星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
いいたい放題の映画感想タイムその3(>▽<)ノ
…感想というよりも妄想タイムになっておりますが、以下ネタバレご注意下さい。
…感想というよりも妄想タイムになっておりますが、以下ネタバレご注意下さい。
サガ関連に入る前に、今回の映画で、孤児を聖闘士にするという部分に関して目ウロコだったことがあるんです。
原作にしろTVアニメにしろ、子供たちが無理やり修行に出されて聖衣を取得するよう強制されるじゃないですか。とくに原作では情が移らぬよう籍に入れず、自分の子供なのに死地へ送り出しちゃう。生きて戻ったのは100人のうち10人だけ。一輝などそんな光政の血を憎み、暗黒聖闘士を率いて襲って来たりもします。
だから「女神や平和のためという題目で、子供に犠牲を強いるこの関係は聖闘士という存在の影の部分だな(しかしそこがまた奥深い)」っていうイメージしか持ってなかったんです。
ところがですね、今作品では星矢が言うんですよ「何も持っていない孤児の俺たちが、お姫様のナイトになれるって城戸じいさんが言うんだ。そのことがどれだけ励みになったか(超うろ覚え大意)」
そ、そんな前向きな解釈も出来たとは!Σ(゜◇゜)
純粋に憧れをもって聖闘士になれるという幸福!
映画では、アイオロスが女神を託すときに、「女神を守る聖闘士たちが育つまで頼む」という依頼の仕方をするんですよ。そして空には5つの流星が。最初から5人の少年が聖闘士となることが約束されているんですね。犠牲がないんです。
血なまぐささのないアテナというのは、本当にお姫様位置だなあと思いました。
あとアイオロスは予知・預言の出来る感じなのかな?死ぬ間際であり神託が下ってたのかもしれませんが、「今いる聖闘士の誰かがきっと助けにくる」じゃなく「今から聖闘士が育つ」前提で伝えてるんですよ。映画の黄金聖闘士は神のような存在と言われているだけあり、それぞれに特殊能力をいろいろもってそうなイメージです。
あと、宝瓶宮での戦いって海界神殿ぽいと前回の感想で書きましたが、一般的に(星矢世界での話ではなく)海界ってあの世=死後の世界と同義な部分もあるじゃないですか。
デスマスクの積尸気冥界波から氷河をかっさらって自分の宮へ呼び込んだカミュですが、カミュの世界もわりとあの世寄りなのかなって思いました。何でかっていうとデスマスクに勝った紫龍が元の世界(巨蟹宮)へ戻ってくると、となりに氷河の肉体も倒れてるんです。つまり氷河の方も精神世界での対戦してたのかなあという…妄想ですけれども(汗)
でもってサガですよ。
正体を曝したサガは、「女神を殺して俺が宇宙の造物主になる!」みたいなことを言い、聖域を破壊し始めます。巨大な石像兵を動かしたり迫力!この石像兵には黄金聖闘士たちが協力して立ち向かいますよ。ちょっと奥さん、黄金聖闘士の協力戦闘なんて、エピGくらいでしか見れないと思ってましたよ!(冥界キャンディーズは敵側ですし、真紅でのシュラ+カミュはあっという間すぎて…)
で、ですね。原作の黒サガはまがりなりにも「地上の神になるのだ」だったじゃないですか。人々を守る名分を持っているんです。しかし映画のサガは宇宙全体の支配を考え、もう地上関係ないんですね。スケールアップはしているけれども、より人間から離れちゃってる。
TVアニメの悪サガもなかなかヤンチャでお馬鹿さんでしたが、映画のサガは同じくらいお馬鹿さんです(^-^;)一人称は「俺」で、凄く恰好いいけど頭のいいお馬鹿さんです。聖者成分はゼロです。
あと、原作やTVアニメのサガは、偽教皇としてアテナのための体制を利用しようとしましたけれど、最後の対峙自体は自分の力で女神に対抗しようとするじゃないですか。
映画のサガは女神から奪った力で対抗しようとするんですね。そのあたりが、精神構造が大分違うんじゃないかなって思うんです。前者は「自分には力があるから上にたつべき」「力のない小娘では地上を護れない」という強烈な自負心があるのに対し、後者は敗者のひがみの部分が大きくて、「他者の力を使ってでも上に行きたい」という上昇志向といいますか。
サガは巨大な石像を操るだけでなく、自分も周囲の建造物と一体化して巨大な蛇のような存在になります。半分埋まってるサガはもうフリークスのよう。
対抗する星矢も神の力を受けながら戦うんですけど、ペガサスの聖衣ではそのエネルギーに耐えることが出来ません。
しかし皆の応援を受け、聖衣はサジタリアスのものへと変わり、沙織ちゃんとともに黄金の矢でもってサガを下すのでした。
他媒体のサガと違い、このサガは借り物の力とはいえ、いっとき神になれました。力部分だけですけど。だから黒ちゃん願いが叶って良かったね…とも少しだけ思うのです(>ω<。)サガファンとしては、黒ちゃんの願いもちょっと叶えてあげたかったので…
それに、このLosサガはちょっとお馬鹿さんだから、神になれた(野望が成就した)上で叩きのめされないと、きっと何が駄目なのか理解できない!
