星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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昨日の大掃除SSオマケ
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掃除をしてくれた雑兵たちが全て帰ったあと、落ち着いたところへ白サガが現れた。自分のいない間に掃除が終わっていることに驚きつつ、台所へ行って二人分の紅茶を淹れてくる。
礼を言いながら昼間の話を聞いたサガは、風呂場の掃除も済んでいることが嬉しそうだ。
「ありがとうカノン。それにしてもお前が昼食を用意したとは…昔を思うと考えられないな」
「昔のことは関係ないだろう」
「すまぬ、そのとおりだ。では夕食はわたしが作ろうか」
「…ありがたいが、まだ昼の残りがある。手を入れて暖め直すからそれで我慢してくれ」
「そうか、わかった」
掃除をしたあとの夜にサガの破壊的な料理を食わされてはたまらないと、こっそり余分に作ってあったのは内緒だ。
「ではさっそくきれいになった風呂に湯を入れようか」
立ち上がったサガがふと漏らす。
「手伝ってくれた者たちも、掃除で汚れたろうから、この宮で湯を使わせてやっても良かったな」
駄目だ
しかし、即時にカノンによって却下される。
「なぜだ。確かにプライベートな空間かもしれぬが…」
「風呂場くらいいくら見せてもいい。しかし風呂を沸かしたらお前も一緒に入るだろう。黒いほうもお前だしな」
「一緒に入ったらまずいのか?」
不思議そうな顔をしているサガへ、『お前の(身体の)プライベートな部分は見せるなってことだ!』と怒鳴りたい衝動を抑えつつ、カノンは駄目だしを繰り返した。

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白サガは手伝ってくれたひとに雑兵という言葉を使わないのです。
今日もぱちぱち有難うございました!朝にのぞくぱちぱち画面が仕事前の至福のひと時です。御礼は夜にでもさせてください。

昨日の大掃除SSの続き
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兄のファンだからということを差し置いても、雑兵たちは双児宮の掃除を頑張っているようだった。
(そういえば昼食をここで出すと言っていたな)
カノンは先ほどのやり取りを思い出す。出すといっても黒サガが作るわけはないので、従者に用意させるつもりなのだろう。
「…作ってやるか」
倉庫にある食材を計算しながら、カノンは台所へと向かった。雑兵たちが来てくれたお陰で、カノンの掃除分担が減り、そのくらいの時間が取れるのだ。サガへ自分が昼食を用意する旨の伝言を小宇宙通信で送り、下ごしらえの必要なものに手を付ける。
しかし、ジャガイモを剥き終わったあたりで、妙に雑兵たちの数が増えているような気がして、カノンは手を止めて小宇宙のカウントをしてみた。やはり増えている。
首を捻りながら食材の計算のし直しをしていると、サガから連絡が入った。
(人数が増えた)
(ああ、それは判っている。しかしお前も好かれたものだな)
(いや…増えたのはおまえのせいというか…昼食をお前が作ることを話したら、どこで聞きつけたのかお前のファンが集まってきてな)
(……)
何だそれは、とカノンはまた遠い目になったが、掃除の人手が増えるのはいいことだ。

カノンの手料理がずらりと卓上に並ぶ頃には、双児宮は今までにないほど磨き上げられ、塵ひとつなく白亜に輝く状態となったが、黒サガファンとカノンファンの雑兵が入り乱れる昼食会はとても濃い空間だった。
(二人で掃除をしたほうが、これほど疲れんぞ…)
カノンは雑兵たちのパワーに圧倒されながら、こっそり心の中で呟いた。

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食後の皿洗いは雑兵がやらされます。
今日もぱちぱち有難うございます(>ω<)本日も仕事を頑張るぞー!

