星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
兄弟や双子間の行き過ぎた愛情っていいですよね。
うう、SSS書いていたらもう出勤時間…!
8/26 AK様>JUNKの歪んだ光へのお言葉ありがとうございます(^^)SSSにも目を通してくださる方がおられるというのは凄く励みになります。実際のアイオリアは歪みなどに負けず真っ直ぐに生きていくだろうなと思いつつも、でも13年間というのは軽い年月ではないだろうなと思うと、たまに歪んでいたら可愛いなと腐妄想してしまいます。13年前にアイオロスに置いていかれたトラウマというのは、兄への愛情が深ければ深いだけ残ると思うのです。兄が逆賊ではなかったという汚名は返上されても、「置いていかれた」という部分は変わらないので、微妙な傷が残ったままだったりしたら美味しいなあという妄想!さらに黒サガが絡むと私が嬉しい!
…という勝手設定なお話なのですが、AK様が続きを読みたいとおっしゃって下さいましたので「また妄想してもいいですか!いいですとも!(>▽<)」と責任をなすりつけつつ書かせていただきました(ドキドキ)歪んだ光のアイオロスは皆にモテてます。黒サガも多分最終的にはアイオロスが好きです。もちろんアイオリアはロス大好きっ子です。駄目スパイラル。
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(歪んだ光・2)
「最近お前は双児宮によく出かけているそうだな」
アイオロス兄さんが、食卓のパンを手に取りながら何気なく聞いてきた。
「ああ、宮も近いから」
俺も何気ない風に答える。
「心境の変化でもあったのか?以前はサガを避けていただろう」
兄さんの直球なところは、兄弟同士の会話だからという気安さもあるかもしれないが、ほとんど性格によるのだろうと思う。兄さんはサガと違って隠し事は好きではないし、言葉を余計な修飾語で飾ることもしない。
「別に避けていたわけではないさ。接する機会が少なかっただけだよ。同じ黄金聖闘士同士、仲良くしたほうがいいと兄さんだって思うだろ」
つい饒舌になってしまうのは、心のどこかで言訳をしたがっていたからかもしれない。
兄さんは少しためらうように一拍を置いてから俺に聞いた。
「サガに何かされたのか?」
「何でそう思うんだ?サガはどちらも優しいぞ」
どちらも、という部分を言外に強調する。
兄さんはサガとの過去を流し、仲良くやっているけれど、黒い方のサガとは未だに疎遠だ。というより黒のサガの方が兄さんを受け付けない。
黒のサガは頑ななまでに兄さんを拒否する。その代わりに俺を受け入れる。
兄さんが真っ直ぐに俺を見た。
「しかし、お前はあのサガといる時に楽しそうにしているが…笑っていないじゃないか」
心臓をわしづかみにされたような気がした。
それが悔しくて、俺も兄さんに言ってやった。
「笑う必要がないからな。サガはこのままの俺が好きだと言ってくれたし」
初めて兄さんの顔がこわばった。
「ベッドの中でもサガは優しかったよ」
ガタン、と兄さんがテーブルに両手を付いて椅子から立ち上がる。
へえ、兄さんでもそんな顔が出来るんだ…と、どこか他人事のような感想が胸のうちを流れる。
ごめんな、兄さん。そんな顔をさせたいわけじゃないのに。
そう思いながら、俺はどこか深いところで満足している自分に気が付いた。
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…という勝手設定なお話なのですが、AK様が続きを読みたいとおっしゃって下さいましたので「また妄想してもいいですか!いいですとも!(>▽<)」と責任をなすりつけつつ書かせていただきました(ドキドキ)歪んだ光のアイオロスは皆にモテてます。黒サガも多分最終的にはアイオロスが好きです。もちろんアイオリアはロス大好きっ子です。駄目スパイラル。
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(歪んだ光・2)
「最近お前は双児宮によく出かけているそうだな」
アイオロス兄さんが、食卓のパンを手に取りながら何気なく聞いてきた。
「ああ、宮も近いから」
俺も何気ない風に答える。
「心境の変化でもあったのか?以前はサガを避けていただろう」
兄さんの直球なところは、兄弟同士の会話だからという気安さもあるかもしれないが、ほとんど性格によるのだろうと思う。兄さんはサガと違って隠し事は好きではないし、言葉を余計な修飾語で飾ることもしない。
「別に避けていたわけではないさ。接する機会が少なかっただけだよ。同じ黄金聖闘士同士、仲良くしたほうがいいと兄さんだって思うだろ」
つい饒舌になってしまうのは、心のどこかで言訳をしたがっていたからかもしれない。
兄さんは少しためらうように一拍を置いてから俺に聞いた。
「サガに何かされたのか?」
「何でそう思うんだ?サガはどちらも優しいぞ」
どちらも、という部分を言外に強調する。
兄さんはサガとの過去を流し、仲良くやっているけれど、黒い方のサガとは未だに疎遠だ。というより黒のサガの方が兄さんを受け付けない。
黒のサガは頑ななまでに兄さんを拒否する。その代わりに俺を受け入れる。
兄さんが真っ直ぐに俺を見た。
「しかし、お前はあのサガといる時に楽しそうにしているが…笑っていないじゃないか」
心臓をわしづかみにされたような気がした。
それが悔しくて、俺も兄さんに言ってやった。
「笑う必要がないからな。サガはこのままの俺が好きだと言ってくれたし」
初めて兄さんの顔がこわばった。
「ベッドの中でもサガは優しかったよ」
ガタン、と兄さんがテーブルに両手を付いて椅子から立ち上がる。
へえ、兄さんでもそんな顔が出来るんだ…と、どこか他人事のような感想が胸のうちを流れる。
ごめんな、兄さん。そんな顔をさせたいわけじゃないのに。
そう思いながら、俺はどこか深いところで満足している自分に気が付いた。
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