の中身を洗いざらいひっくり返してやれたのに。
それでもアイオロスは次期教皇として、やってきた神に礼を取らねばならなかった。教皇はあらゆる権限を持つ代わりに、私情で振舞える立場ではなくなる。
「ようこそ、死の神よ。聖域に何ぞ御用がおありか」
判りきった問いを、茶番と思いながらもアイオロスは尋ねる。
「嫁を迎えに来た」
幸いなことに、タナトスはアイオロスの心情を読むどころではなかった。サガを見つけると髪の色など気にせずどなりつける。
「夫に迎えにこさせるとは、どこまで出来の悪い嫁なのだ貴様は!」
「出来が悪くて悪かったな。それゆえ離縁するのだろう」
「誰がそのようなことを言った。だいたい、お前のような出来の悪い嫁を、オレ以外の誰が相手にするというのだ」
サガが目をしばたき、タナトスを見る。
しまった、とアイオロスは胸のうちで舌打ちをした。タナトスが来る前に、さっさと口にしてしまえばよかった。まさかタナトスが此処まで来るとは思っていなかった。今更見通しの甘さを後悔しても遅いのだが。

アイオロスの予感どおり、サガは目を伏せて自嘲した。
「残念ながら、そのとおりのようだ」
今さらアイオロスが違うと言っても、伝わらないだろう。
タナトスが駄目押しのようにサガへ告げる。
「おまえはオレが飽きるまではオレのものだ。勝手な里帰りなど許さん」
それを聞いた黒サガは笑い出した。笑い声は次第に大きくなり、あいまに髪の色が変わっていく。
タナトスの豪奢な銀髪とは対照的な淡い金髪があらわれ、アメジストのようなやさしい夕暮れ色の瞳がまたたくと、人格転移は完了した。
「……わたしは、お前のところに居てもいいのか?」
同じ音質でありながら、印象のまったく違う声がタナトスへ問いかけている。

アイオロスは強く拳を握りこんだ。
(タイミングは良いはずなのに、どうしていつも間に合わないのだろう。どうして自分は教皇に選ばれたのだろう)
聖域を巻き込む立場でなければ、「行くな」と言えるのに。

春を迎えた聖域には、エリシオンには及ばなくとも、あちらこちらと花が咲き乱れている。
サガは一度だけアイオロスのほうを振り向いた。視線はアイオロスの表情ではなく、きつく結ばれた握りこぶしに向けられている。
「迷惑をかけたな、アイオロス」
その言葉と共にサガとタナトスは消え、アイオロスは拳を地面へとたたきつけた。

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主にサガが悪い。
「嫁が出て行ってしまった」
慌てた様子でタナトスが駆け込んできたので、ヒュプノスは遠い目をした。
「とうとう愛想をつかされたか」
ヒュプノスは大そうタナトスを愛しているのだが、表面にそれが現れないため、傍目にはぞんざいに扱っているようにしか見えない。
「違うわ!離縁の話をしただけだ」
「お前から離縁を言い出したのなら、慌てることはあるまい」
「結婚解消の方法があると言っただけで、離縁するなどひとことも言っておらん」
「……お前は短慮なだけでなく、馬鹿なのか」
繰り返すがヒュプノスはタナトスをとても大事にしている。しかしそれが表面に現れないため、とても損をしていた。
タナトスもさすがにムッとする。
「お前に相談したオレは確かに馬鹿であったな」
そのままくるりと背を向けて出て行こうとしたので、慌ててヒュプノスはタナトスの法衣の裾を踏んで引き止めた。
「離婚する気はないということか」
「玩具を捨てるのは、オレが飽きてからだ!勝手に出て行くなど恩知らずも甚だしい!」
いろいろ言い分が図々しいのは、神なので仕方がない。
ヒュプノスは密かにため息をつく。タナトスと自分が水入らずの時間をもてるのは、もう少し先になりそうだ。
「ならば拾いに行けばよい。拾い上げたうえで勝手に出て行くなと命ずれば戻ってくるであろう」
「戻ってくるだろうか」
「人も玩具も、必要とする者のところに落ち着くものだ。出て行かせるつもりがないのなら、手元で使い捨てればよい」
とても嫁に対する会話とは思えないが、人間を塵芥とも扱っていなかった彼らからすると、これでも格段の進化なのである。
「そ、そうだな…戻ってきて欲しいわけではないが、アレはニンフたちのアプローチからのいい弾除けになるからな」
「……」
「話を聞いてくれて感謝する、ヒュプノス」
そわそわと出て行ったタナトスの姿は、家出した妻を追いかける夫そのものであったが、本人としては使い勝手の良い玩具を拾いに行くだけのつもりでいる。

「水が器に従うというのは、神にも当てはまるのだな」
形式だけの婚姻が、心の形を変えることもある。
残されたヒュプノスは不満そうにぼそりと呟いたが、己の撒いた種がそれなりにサガへ痛い目を見せているであろうことを想像して、少しだけ溜飲を下げた。

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でもヒュプノスはサガが嫌いでもないという不思議。
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