職場は今日から怒涛のノンストップ8連勤なので、昨日あわあわと頑張ってSSや落書きのまとめをしたりしてました。
掃除もしよう!と思って写真にあるお魚型部屋クリーナーを買ってきたんですが、買ってきただけで満足してしまい、箱も開けていません。
双児宮も年末に向けて大掃除しないかな!
そうじきゅうなだけに。

とはいえ、あんまりゴミとか無さそうですよね彼らの宮…とくにサガ。普段の生活で出るゴミは普段きれいに片付けていそうですし、だだっぴろくていつもは使わない部屋などのホコリを、雑兵なんかと一緒に掃きだしたり柱を磨いたりする程度でしょうか。

Σ(゜◇゜)掃除にかこつけて入れてもらえる雑兵いいな!
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海界仕事で帰りが遅くなり、朝はゆっくり布団のなかで過ごそうと思っていたカノンは、宮に侵入するいくつもの気配を感じて仕方なく寝台からおりた。同じ辺りにサガの気配も感じるので、たとえ敵であろうが問題ないと思われるが、幼い頃から潜み暮らしていたカノンは他人の気配に敏感で、とても落ち着いて眠っていられないのだ。
銀盥に汲んである水で顔を洗い、入り口の方へと顔を出すと、そこには髪の黒い兄と幾人かの雑兵たちがいた。彼らは一様に箒や雑巾を持ち、黒サガの指示を仰いでいる。
おそらく宮の掃除をさせるつもりなのだろう。というかそれ以外考えられない。
それにしても、とカノンはその様子を眺めた。
(雑用をさせられるってのに、何でそんなに嬉しそうなんだお前らは)
雑兵たちの顔はいずれもやる気に満ち、明るく輝いている。
作業手順の説明が終わると、雑兵たちはそれぞれの分担場所へと散っていった。掃除をする領域には迷宮の力が働かぬよう、黒サガが調整をしてやっている。
「おはよう…何だあいつらは?」
カノンが声をかけると、黒サガは自身も掃除をするためか、髪をアップにしながら答えた。
「この広い宮内をわたしとお前だけで掃除するのは面倒ゆえ、彼らへ手伝うよう申し付けたのだ」
「ああ、それは判る。しかし随分と協力的な連中だな?」
さきほどの彼らの嬉しそうな顔を思い出し、カノンは首をひねる。
「礼を出すからではないか?昼食は双児宮で用意すると言ってある。雑兵にとって黄金聖闘士用の食事は馳走だろう」
階級社会である聖域において、身分の差は各所に現れる。食事や待遇などもその1つだ。その代わり、いざ戦闘となれば最も危険な場所へ先陣を切って飛び込むのが上位聖闘士の役目となるのだ。
「その程度であの喜びようか…?」
しかし、カノンは何となく納得がいかない。どうもそういう喜びようではなかった気がするのだ。しいていえば熱狂的なファンがアイドルを目の前にして舞い上がっているような。
「ああっ!」
突然叫んだカノンを、黒サガが『なんだ』という目で見る。
「あいつら見たことがあると思ったら、いつものお前のファンだろ」
「ファンかは知らんが、よく見る顔ぶれだな」
「お前、風呂場とか自分の部屋も掃除させるとか言ってないだろうな」
「言っているに決まっているだろう。捨てるもののなかで欲しい物があれば持ち帰って良いとも伝えてある。わたしには必要のない物でも、雑兵にとっては貴重であったりするものもあるからな」
すなわち、2~3回着用したものの趣味にあわなかった高位聖闘士用の稽古服の古着であるとか、皮のナックルであるとか、風呂用小物などだ。
要らぬ品々を下位のものへ譲り渡すこと自体は、リサイクルの面からも推奨されるべきことだろう。
しかし、カノンは遠い目で兄へ注意を促した。
「…お前、連中に拾った髪の毛とか持って帰られないように注意しろよ」
「彼らはそんなことはしない」
「まあ、そこまでしないかもしれないが…お前罪作りなのかサービスがいいのか…」
「何を言っているのかよく判らん」
複雑な顔をしているカノンを置いて、黒サガは布巾を片手にさっそく柱を磨き始めた。

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私が雑兵だったらサガの私室に入れてもらえるだけで感激ですよ。
今日もぱちぱち有難うございます!出勤前のカンフル剤です(>▽<)

屍姫の最新刊を買ってカバーをめくってみたら、神生真世(大僧正。見た目17歳くらいですが、それは絵柄のせいで実際には27歳くらいなのかなと思っていた)が43歳というプロフィールになっていて珈琲を吹きそうになりました。
ああ、うんサガ28歳なんてぜんぜん普通ですよ!

