星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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水鏡先生のクラテリスの白銀聖衣は、中に水を注ぐと未来を映し出す能力を持っていますが、その杯でもって自分の死後のコキュートスでの様子を映されたら、ちょっと考えてしまうかもしれないなあと思いました。
そこで恐れず逆に発奮して、かつての聖闘士たちを救おうと考えるのがLCのシオンなのですね。

でもアスミタとかあのコキュートスに居る気がしないんですが(化けてデフの元に来てましたし)、第8感レベルまで小宇宙を燃やせた人(シジフォスなども)は、死後も冥界の理に従わないですんでいるのかな?

それはさておき春の13年前ロスサガ
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満開のアーモンドの樹の下で、サガが幹を背に眠っているのがアイオロスの目に映った。
そよ風で枝が動くたびに花びらが舞い散り、サガの身体の上に積もってゆく。腰まで届きそうな銀糸の髪はふわりと背に広がり、たとえようもない美しさだ。
アイオロスは彼の元へと近付き、黙ったままかがみこんで静かに口付けた。彼が初めて触れる唇は、思ったよりは柔らかくなくて、それでいて吸い付くようだった。
そのままアイオロスはサガの顔を見つめ、困ったような顔をしてから立ち上がり、その場を去っていった。サガが寝ているフリをしていることに、気づかないフリをして。
サガもまたアイオロスが気づいたことに、気づかないフリをした。
誘ったのは明らかにサガであったが、サガが誘うよう望んだのはアイオロスのほうでもあった。
二人はそのようにして、幼かった今までの自分を、アーモンドの樹の下に埋めたのだった。

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ギリシアなので桜ではなくアーモンドで。今日もパチパチ有難う御座います!返信は夜にでもさせて下さいね(>▽<)

アフロディーテが星矢に「本当に男かよ」と言われながらも男らしいイメージだったのに対して、カルディナーレ様は薔薇の髪留めをしていたりして、身だしなみも美しく飾ってそうですね。だからといって女っぽいわけでもなく、不思議な人です。

で、白サガも薔薇の髪留め似合うと思うんですよ。黒サガも赤薔薇の髪留めが似合いそう。カノンも統合サガよりは全然いける。デフテロスも鬼バージョンだと薔薇も食ってしまいそうですが、お兄さんの前の乙女状態なら超いけますよ。アスプロスは全く問題なくいけますね!
花を頭に飾るのではなく、あくまで髪留めというのが私の中で高得点です。後ろで長髪をひとまとめにして、その根元に薔薇の花。可愛いなあ。ちゃんと車田絵で想像してますから!

デフテロスは兄を平気で花で飾りそうです。そうするとアスプロスは「お前にも」とデフテロスの髪にお揃いで花を挿してあげるわけですよ。お兄さんの前では超可愛く似合ってるデフですが、お兄さんから離れて鬼状態になると途端に似合わなくなるとかね!でもお兄さんが自らつけてくれた花を外したりは出来ないデフ。
その状態で村に下りて、あのバーサンを恐れおののかせればいいですよ!遊びに来たテンマも突っ込んでいいのか判らなくて、見てみぬフリをしますよ!

まあアスミタあたりなら、鬼状態のデフでも「似合っているぞ」と言いそうですけどね…それを聞いたアスプロスがムっとして弟の花をとってしまうとかね!無意識のヤキモチですけど、そんな兄の心の機微に疎い弟はしゅーんとしますよ。どんな乙女ワールド。

今日もパチパチありがとうございます(^▽^)心の糧です!

昨日はエイプリルフール企画にお付き合い下さり有難う御座いました。嘘企画というよりも、4月1日を言い訳に妄想をいつも以上に滾らせているだけという感じですが、びっくりするほど大勢の方に暖かなお祝い拍手を頂き、幸せ気分です。拍手SSも変えておきたかった…!
他所様の企画も存分に楽しませて頂きました(^▽^)

エイプリルフールのwiki頁を見ると『フランス語では「プワソン・ダヴリル」(Poisson d'avril, 四月の魚)と呼ばれる』などと書いてあり、何だかアフロディーテネタで書けそうな語感ですよね。
この四月の魚という呼び方にも諸起源説があるようなのですが、アフロディーテに引っ掛けるのならば『4月になると太陽が魚座をはなれるので、それが起源という説』や『サバ=maquereauには誘拐者、俗語で“淫売宿の主人・ひも”という意味もあり、4月は人をだます者が多いからということが起源であるという説』(by All About)あたりが使えそうです。…NDのカルディナーレは、まだ嘘をついているのだと信じてる…!ND感想はまた後ほど(>ω<)

さらに『なお、日本では4月1日は、「日ごろの不義理を詫びる日」だった』(by wiki)などともあり、まさに私は昨日いろいろ詫びるべきでした(汗)

ちなみにカノン島観光案内頁(案内人デフテロス)という企画案もあったのですが、時間が無くて流れました。デフテロスとアスプロスの愛の巣捏造同居小屋とか捏造露天風呂とかいろいろ案内したかった…!

デスマスクのことは何だかんだで頼りにしているサガ。
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「それでアンタはオレに記念ケーキを作れと言う訳ですかい?」
「ああ、そのあたりの市販のものより、お前の手作りの方が見栄えもよく美味しいのでな。勿論礼はする、デスマスク」
蟹座の聖闘士に頭を下げているのは先輩聖闘士のサガだ。サガは聖闘士でありながら仕えるべき神アテナに反逆した過去を持つが、今はこともあろうに元敵神のタナトスの元へ輿入れをしている。
何をしでかすか判らないという意味ではサガらしい状況だが、嘗て彼を自らの主と定めていたデスマスクとしては、大分複雑な気持ちではある。
「駄目か?」
しかし、穏やかに多少の気安さも含んでの目線を向けられると、否とは言えない。
「アンタの頼みをオレが断ったことなんてありましたっけ」
「いいや」
遠まわしに了承すると、サガは嬉しそうに微笑んだ。
デスマスクはポリポリと指先で頬をかき、思い切ってサガに尋ねた。
「アンタ、あの神のどのあたりが好きなんですか」
突然の問いにサガは目を丸くしたものの、直ぐにその目は細められる。
「そうだな…タナトスはわたしに安らぎと居場所をくれる」
「はあ?」
「彼の子を成せるわけでもなく、家事に長けているわけでもなく、同じ志を胸に冥王のため働けるわけでもなく、力としては神である彼のほうが上であるから、伴侶として彼を守り抜くという役割もおそらく出来ぬであろうわたしのような者を、かりそめとはいえ嫁として傍に置いてくれると言うのだ。それだけでも文句のつけどころの無い夫であろうよ」
サガの表情には、卑下ではなく本気でそう思っている様子が伺える。
この世にあれば引く手数多であろう自分の価値を、タナトスに与える事で相殺しているかのようにも見えて、デスマスクは内心で溜息をついた。
タナトスのことを好きか嫌いかと問われたら、サガは確かにタナトスが好きなのだ。そうでなければ誇り高いこの男が、そのような役割を無意識であれ相手に渡すはずが無い。
そして、死の神タナトスの事を好きになるほど、サガの心は乾いていたのに違いなかった。
「アンタが納得しているのなら、それでいいさ。それで、その結婚一周年記念ケーキとやらには何かリクエストがあるかい?」
どんな形であれ、13年間刻まれ続けたサガの傷が癒せるのならば、多少のことは目をつぶろうとデスマスクはそっと胸のうちで呟いた。

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甘さ控えめのチョコケーキを作る事になりました。
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