原作のサガはムウに「善と悪のはざまで一番苦しんでいたのはサガかも」みたいに言ってもらえますけど、映画サガは「アイオロスへの嫉妬が心に闇を入れた」みたいに言われちゃう。
ちょ、嫉妬が原因なの!?
これまたあからさまな原因来た!Σ(゜◇゜)
まあ原作サガは、『確かに優れてるけど心に邪悪が潜んでるみたいだから』という選抜漏れなのに対し、映画のサガは普通に教皇選で敗れてそうだからなあ。そりゃ妬くし敗北感で歪むわあ…(・~・)
アテナとして聖域に戻った沙織ちゃんは、聖域の皆に所信表明のような宣言をします。その合間に討たれて倒れたときのサガとアテナのやりとりが思い出として流れる構成なんですが、そこでサガは沙織ちゃんに「取り返しのつかない過ちをおかしてしまうところだった」的な事を言うんですよ。アテナは特に駆け寄ることもなく頷きます。敵にはシビアな沙織ちゃん…
いやシビアというかこういう形の慈愛なのかな。死にゆくサガの言葉を聞いてあげつつ見守るという、節度のあるやさしさ。
そしてサガは「その前に止めてくれて青銅たちに礼を伝えてくれ」とも言うんですが…サガよ、もう取り返しついてないから!アイオロス殺した時点で駄目だから!まあ、サガの野望が本当に成就するってことは、女神死亡+サガによる新しい世界の作成(乱世の予感)なので、確かに迷惑度のレベルが違いますけれども(>ω<;)
このアスプロスと海界時代のカノンが混ざったようなサガは、お馬鹿さん過ぎて嫌いになれないといいますか、むしろ哀れと言いますか、駄目すぎて可愛いなって気になってきた私が駄目だ!(>△<;)だ、駄目な子に弱いんですタナトスとか。
だってこのサガ、一人ぼっちなんですよ。年中組も味方じゃない。白黒人格分かれてないので、本当に独りで全部やらかしてるんです。で、頑張って神の力を手に入れたのに、沙織ちゃんには「バカみたい。この力は壊したり傷つけたりするための力じゃないのに」って言われちゃって…ほんと何でいきなり力を持ったら破壊行為始めるの映画サガよ。そんなに自分を1番に認めなかった聖域が嫌いですか。
白サガがいなくて黒サガだけが暴走したらどうなるかという見本ですね。
うん…まあドンマイ(・ω・)b
でもこのサガなら、もし生き残ったとしても何か図太くやり直す気がする。周囲もわりとそれをイジりつつも受け入れる気がする。そんでもってイジりすぎて時々サガがまた爆発する気がする。
そういう感じの世界観ぽい気のする映画聖域でした。
全部「気がする」だけの思い込み感想!
まだ1回しか見ていないため、また他の方のレビューも拝読していないため、大きな勘違いとかしてそうですがご容赦下さい(汗)2回目はもっとしっかり観てこようと思います(^▽^)戦闘シーンももっとちゃんと見るのだ!
そして今からよそ様のご感想巡りもするのだ!(>▽<)すっごくすっごく楽しみにしてたので、映画を観に行く時くらい嬉しいです!
今日もぱちぱち有難うございます!毎日のエネルギー源です!
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さっそく映画関係のサイトを巡ってきたら、さとうけいいち監督のサイン入り色紙の写真が公式LOS映画ツイッターのとこで見れてですね、この色紙のイラストがLOSサガなんですけど、発狂レベルに可愛いいいいいいいいいいいいいい!
ツイッターってどうやってリンクしたらいいのか判らなかったので貼れませんでしたけど、バンダイコレクターズ事業部公式ツイッターの6月22日のとこです。これ反則的!(>△<)
そしてセインティアの久織ちまき先生のLOSサガも反則的に恰好いい!
あと反則といえばLOSサガのフィギア買うと、映画カラーのサガマイスも買えるようですって聖闘士星矢速報でみたんですけど、なにそれ反則!(>△<)
全員に購入させてよー!