屍姫というのは僧侶が未練のある死人と契約し、それ使って敵に攻撃するシステムです。FSSのファティマといい、高い能力を持つものが契約者の道具として戦闘するという仕組みは大変美味しいですよね(>▽<)

カノン+死人返りサガとか、デフテロス+死人返りアスプロスとか時々妄想します。屍姫に対応させると大僧正ロス+屍法姫童子サガなんですけど、残念ながらロスが生きててサガが死んでいる時期というのが原作にない。いやそれ以前に、わざわざ何かと契約して攻撃力を得なくても、全員超絶な攻撃力の持ち主なんですが(汗)
あ、攻撃力のための死人蘇生じゃなくて、単純に生き返らせて自分のものにしたいからって理由でいいですよね。

デフテロスに最初に殺されたときのアスプロスなんて、生き返らされてデフテロスに従わなければならない…なんて事になったら、壮絶に暴れそうじゃないですか?
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デフテロスは手刀で自分の左腕に切れ目をいれ、血を溢れさせた。
血は腕を伝って赤い筋を作り、こぶしまで流れたあと滴って落ちる。
彼はそのまま、左手に握っていた小瓶の蓋をあけた。
かび臭い独特の匂いが鼻腔を刺激する。二百年以上空けられることのなかった、女神の血の入った小瓶。
デフテロスはその小瓶を傾け、自らの血とともに兄の胸へと注いだ。
胸にはぽっかりと穴が開いている。デフテロスが貫いてあけた穴だ。
黒く変色した血と引き攣れた肉がのぞいて見える。
アテナの血を自分のために使うことへのためらいは、兄を生き返らせたいという津波のような衝動の前では、砂の防壁ほどの力もなかった。
やがてアスプロスの身体がぴくりと動く。蘇生が始まったのだ。
胸の穴が、自然にはありえない形でみるみる塞がっていく。土気色であった肌は、異常に白めいているものの、ほんのわずかに赤みが差す。
「兄さん」
搾り出すように口から零れ落ちた呼びかけに応じて、アスプロスが目を開けた。しかし、そこにはデフテロスの好きだった青はない。
瞳全体がまるで血の塊であるかのように赤く、視線は憎しみに満ちていた。
「二番目ごときが!」
その第一声とともに、ざあっとアスプロスの銀髪は黒へと変じた。横たわったまま、悪鬼の形相で弟へと叫ぶ。
「この俺を蘇らせたことを後悔させてやる」
「兄さん」
またデフテロスは兄の名を呼んだ。
呪詛の言葉も耳に入ってはいなかった。ただもう1度兄が目を開いてくれたことが嬉しかった。跪いて兄の身体を起こし、抱きしめる。
アスプロスはまだ自分で動くことが出来ない。それでも出来る限りの力で暴れ、歯をむき出しにしてデフテロスへ噛み付こうとする。しかし、肌を食い破ろうとして出来ない。その事に気づいて、アスプロスがはじめて怪訝そうな戸惑いを見せた。
デフテロスは気にも留めず、ただ歓喜の表情で抱きしめ続けている。
「もう高みなんて目指さなくていい」
「ふざけるな、貴様、俺に何をした」
「何も。ただ蘇生者である俺を傷つけることは出来ないだけ」
赤い目に浮かんだのは一瞬の絶望と、新たなる憎悪だった。
「絶対に殺してやる。そして聖域の全てを滅ぼして、俺が教皇となる」
「兄さん、もういいんだ」
「殺してやる、殺してやる、殺してやる…」
叫び続ける兄の頭を、デフテロスはいとおしそうに胸へ抱きしめた。

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っていう王道な感じで。

サガが、スニオンに閉じ込めたカノンを生き返らせようとして(サガは弟が死んだと思ってる)タナトスを呼び出すっていうのも、タナサガ的で拙宅では美味しい妄想なんですけど(>▽<)
言われるままに身体を自由にさせたのに、「生き返らせることは出来ないな」って嘲笑されたあげく、去られてしまうという。タナトスからすると「死んでない者を生き返らせるのは無理」ってことなんですけど、それは教えてあげない。いや、伝えることでヒントはあげているんですけどね。そのヒント自体が代償なんですけどサガは気づかないのです。

朝から今日も駄目妄想で自己充足。年末に向けて頑張るぞー(>◇<)
ぱちぱち有難うございます!毎朝の元気の素です。

あと数十分も残っておりませんが、メリークリスマース!

先日『実はアスプロスが本当のハーデスの器だった』というトンデモな夢をみて、ないわー…と起きた後時セルフ突込みをしたというブログを書いたのですが、昨日は『実はデフテロスが(略)』という夢を見て、人間の脳というのは自分に都合の良い夢を見せてくれるのだなあ、有難うございますヒュプノス様とオネイロスの皆様って思いました。

デフテロスはハーデスの真の依代という運命を持つために、聖域の星見たち(教皇含む)をして『大凶星を持つ理由は不明だけれども、これは存在を絶対に表に出してはならない者だ』という占星結果になってしまい、迫害すら正当化されるような状況になったという。厄が表面化するまえに殺してしまおうという皆の意見のなか、それでもセージが『仮面をつけさせて存在を封じよう』と庇って命だけは助けたのでした…

なーんていう内容だったのですが、夢の中での私の脳は、ハーデスの降臨条件が「世界で1番心の清らかな者」であることは忘れていたようです。いやデフもお兄さんに関しては世界で1番純粋だと思いますけど、兄に対して心清らかかと言うと、そうでないようなげふげふ。すいません最後の方また願望が混じりました。

そうそう今日はクリスマスです。デフテロスが「ホワイトクリスマスを過ごしたい」って思いっきり直球なことを言っているのに、アスプロスが「そうか、しかし火山島であるこの島では雪を望むのは難しい。北欧のほうへ足を運ぼうか?」などと鈍感っぷりを炸裂させる日です。
しかして、兄と二人で北欧旅行というのも良いなと前向きなデフテロスですよ。

ホワイトクリスマスと白サガを絡めるのもいいですよね(>▽<)
白サガは聖人カテゴリな人なので、町に下りたとき、貧しい地区の子供たちに天使に間違えられるような王道コースもいいなあと思います。星の子学園でも可。
子供たちに「病気のお母さんに渡す花が欲しいです」とか「お店に並んでいるような美味しい果物を1度でいいから食べてみたい」って言われたサガは、黙って子供たちを南の国へ連れて行って、自生している花や果物を採らせてあげるんですよ。
天使に会った!っていう子供たちの言葉を信じない大人も、持って帰られた花や果物は冬の季節やこの国では手に入らないものばかりで、本当に天使が来たのかも知れないって神に感謝するのでした。
…ちなみに黒サガが同じ事をしてもいいなあ。黒サガもサガだから、弱いものには優しいところもあると思うんだ…子供は苦手そうですが(汗)盲目の子相手なら黒サガの見た目はクリアできますし…

超ドリーム!(>ω<;)

というような、ご都合SSを書きたかったのですが残業のため本日中に間に合いそうになく断念。サガが誰かに優しくされるようなお話も書きたいココロ…
今日もぱちぱち有難うございます。寒い日にも心が温まります。

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